部紹介

科学部

【科学部】千年希望の丘 相野釜公園での植樹(新入部員研修②)

岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり、この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと、震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが、その内の約半数となるは岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、「あわ紅桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて、千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。

相野釜公園のすぐ裏は海となっており、塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「あわ紅桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。

はじめに、交流センターの職員の方々より、岩沼市の復興を象徴する「千年希望の丘」が整備されるまでの内容を映像を用いて説明していただきました。

「あわ紅桜」を植樹する場所を掘削しています。

排水性向上のため、従来の桜植樹法「メッチャいい法New」に排水層を追加した「メッチャいい法New Plus」での植樹を行います。写真は排水層を作る様子。

植樹場所の調整を行っています。一度植樹したら動かせないので、神経を尖らせて行います。

水極め時に自作の「宮農式桜活力剤」を一緒に入れることで生育の活性化を促します。

無事「あわ紅桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。

 その後は、千年希望の丘第2号付近に植樹されている桜の生育調査と害虫駆除を行いました。

最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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【科学部】バイオの技術で桜の増殖(新入部員研修①)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

4月17日(水)に新入部員歓迎会が行われ、4月19日(金)より新入部員の研修会が行われました。

初日である4月19日(金)は桜の増殖になくてはならない、植物バイオテクノロジーの基礎ともなる寒天培地の作成方法について先輩方に教えてもらいました。

オートクレーブ処理(滅菌処理)前の様子です。新入部員がアルミ蓋をした培養フラスコを先輩方が一つ一つチェックしています。

翌日4月20日(土)には作成した桜をカットし、寒天培地に無菌条件下で植えていきました。先輩に隣についてもらい、分からないことを聞きながら実験を行っています。

ラベルを貼り、培養した桜の品種が分かように整理しています。

無事、培養することができました。

その後は外に出て、学校の周りに植樹されている桜の説明を受けました。……実はこの桜、被災した広浦校舎に植えてあった桜を植物バイオテクノロジーの技術で増殖させたクローンなのです。

 

これにて新入部員研修①は終了となります。次回は培養後、大きくなった桜を実際に被災地に植樹していきます。

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【科学部】「玉夢桜」花開く

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種の桜が人工交配により宮農で誕生。東日本大震災により集団移転先になった岩沼市玉浦西地区と丸みを帯びた花の形から「玉」、早期復興を成し遂げて夢や未来に思いをはせてほしいとの願いを込めて「夢」を選び、「玉夢桜」と命名。正式に新品種として認定され、復興を象徴する桜となりました。

そして、本日。遂に「玉夢桜」が本校でも開花しました。本校敷地内での開花は初となります。

この丸みを帯びたかわいらしい花の形こそ「玉夢桜」を象徴するものとなっております。

今後も桜での被災地復興を目指して、より一層励んで活動をしていきます。

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【科学部】広島県姉妹ユニットMebius来校

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

今年2月、科学部は2018年の西日本豪雨災害からの復興を祈り、被災地間をつなぐ希望の桜として「玉夢桜」を広島県に贈りました。「玉夢桜」はかつて多くの桜があったが、西日本豪雨災害により桜が失われてしまった大原地域の公園に植樹されました。そのお礼に4月15日、広島県姉妹ユニットのMebius様が来校しました。Mebius様には、東日本大震災で本校が被災した際に、広島県の代表となって義援金の呼びかけを積極的に行なっていただき、自身のライブや芸能活動時の募金活動や売上金の一部を義援金として、教材等の支援をいただきました。さらに、2011年度の卒業式でも、特別ライブを行なっていただき、震災で傷ついた宮農生の心を癒し、励ましていただきました。

はじめにパワーポイントを用いて、宮農の震災後の復興と広島県からの支援、被災地間をつなぐ桜「玉夢桜」誕生秘話や科学部の研究活動について説明しました。

無菌培養実験室でクリーンベンチを用いた「玉夢桜」の無菌培養方法について説明する生徒。

無菌培養室では、無菌培養後の「玉夢桜」がその後どのような環境で培養されているかを説明しました。

フラスコから出して徐々に外の環境に慣らしていく「順化」について説明する様子。

「順化」後、外の圃場にて栽培中の「玉夢桜」について説明する生徒。

Mebius様、ご来校いただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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科学部の活動

求む、地域を愛する研究者!

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。

今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

2023年度の活動実績

ボランティア・アワード2023全国大会 ライオンズクラブ賞

第74回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞

令和5年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅱ類最優秀賞

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(科学部)エフエムなとり放送番組の出演

本日エフエムなとり放送番組 なとり市長の「こんにちは!しろうです。」 に科学部が出演しました。この番組は山田司郎名取市長が、市内で活躍・活動している方を迎え、アットホームな雰囲気で語り合う30分番組です。市長の前で緊張しつつも、科学部が行っている被災地での桜の植樹活動についてしっかりとお話することができました。3月からの放送となりますので是非聞いてみてください。

放送日時

①3月6日(水)12:00~12:30 ②3月10日(日)12:30~13:00 ③3月13(水)12:00~12:30 ④3月17日(日)12:30~13:00 ⑤3月20日(水)12:00~12:30 ⑥3月24日(日)12:30~13:00 ⑦3月27日(水)12:00~12:30 ⑧3月31日(日)12:30~13:00

また、インターネットで同時放送を行っているので、名取市外の方も聞くことが出来ます。詳細は エフエムなとりなとらじ801のホームページ をご確認下さい。

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(科学部)震災遺構福島県浪江町立請戸小学校への「玉夢桜」植樹

