部紹介

科学部

【科学部】千年希望の丘 相野釜公園での植樹(新入部員研修②)

岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり、この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと、震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが、その内の約半数となるは岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、「あわ紅桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて、千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。

相野釜公園のすぐ裏は海となっており、塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「あわ紅桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。

はじめに、交流センターの職員の方々より、岩沼市の復興を象徴する「千年希望の丘」が整備されるまでの内容を映像を用いて説明していただきました。

「あわ紅桜」を植樹する場所を掘削しています。

排水性向上のため、従来の桜植樹法「メッチャいい法New」に排水層を追加した「メッチャいい法New Plus」での植樹を行います。写真は排水層を作る様子。

植樹場所の調整を行っています。一度植樹したら動かせないので、神経を尖らせて行います。

水極め時に自作の「宮農式桜活力剤」を一緒に入れることで生育の活性化を促します。

無事「あわ紅桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。

 その後は、千年希望の丘第2号付近に植樹されている桜の生育調査と害虫駆除を行いました。

最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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【科学部】バイオの技術で桜の増殖(新入部員研修①)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

4月17日(水)に新入部員歓迎会が行われ、4月19日(金)より新入部員の研修会が行われました。

初日である4月19日(金)は桜の増殖になくてはならない、植物バイオテクノロジーの基礎ともなる寒天培地の作成方法について先輩方に教えてもらいました。

オートクレーブ処理(滅菌処理)前の様子です。新入部員がアルミ蓋をした培養フラスコを先輩方が一つ一つチェックしています。

翌日4月20日(土)には作成した桜をカットし、寒天培地に無菌条件下で植えていきました。先輩に隣についてもらい、分からないことを聞きながら実験を行っています。

ラベルを貼り、培養した桜の品種が分かように整理しています。

無事、培養することができました。

その後は外に出て、学校の周りに植樹されている桜の説明を受けました。……実はこの桜、被災した広浦校舎に植えてあった桜を植物バイオテクノロジーの技術で増殖させたクローンなのです。

 

これにて新入部員研修①は終了となります。次回は培養後、大きくなった桜を実際に被災地に植樹していきます。

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【科学部】「玉夢桜」花開く

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種の桜が人工交配により宮農で誕生。東日本大震災により集団移転先になった岩沼市玉浦西地区と丸みを帯びた花の形から「玉」、早期復興を成し遂げて夢や未来に思いをはせてほしいとの願いを込めて「夢」を選び、「玉夢桜」と命名。正式に新品種として認定され、復興を象徴する桜となりました。

そして、本日。遂に「玉夢桜」が本校でも開花しました。本校敷地内での開花は初となります。

この丸みを帯びたかわいらしい花の形こそ「玉夢桜」を象徴するものとなっております。

今後も桜での被災地復興を目指して、より一層励んで活動をしていきます。

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【科学部】広島県姉妹ユニットMebius来校

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

今年2月、科学部は2018年の西日本豪雨災害からの復興を祈り、被災地間をつなぐ希望の桜として「玉夢桜」を広島県に贈りました。「玉夢桜」はかつて多くの桜があったが、西日本豪雨災害により桜が失われてしまった大原地域の公園に植樹されました。そのお礼に4月15日、広島県姉妹ユニットのMebius様が来校しました。Mebius様には、東日本大震災で本校が被災した際に、広島県の代表となって義援金の呼びかけを積極的に行なっていただき、自身のライブや芸能活動時の募金活動や売上金の一部を義援金として、教材等の支援をいただきました。さらに、2011年度の卒業式でも、特別ライブを行なっていただき、震災で傷ついた宮農生の心を癒し、励ましていただきました。

はじめにパワーポイントを用いて、宮農の震災後の復興と広島県からの支援、被災地間をつなぐ桜「玉夢桜」誕生秘話や科学部の研究活動について説明しました。

無菌培養実験室でクリーンベンチを用いた「玉夢桜」の無菌培養方法について説明する生徒。

無菌培養室では、無菌培養後の「玉夢桜」がその後どのような環境で培養されているかを説明しました。

フラスコから出して徐々に外の環境に慣らしていく「順化」について説明する様子。

「順化」後、外の圃場にて栽培中の「玉夢桜」について説明する生徒。

Mebius様、ご来校いただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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科学部の活動

求む、地域を愛する研究者!

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。

今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

2023年度の活動実績

ボランティア・アワード2023全国大会 ライオンズクラブ賞

第74回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞

令和5年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅱ類最優秀賞

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