部紹介

地域と協力して守る桜の未来 ~柴田町での桜色活力剤散水活動~

本イベントは、NHK、tbc東北放送、ミヤギテレビにて放送されました。下記にリンクを添付します。

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4月28日(月)、『日本のさくら名所100選』にも選ばれた桜を夏の高温乾燥から守るため、柴田町を訪れました。桜プロジェクトチームでは、東日本大震災で被災した沿岸部に桜の植樹を行ってきましたが、近年の異常気象による初夏の高温乾燥が影響し、これらの桜に高温障害が発生しています。この課題に対応するため、JICAからのアドバイスを基に、植物を高温乾燥に強くするための「桜色活力剤」を開発しました。そのような中、柴田町役場から、町内の桜にも初夏の高温により早期落葉が見られるとの情報を受けました。これを受け、柴田町役場と連携し、「桜色活力剤」の散水実験を実施することになりました。当日は多くの報道機関や柴田町民がこの事業に参加しました。 

はじめに、近年の異常気象が桜に与える影響について説明しました。特に、初夏の高温乾燥が桜に及ぼす悪影響が顕著で、葉が早期に枯れるなどの症状が見られることが問題となっています。この現象が続くと、桜の生育や開花に影響が及ぶため、早急に対策が求められています。その後、本校で開発した「桜色活力剤」の効果についても触れました。この「桜色活力剤」は、植物が高温や乾燥に耐える力を高める効果を持っています。 

まず、「桜色活力剤」を希釈する作業を行いました。希釈は、桜に必要な栄養素を適切な濃度で届けるために非常に重要なステップです。この作業は慎重に進められ、十分な準備が整った後、散水に備えました。

次に、実際に散水作業を行いました。この作業は、昨年早期落葉が確認された桜に対して行われました。散水には地域の方々にもご協力いただき、町民の皆さまと一緒に桜の木々に「桜色活力剤」を散水しました。町民の皆さまからは「桜が元気を取り戻してほしい」といった期待の声が寄せられ、桜に対する深い愛情が感じられました。この活動を通じて、桜の未来を守るために地域が一体となって取り組んでいることを改めて実感しました。 

最後に、柴田町役場の皆さま、柴田町民の皆さまに心から感謝の意を表しました。今日の実施に際して、皆さまの協力があったからこそ成功したことを実感しています。今後も引き続き、地域の皆さまと力を合わせて活動を続け、桜を守るために尽力していきたいと考えています。