(ご注意)

今回の記事の後半には、津波による請戸小学校校舎の被害の写真などが含まれています。ご覧になった時に精神的なストレスを感じる方もいらっしゃる可能性がありますので、ご覧になる場合はご注意いただきますようお願い致します。

 

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種「玉夢桜」が生まれ、この桜は復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜となりました。そして、植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、津波に襲われた福島県内唯一の震災遺構である「震災遺構浪江町立請戸小学校」へ「玉夢桜」植樹のため訪れました。

「さくら植樹」の開会式にて東日本大震災後の宮農での桜の植樹に関する活動と「玉夢桜」について紹介させていただきました。

立派な看板も作成していただきました。

浪江町長の吉田様とイオン東北株式会社代表取締役の辻様とともに「玉夢桜」の植樹を行っている光景。

植樹場所は沿岸部より300m。塩害のリスク上昇のため、難しい植樹となります。前回千年希望の丘で植樹したのと同様に、今回も「玉夢桜」の復興を象徴する桜としての成長を願い、「宮農式桜用活力剤」を入れました。

植樹後は、震災遺構浪江町立請戸小学校を見学させていただきました。請戸小学校には15mを超える高さの津波の痕跡が震災当時のまま残っています。広浦にあった頃の宮農と請戸小学校は太平洋からの距離が偶然にもほぼ同じです。

壁も天井も剥がされるように流された状況が津波の破壊力を物語っています。

浪江町のみなさま、イオン東北株式会社のみなさま、公益財団法人イオン環境財団のみなさま、北都グリーン株式会社のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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(科学部)一目千本桜再生プロジェクト④おおがわらオータムフェスティバルへの出店

大河原町・柴田町には、一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では、毎年天狗巣病剪除作業を行い、この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし、植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており、衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し、樹木用の活力剤を作成し、一定の効果が認められるものの、植樹されている場所の土壌の状況が良くなく、土壌改善が必要であることが判明しました。一方で、本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため、土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで、柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて、東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として、一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

2023年3月21日(火)柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換はこちら

2023年3月25日(土)大河原町長からの激励と2校合同プロジェクトの詳細はこちら

2023年9月20日(水)半年ぶりの現地調査はこちら

本日はより多くの方に「一目千本桜再生プロジェクト」について知ってもらうために、白石川公園で行われた「おおがわらオータムフェスティバル」に柴田農林高等学校と共同で研究成果報告のための出店を行いました。

柴田農林高等学校の「桜用植物活性剤」手づくり講座の様子。作成手順に関して多くの来場者がメモを取っていました。

宮城県農業高等学校では震災後の被災地での桜の植樹活動と「竹式メッチャいい法」の実験結果についての報告を行いました。発表後は多くの質問を受けました。

大河原町・大河原町商工会・大河原町観光物産協会のみなさま、宮城県柴田農林高等学校のみなさま、大河原町樹木医の尾形政幸先生、本日はありがとうございました。今後も千年後まで桜で人を笑顔にできるよう活動を続けていきます。

おおがわらオータムフェスティバルのホームページはこちら

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

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(科学部)なとりん号オープニングセレモニーへの参加

10月1日より、宮農生も通学時に利用している乗合バス「なとりん号」の運行事業者が変更となり、それに伴って運行方式やルート、ダイヤなどが大きく見直され、実証実験運行がスタートします。この変更に伴い、10月1日にはイオンモール名取にてオープニングセレモニーが開催されました。

なとりん号の事業者変更についての詳細はこちら(名取市のホームページへ)

科学部もオープニングセレモニーのボランティアと学校紹介のため、本イベントに参加しました。

宮農のラッピングが施されたバスです。外装のアルミボードには花の形をした野菜を輪切りにした模様がデザインされています。

宮農ラッピングバス車内の様子です。左上の広告は科学部の広告となります。10年を超える桜の植樹活動が広告といった形で掲載され、地域に発信されます。

なとりん号の広告掲載に込めた思いについての取材を受けている様子。緊張しながらもしっかり答えています。

 

オープニングセレモニーでのボランティア活動の様子。スライム作り体験を行いました。スライム作りの体験者は100人を超える大盛況でした。スライム作り体験は10月28日実施の宮能祭でも実施予定です。是非足を運んでみて下さい。

学校紹介ブースでは部長が宮農について熱く、詳しく説明を行いました。

今回のイベントに携わって下さったみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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(科学部)石巻復興の森植樹祭への参加

宮城県石巻市では、東日本大震災を乗り越え次世代へメッセージをつなぐ「復興の森植樹祭」が行われています。普段の活動で被災地への植樹を行っている私たちも本企画に感銘を受けて今回、公益財団法人イオン環境財団主催、宮城県や石巻市共催で行う、石巻南浜津波復興祈念公園への5000本の植樹を行う「石巻復興の森植樹祭2023」に参加してきました。

現地では500名を超える参加者のみなさまと共に、カスミザクラのような桜を含む様々な樹種の苗木を植樹しました。

水極めを行っている様子です。普段の桜の植樹で行っているノウハウが役に立っています。

公益財団法人イオン環境財団のみなさま、石巻南浜津波復興祈念公園参加型運営協議会のみなさま、国土交通省東北地方整備局東北国営公園事務所のみなさま、そして一緒の植樹を行った多くのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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(科学部)一目千本桜再生プロジェクト③半年ぶりの現地調査

大河原町・柴田町には、一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では、毎年天狗巣病剪除作業を行い、この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし、植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており、衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し、樹木用の活力剤を作成し、一定の効果が認められるものの、植樹されている場所の土壌の状況が良くなく、土壌改善が必要であることが判明しました。一方で、本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため、土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで、柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて、東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として、一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

2023年3月21日(火)柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換はこちら

2023年3月25日(土)大河原町長からの激励と2校合同プロジェクトの詳細はこちら

はじめに、柴田農林高校で行われているミニチュア版竹式メッチャいい法実験区や桜用活力剤実験区の実験結果報告を受けました。

その後、今年3月に竹式メッチャいい法実施し、桜用活力剤施用した場所へ移動しました。

竹式メッチャいい法の竹が残っているのを見て指を指す宮農生と柴農生。

宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

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(科学部)ライオンズクラブ賞贈呈式(高校生ボランティア・アワード)

高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。本校も桜を用いた地域親交活動とその研究について、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会で発表した結果、ライオンズクラブ賞を受賞。本日、贈呈式のために東京より公益財団法人風に立つライオン外部理事の今井文彦様が来県されたのをはじめ、名取ライオンズクラブより佐藤康浩様、菅井誠次様、砂金喜一様、洞口勝則様の5名が来校されました。

贈呈式に至るまで

2023年8月10日(木)ボランティア・アワード2023全国大会についての詳細はこちら

全校生徒の前で表彰状、トロフィー、活動支援金、オリジナルトートバッグが贈呈されました。

贈呈式後は植物培養実験室にて、東日本大震災後の被災地復興を目指して始まった1000本を超える桜の植樹に関する活動報告をしました。

その後、研究室内の案内をし、栽培中の玉夢桜についても見ていただきました。順化室では栽培実験中の桜の様子や8月にJICA課題別研修にて外国人研修員の方々が移植をしていった玉夢桜についての説明も行いました。

2023年8月14日(月)JICA課題別研修にて外国人研修員への活動報告についての詳細はこちら

今井文彦様、名取ライオンズクラブのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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(科学部)名取市図書館に宮農科学部コーナー登場

10月1日(日)まで、名取市図書館の3階情報発信コーナーにて、科学部 桜プロジェクトチームの取り組みを展示しております。是非ご覧いただければと思います。

宮農オリジナル桜についてのオリジナルブックマークも配布しております

名取市図書館のホームページはこちら

名取市図書館のFacebookで取り上げられています 詳細はこちら

7月30日に名取図書館で行われた「Let‘s理科読」運営協力についてはこちら

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(科学部)JICA課題別研修にて外国人研修員への科学部活動報告

IDACA(アジア農業協同組合振興機関)は、農業協同組合振興に向けた人材育成のために研修を実施している団体です。今回はJICAから受託した課題別研修「農民組織の設立・強化」コースの研修の一環で,本校が視察地の1つとして選ばれました。ザンビアやインドネシア等9カ国の農業省等から参加をしている研修員の方に、科学部が東日本大震災後の12年間の桜を用いた地域復興活動と地域振興活動について報告することとなりました。

今回の研修には9カ国10名の行政官や農業協同組合関係者が参加しました。

パワーポイントを用いて、活動報告を行いました。スライドも英語バージョンになっております。

実験室では、復興を象徴する「玉夢桜」の増殖法についての説明を行いました。

また、育種圃場では、フラスコから出して2年後の「玉夢桜」についての説明を行いました。写真は参加者からの質問を受ける生徒の様子。

「玉夢桜」の移植体験も実施しました。参加者に対して、丁寧に移植の方法を伝える生徒の様子です。ポットには参加者一人ひとりの名前を書いてもらいました。

最後に移植を終えた「玉夢桜」とともにみんなで記念写真を行いました。アジア農業協同組合振興機関ならびに参加者のみなさま、本日はありがとうございました。移植を終えお預かりした「玉夢桜」はこちらで丁寧に管理致します。お立ち寄りの際は是非、お声がけいただければと思います。

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(科学部)全国大会ボランティア・アワード「ライオンズクラブ賞」受賞

 

高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。学校や活動分野の垣根を越えて交流し、お互いの活動の理解を深め、連携し助け合い、切磋琢磨してもらうことを目的としています。本校科学部の桜を用いた地域親交活動とその研究について6月の予選会で発表した結果、予選を通過し、全国大会への出場が決まりました。そして、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会に出場してきました。

8月9日、8月10日の2日間、ボランティア・アワード2023全国大会出場のため、新宿住友ビルを訪れました。

ブース発表のためのブースを作成する生徒の様子。協力しながら作成しております。

無事、ブースの設営が完了し、白衣も着て準備万端です!

ブース発表では来場者に対して生徒が「被災地復興と桜にかける想い」について、パネルを使用して懇切丁寧に説明していきました。ブースには常に来場者と説明している生徒がつき、開会後来場者がいなくなることは一度もないほど注目されるブースとなりました。

会場ではオリジナル手作りブックマーク(栞)の配布も行いました。

また、本大会には日頃より親交のある、同じく桜についての研究を行っている沖縄県立北部農林高等学校や本校の桜を用いて作成した線香を展示した大阪府立堺工科高等学校定時制の出場もあり、生徒にとってより大きな学びの場となりました。写真は北部農林高等学校の生徒より桜の研究内容についての説明を受ける宮農生徒。

沖縄県立北部農林高等学校との桜に関する情報交換会(2023年3月21日)はこちら

大阪府立堺工科高等学校定時制との交流会(2021年3月16日)はこちら

 表彰式ではなんと、協賛(企業)賞となるライオンズクラブ賞を受賞しました。ここまでの12年にも渡る活動が実った瞬間でした。

公益財団法人 風に立つライオン基金 高校生ボランティア・アワード事務局および関係者のみなさま、この2日間このような場を与えてくださり,ありがとうございます。

また、今回の受賞は科学部の先輩方と地域のみなさまが紡いできたものの賜物です。これまでのご尽力とご協力ありがとうございました。これからも私たちは桜が紡ぐ笑顔の輪を信じて活動を続けていきます。

高校生ボランティア・アワード2023についてはこちら

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(科学部)新宿御苑見学と「玉夢桜」についての情報交換

科学部では,東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種「玉夢桜」が生まれ、この桜は復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜となりました。そして、植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

環境省との連携事業について

全国大会環境活動発表大会環境大臣賞受賞(2021年2月21日)はこちら

「玉夢桜」新宿御苑に植樹(2021年3月11日)はこちら

本日は東京の新宿御苑を訪れました。新宿御苑には環境省との連携事業によって2021年3月11日に「玉夢桜」が植樹されており、一般公開されています。

環境省新宿御苑管理事務所では、新宿御苑設立から本日に至るまでの内容を環境省自然事務局新宿御苑管理事務所長様からお話いただきました。

桜の名所でもある新宿御苑の桜を観察する生徒の様子。新宿御苑には約60種、1000本を超える桜が植樹されていることで有名です。

園内での1枚。この日の最高気温は35.9℃でしたが、緑の多い新宿御苑内は少し涼しいようにも感じました。

2021年に植樹された「玉夢桜」のその後の生育状況等について、環境省自然環境局新宿御苑管理事務所の方々より説明を受ける生徒の様子。植樹された「玉夢桜」がとても大きくなっており、感謝の気持ちで一杯です。

環境省自然環境局新宿御苑管理事務所のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

なお、「玉夢桜」は現在、新宿御苑散策路(玉川上水・内藤新宿分水路歩道)に植樹されており、一般公開されております。新宿にお立ち寄りの際は是非、復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜である「玉夢桜」をご覧下さい。

新宿御苑のホームページはこちら

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(科学部)「Let‘s理科読」運営協力

7月30日(日)に名取市図書館にて、名取市子ども読書活動推進事業として、「Let‘s理科読」が開催されました。このイベントは、東京のNPO法人ガリレオ工房のご協力で、科学と本をコラボレーションさせた内容となっております。当日は、小学生を対象に「空気のちから」をテーマにした工作や実験、科学絵本の読み聞かせなどを行い、子どもたちに科学の面白さを体験してもらいました。そして、実験・工作の子どもたちのサポートに、協力校として科学部も本イベントに参加致しました。

舞台の裏側で実験の準備をしている様子。作っているのは空気砲のようです……。

実験・工作の子どもたちのサポートもしっかり行いました!

空気砲の説明と実践の様子。子どもたちの「わぁ!すごい!」という声が聞こえそうです。

最後は科学部が一致団結してうちわを扇いで、小学生が入るための新聞紙ドームを膨らませました。驚くことにこのドーム、うちわの風だけで膨らんでいるんです……。

名取市図書館、NPO法人ガリレオ工房、そして同じく協力校として参加いただいた名取市立増田中学校、宮城県名取北高校のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

 

名取図書館のホームページはこちら

名取図書館のFacebookで取り上げられています 詳細はこちら

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利府町長来校

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

利府町長来校に至るまで

2021年5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら

2022年3月20日(日) 利府町 玉夢桜仮植についての詳細はこちら

2023年2月26日(日)    利府町 玉夢桜植樹についての詳細はこちら

今年3月に利府町役場への「玉夢桜」植樹御礼に、利府町長、経済産業部部長、農林水産課課長、係長の皆様が来校されました。科学部では10分程時間をいただいて、「玉夢桜」をどのように増殖して植樹に至っているのかを説明させていただきました。

無菌培養実験室でクリーンベンチを用いた「玉夢桜」の無菌培養方法について説明する生徒。

無菌培養室では、無菌培養後の「玉夢桜」がその後どのような環境で培養されているかを説明しました。

フラスコから出して外の圃場にて栽培中の「玉夢桜」について説明する生徒。

本日はご来校いただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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科学部の活動

求む、地域を愛する研究者!

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。


2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。


今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

 2022年度の活動実績

第73回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞

令和4年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅲ類最優秀賞
 

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ほたるの里づくりボランティアへの参加(科学部)

仙台市ほたるの里づくり協議会では,ホタルの保護活動を通して,自然環境保護への関心を高めることを目標とし,毎年仙台市青葉区の青葉山公園でホタルの放流会を行っています。本校科学部もホタルの生態系理解と自然環境保護への理解向上のため,本ボランティアに参加しました。

街からの光を遮るために,ゲンジホタル放流場所の近くに植樹された河津桜。その付近の除草やゴミ拾いを行いました。

放流するゲンジホタルの幼虫を手に乗せて観察する生徒の様子。

くすぐったいとの声が多かったですが,慣れるとかわいいようです。

ゲンジホタルの幼虫を放流する科学部生徒。

上流では他の科学部生徒がゲンジホタルの幼虫の餌となるカワニナをまきました。

仙台市ほたるの里づくり協議会のみなさま本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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一目千本桜再生プロジェクト② 大河原町長からの激励と2校合同プロジェクト(科学部)

大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)についてはこちら

前回に引き続き,一目千本桜再生プロジェクトのため大河原町を訪れました。

(注)写真は平成31年おおがわら桜まつりが開催されていた時のものです。

はじめに大河原町役場を訪れ,大河原町長へ一目千本桜再生プロジェクトで本校が提案する竹式メッチャいい法について説明致しました。大河原町長から「一目千本桜は大河原町の誇りです。千年後まで桜で人を笑顔にできるように取り組みを続けていってほしい。」との激励を受け,その使命の重さに背筋が伸びる思いでした。

現地では,大河原町の樹木医である尾形政幸先生より,一目千本桜の現状と問題点について教えていただきました。

一目千本桜再生プロジェクトのために試行錯誤し編み出した土壌改善育樹法である竹式メッチャいい法を実践。無数に穴の開いた竹を地中に入れ,さらに排水層を作ることで通気性と排水性の改善が期待できます。

取材に来ていた記者に竹式メッチャいい法の有用性を説明する科学部生徒。

その後,柴田農林高等学校千桜部が開発した桜用活力剤を受け取り,

竹式メッチャいい法で地中に入れた竹に注入していきました。

一目千本桜再生プロジェクトは宮城県農業高等学校の竹式メッチャいい法柴田農林高等学校の活力剤が揃ってこそ成立する合同プロジェクトです。

大河原町役場のみなさま,宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

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一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)

大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

本日は,一目千本桜再生プロジェクト打合せのために柴田農林高等学校に行きました。

はじめに,柴田農林高等学校千桜部の生徒との打合せや自己紹介,お互いの研究内容の報告をしました。

その後,沖縄県立北部農林高等学校「美ら桜部」を交えて,リモート交流会(情報交換会)を行いました。

宮城県柴田農林高等学校のみなさま,沖縄立北部農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

沖縄県立北部農林高等学校のホームページはこちら

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利府町 玉夢桜植樹(科学部)

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

利府町役場と陸前浜田駅前での植樹に至るまで

2021年5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら

2022年3月20日(日) 利府町 玉夢桜仮植についての詳細はこちら

本日は,利府役場での「玉夢桜(学校で人工交配された新品種)」の寄贈・記念植樹式に参列してきました。

式典では「玉夢桜」の誕生にまつわる話やCO2吸収量や耐塩性に優れている話をさせていただきました。

記念植樹では、熊谷利府町長と利府町みどりの少年団とともに「玉夢桜」の植樹を行いました。

無事2本の「玉夢桜」の植樹を行うことが出来ました。

その後、浜田ヨット&ボートクラブ結成10周年式典(「玉夢桜」記念植樹)に参列してきました。

記念植樹では浜田ヨット&ボートクラブのみなさんと協力して「玉夢桜」の植樹を行いました。

無事全ての「玉夢桜」を終えることが出来ました。利府町役場のみなさま、浜田ヨット&ボートクラブのみなさま、みどりの少年団のみなさま、その他関係者のみなさま、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今後も地域復興とSDGs達成に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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岩沼市 千年希望の丘 相野釜公園での植樹と新入部員研修(科学部)

岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり,この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと,震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが,その内の約半数となる448本は岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は,「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて,千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。

相野釜公園のすぐ裏は海となっており,塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「玉夢桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。

はじめに,交流センターの職員の方々より,岩沼市の復興を象徴する「千年希望の丘」が整備されるまでの内容を映像を用いて説明していただきました。

「玉夢桜」を植樹する場所を掘削しています。もちろんただ掘削するだけでなく,土壌検査を行い,そのデータをもとに土壌改良を行います。

掘削と同時進行で現地の土壌検査(pH,EC,Na濃度,硬度等)を行っている様子です。

無事「玉夢桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。

最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様,本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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科学部の活動

求む、地域を愛する研究者!

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。


2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。


今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

 2021年度の活動実績

日本さくらの会主催令和3年度「さくら功労者」受賞

第72回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞

令和3年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅱ類最優秀賞

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利府町に玉夢桜仮植(科学部)

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は,利府町での「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて,利府町の陸前浜田駅前で仮植を行いました。

本日の玉夢桜12本の仮植に至るまで

5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら

前回モニタリング植樹した「玉夢桜」も浜田ヨット・ボートクラブのみなさまをはじめ,地域の方々に優しく見守られ,ここまで大きくなりました。日頃より,丁寧に手入れしていただきありがとうございます。

本日は,来年の植樹に向けて,前回モニタリング植樹した付近に12本の「玉夢桜」の仮植を行いました。

現地は海風が強いため,支柱に誘引する必要があります。写真は誘引方法を伝えている様子です。

科学部の生徒の説明後,参加者の皆さんと共に一斉に仮植を行いました。

無事「玉夢桜」の12本の仮植を終えることができました。

今回仮植した12本の「玉夢桜」を今後,利府町役場庁舎前に2本と本日試験栽培した場所に10本植樹する予定です。NPO法人浜田ヨット&ボートクラブの皆様、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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さくら功労者受賞報告(科学部)

岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり,この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと,震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。そして,今までに植樹してきた本数は1000本を超えますが,その内の約半数となる448本は岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

科学部のこれまでの活動の成果が認められ,このたび“公益財団法人日本さくらの会”より“さくら功労者”として表彰されました。今回はその受賞報告のために,岩沼市役所を訪れました。

受賞報告では,本日の受賞に至るまでの科学部の活動について報告させていただきました。

今後も私たちを推薦いただいた岩沼市をはじめ,多くの方々の気持ちに応えるためにも「育てる桜」をテーマに研究活動・植樹活動を行っていきます。今後も変わらぬ応援のほどよろしくお願いします。

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さくら功労者受賞・卒部式(科学部)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

科学部のこれまでの活動の成果が認められ、このたび“公益財団法人日本さくらの会”より“さくら功労者”として表彰されました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動していきます。

 

また、3年生の卒部式を行いました。1・2年生からは寄せ書きとイニシャル入りの手作りワッペンマスコットの記念品が贈られました。

卒部していく3年生からの「この部活は先輩方から色々なものを受け継いできた素晴らしい部活です。」という言葉からも、3年生の部活への思いが伝わります。

世代が変わってもその意思は確かに受け継がれ、また新たな花を咲かせます。3年生のみなさん卒部おめでとうございます。

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小泉進次郎環境大臣との情報交換(科学部)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、小泉進次郎環境大臣との情報交換のために、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターに行きました。

本情報交換に至るまで

2月12日、小泉進次郎環境大臣とのWEB対談についての詳細はこちら

6月16日、名取トレイルセンターでの植樹についての詳細はこちら

 小泉進次郎環境大臣とのWEB上ではない対面は初でとても緊張しましたが、6月に植樹したトレイルセンターの「あわ紅桜」の特徴等についてしっかりと説明することができました。

次に樹木専用打込み肥料のグリーンパイルの打込みを一緒に行いたいと小泉進次郎環境大臣にお願いしたところ……

快く引き受けていただき、グリーンパイルを小泉進次郎環境大臣と共に打込むという夢を叶えることができました。

また、感謝の意を込めて、サクラDE塩(津波に耐えたサクラを培養・植樹を続けて、咲いたサクラの花を使用して作り上げた塩)を贈らせていただきました。

小泉進次郎環境大臣からは「新宿御苑にて3月に植樹を行った玉夢桜が2mを超えるまで大きくなったよ」「いつでも見に来てください」といったうれしいお言葉をいただき、自分たちの研究の成果が出てきていることを実感しました。

小泉進次郎 環境大臣、山田司郎 名取市長、菊地啓夫 岩沼市長、環境省東北地方環境事務所ならびにNPO法人みちのくトレイルクラブの皆様、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今回の情報交換を励みに今後も被災にあった沿岸部で復興の花を咲かせていきたいと思います。

 

 

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名取市 トレイルセンターでの植樹(科学部)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、「あわ紅桜」(本校で開発した新品種)2本の植樹のため、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターに行きました。なお、これが「あわ紅桜」のお披露目となります。

はじめに、今回植樹する「あわ紅桜」の特徴等について科学部より説明を行いました。

植樹については、その方法についての説明も行いながら演示をしました。

一度土を掘り、肥料等を混ぜ、再び戻すことで「あわ紅桜」が生育しやすい環境を整えています。

根を傷つけないように慎重に土をかけていきました。

科学部でこの日のために作成した立て看板(品種についての案内板)も植樹した「あわ紅桜」の付近に立てさせていただきました。

みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市をつなぐ、全長1000キロを超えるロングトレイルであり、名取トレイルセンターはその拠点として道中にあります。お立ち寄りの際には是非「あわ紅桜」もご覧下さい。環境省東北地方環境事務所ならびにみちのくトレイルクラブの皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動していきます。

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岩沼市 桜の生育調査・施肥等(科学部)

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は,はじめに今年3月10日に植栽した「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)の生育状況の調査のため,岩沼市玉浦西地区にあるの「楽々公園」に行きました。

植栽した「玉夢桜」の近くには品種についての案内板が立ててありました。立派な案内板を立てていただきありがとうございます。

楽々公園南側の県道沿いに植栽した3本の「玉夢桜」の成長も確認出来ました。

次に,平成27年に植栽した桜の生育調査のために「千年希望の丘二野倉公園」に行きました。

「二野倉公園」には平成27年に宮農主催,岩沼市後援のもとで地域のボランティアの方々と共に150本の桜を植栽した経緯があります。今回は大きく成長した桜の生育調査を行いました。

その後,平成30年に植栽した桜への施肥のために「いわぬまひつじ村」に行きました。

「いわぬまひつじ村」では平成30年に桜を植栽した桜に,「グリーンパイル」(樹木専用打ち込み肥料)を合計46本打ち込みました。科学部員がグリーンパイルを打ち込む姿にひつじも興味津々です。

最後に,今年4月24日に植栽した桜の生育状況の確認と土壌調査のため,「千年希望の丘(相野釜)・交流センター」に行きました。

4月に植栽した桜の生育状況は良好でした。また,今後新しく植栽する桜のために土壌の硬度を測りました。

本日は岩沼市の4カ所で生育状況の調査や施肥等を行いました。日頃より応援・ご支援いただきありがとうございます。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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利府町 植樹前土壌調査・モニタリング試験栽培(科学部)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、来年の利府町での「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)12本の植樹に向けて、現地での土壌調査とモニタリング用の試験栽培のために、利府町の陸前浜田駅前に行きました。

現地の土壌調査とモニタリング用の「玉夢桜」の試験栽培のため、穴を掘りました。その後、地層毎にpH、EC、Na濃度、透水度、硬度等のデータを測定しました。

得られた土壌調査のデータについては主催者に報告をしました。

土壌調査の結果、アルカリ性を示す固い土壌であったため、土壌改良材と肥料を掘った土に混ぜながら戻していきました。

「玉夢桜」の苗木を植えました。また、試験栽培場所は海風が強いため、支柱に丁寧に誘引しました。

除草シートも張り、無事モニタリング用「玉夢桜」の試験栽培を開始することが出来ました。
今回得られたデータをもとに、来年は利府町役場庁舎前に2本と本日試験栽培した場所に10本の「玉夢桜」を植樹する予定です。主催者・関係者の皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けて活動をしていきます。

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3月16日 大阪府立堺工科高等学校との交流会

本日,被災地支援をおこなっている大阪府立堺工科高等学校との交流会をおこないました。

前回プレゼントした玉夢桜

↑前回贈呈させて頂いたタマユメザクラの様子。元気に成長しています。

グリーンパイル(打ち込み型肥料3本セット)37セット寄贈

↑グリーンパイル(打ち込み型肥料3本セット)を37セット寄贈していただきました。

お返しに堺工科高校へ玉夢桜2鉢

↑お返しとして堺工科高校へ玉夢桜2鉢を贈呈させていただきました。

 

本日は大変な時期に遠くからお越しいただき,本当にありがとうございました。またお会いできることを生徒職員一同楽しみにしています。

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3月11日 奇跡の桜「タマユメザクラ」が新宿御苑に植樹予定

科学部が全国ユース環境活動発表大会で環境大臣賞を受賞した際に,小泉進次郎現環境大臣に「タマユメザクラを新宿御苑に植えよう」という提案をしていただきました。このたびは迅速に,また盛大に桜の引き渡し式典を開催していただき心より感謝申し上げます。

 

笹川環境副大臣との記念写真。ありがとうございました!

 

 

 

立派な賞状を頂きました。

 

また,式典の様子をテレビ朝日さんに紹介していただきました。ぜひご覧ください。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000209559.html

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2月12日 科学部 全国ユース環境活動発表大会 環境大臣賞受賞

高校生が斬新な視点で環境保全や地域創生に取り組む「全国ユース環境活動発表大会」の全国大会審査が行われ、宮城県農業高校科学部が全国1位となる環境大臣賞を受賞しました。

詳細はこちら→https://kyoiku.yomiuri.co.jp/sdgs/contents/post-480.php

 

また、小泉進次郎環境大臣、笹川博義環境副大臣とWEB対談をおこないました。

詳細はこちら→http://www.env.go.jp/annai/kaiken/r3/0212.html

 

環境省HPにもその時の様子が取り上げられています。(写真数枚あり。)

http://www.env.go.jp/guide/photo_report/archive.html

 

環境副大臣とHPを見ていただいて様々なお話をしたことと、環境大臣に「桜が復興のシンボルだけではなく、環境問題解決のシンボルにもなる」と言っていただけたことは、生徒たちの努力が報われた瞬間であり、新たな活力になったと思います。お忙しい中、貴重な時間を本当にありがとうございました。今後も地域復興と環境問題解決に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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1月15日 手製のマスコットキャラクターが完成

3年生の先輩方には本当にお世話になりました。今までの感謝を込めて贈ります。

これは私たちの手作り新聞「サクランド」に使っているキャラクターなのですが、今回初めて立体化し、さらにイメージカラーで分けてみました。

先輩方がいなくなるのはさみしいですが、これを見て私たちのことを思い出してくださいね。卒業後もいつでも先輩方が来るのを楽しみにしています。

 

 

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12月28日 科学部室の大掃除と桜の培養

新品種の無菌苗をつくるため培地に植え付けを行いました。桜はデリケートなため少しでも操作中に菌が入ってしまうとすぐにやられてしまいます。神経を使う作業を黙々とこなしています。先のことを見据えて、無菌操作と年末の大掃除で2020年を締めくくりました。

いつもご指導くださっている先生方、OB、OGの先輩に感謝。来年もいい年でありますように・・・。

 

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12月15日 第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会 最優秀賞

努力が実り、第6回全国ユース環境活動発表大会東北地方大会で最優秀賞をいただきました。それに伴い1月22日から行われる全国大会への出場が決定しました。益々活動に励んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします! 

(全国大会出場決定 1月22~29日 WEB発表大会)

研究題目

「 サクラの新品種開発で桜の緑被率を上げる

 ~被災農業高校が立ち向かう震災10年目の挑戦!~」

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12月12日 第20回環境甲子園東北地区1位

日頃より応援・ご支援いただきありがとうございます。科学部の日頃の活動が実を結び、第20回環境甲子園で東北地区1位を獲得することができました。下記の環境甲子園ホームページより生徒たちの作品や日頃の活動成果を見ることができます。是非興味のある方はご覧になってください。

WEB表彰式

WEBでの表彰式に参加している様子

 

詳細はこちら

https://www.kk-tohoku.or.jp/kosien20kekka.html

研究題目

優秀賞(東北地区第1位)「 サクラの新品種開発で桜の緑被率を上げる

 ~被災農業高校が立ち向かう震災10年目の挑戦!~」

 

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11月16日 支援活動として大阪府立堺工科高等学校の生徒さんが来校

 被災地への支援活動の一環として、大阪府立堺工科高等学校の生徒のみなさんが来校されました。今年度はコロナの影響で他校との交流をしていなかったため、生徒たちは和気藹々とコミュニケーションを楽しんでいる様子でした。お互いに刺激になるいい時間を過ごさせていただきました。

調味料の「被災地の桜DE塩」の作り方をレクチャーしています

 

最近認証された新品種「玉夢桜」の苗をプレゼント

最後には立派な包丁のプレゼントを頂きました・・・!ぜひまたの機会に交流をお願いします!

 

 

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10月17日 石巻市でボランティア活動

羽黒山公園で追肥作業

 羽黒山公園は、大きな地震が発生した時に避難所として使用できるところです。寄贈されたという桜が10本ほど植えてありましたが、それぞれ塩害が現れていました。塩害は葉の約5分の1に影響が見られました。桜の様子を見た後、成長力が弱い桜7本に肥料(グリーンパイル)を2本ずつ打ち込みました。その後、木の幹に食い込んでいた紐を取り外し、それぞれに「エドヒガン」と書いた看板を取り付けました。

 このほか松並公園の桜に追肥なども行いました。公園の前に住んでいる鈴木さんに東日本大震災時の津波の話など貴重な話を聞くことができました。私たちの活動に対して、「花は心を豊かにするもの。桜をたくさん植えて、たくさんの人を笑顔にしていって欲しい。」とお願いされました。

私たちは今後、各被災地に適合した植栽法をより早く確立し、全国の被災地の人々を桜で明るく笑顔にするとともに、土石流などを防止するための強固な地盤を作っていきたいと考えています。                        報告:安海央太

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10月10日 丸森町ボランティア活動及び2019年の台風19号の被害調査

 

役場前の桜に追肥

 役場前では、桜に肥料(グリーンパイル×2)をそれぞれ与えました。肥料を与えた桜に、その桜の名称と「宮農」の文字を含めた看板を掛けました。

台風19号によって電柱が倒れてしまったという丸森町五福谷地区を調査したところ、住民から「以前はこの周辺から桜の花を見ることができた。だが、台風19号がやってきたせいで周辺にあった桜の木が無くなってしまった。できればもう一度桜のある景色を見たい。」との話を聞きました。

 

◦土砂崩れの現場

 土砂崩れの現場には鎮魂碑があり、線香を供えた。鎮魂碑が建っている所には家の跡があった。家の跡からは鉄の棒の様なものが複数、下から突き出していて、それらが一方向に向かって倒れていた。このことから土石流の強さ(勢い)が分かります。

 土砂崩れした部分の周辺を見た所、杉の木が多数あった。杉の木は根が深くに伸びない、と言われている。そのため、土砂崩れが発生してしまうと沢山の杉の木が一気に流されてしまう。さらに周辺を見てみると、桜の木が生えていた。桜の木は杉の木に比べて、根が深くに伸びると言われている。それを証明するかのように、この家の跡の傍には桜が生えてあった。この桜は見た目から山桜と推測。他にも付近に10m~15mの桜の木が三本、生えてあった。

それぞれの地域の土や石を採取し学校に持ち帰って対策を練ることにしました。

報告:安海央太

 

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人工交配による桜の新品種認定

8月11日に「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」(第025号)(http://www.hananokai.or.jp/sakura/sakura-system/)は塩害に強い品種を掛け合わせ開発に成功し、命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。

タマユメザクラ認定証市長報告

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科学部紹介

2019年度活動報告

 私達は、8年前の東日本大震災直後から、津波に耐えた「奇跡の桜」をバイオテクノロジーで増やし、被災地に植える活動をしています。歴代の先輩方は、土壌塩害と潮風害を防ぐ方法や、サークルリング状花塩を使った育成法を開発しました。しかし、沿岸部の土には栄養分が少なく、生育に遅れが見え始めました。私達は今まで開発した植樹法にプラスした桜への施肥に加え、使用する施肥を「被災地の桜DE塩」を開発・販売することで賄いました。さらに、講習会やイベントなどを通し、地域の方々との交流や街の活性化も図っています。現在「被災地の桜DE塩」は震災関連施設等での常設販売に加え、大阪進出も果たしました。今は新たに桜葉の利用による「究極の管理法」の研究や、商品の品質向上を目指して取り組みを進めています。桜の成長もV字回復傾向にあり、震災直後に比べ健全化しつつあります。今年を振り返ってみると、引き続き桜の植樹をしてきましたが、とくに「被災地の桜DE塩」の復旧活動などに大きな成果が得られました。

 また、私達の活動を日々発信するため、様々な大会に参加しました。中でも7月29日にパシフィコ横浜で行われた、さだまさし主催の「高校生ボランティア・アワードコ019」では、全国134校の高校生が集まる中、ブース発表をすることで、他校の方々と意見交換がブース見学を行い交流を深めることができました。来場した方に試供品の「被災地の桜DE塩」お配りし、県外の多くの方に広めることができました。このような大会に出場することにより、多くの方に被災地の現状を伝えるとともに、興味を持って実際に訪れてくれる方を増やすことができると考えています。これからも、地域に貢献できるように地域の方々とともに、桜と笑顔が満開の地域を目指して活動していきます。

 今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

2019年度 科学部のあゆみ

・日本森林学会大会 第6回高校生ポスター発表 優秀賞

・マイナビ農業アワード2019教育・福祉の部 優秀賞

・高校生ボランティア・アワード2019 全国表彰 

・第5回全国ユース大会東北大会 協賛企業特別賞

・第70回日本学校農業クラブ東北大会 プロジェクト発表Ⅱ類 優秀賞

・農業クラブ県大会 プロジェクト発表Ⅱ類 出場

 

 

 

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