(科学部)岩沼市 千年希望の丘 相野釜公園への「あわ紅桜」植樹
岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり、この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと、震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが、その内の約半数となる448本は岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は、「あわ紅桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて、千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。
相野釜公園のすぐ裏は海となっており、塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「あわ紅桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。
さらに10年を超える研究で編み出された植樹法である、「メッチャいい法NewPlus」を使用しました。
しかし、植樹場所は津波の被害を受けた沿岸部。「塩害に強い桜」と「植樹場所の土壌改善」だけでは被災地である沿岸部で桜を咲かすには力不足です。そこで、新宿御苑管理事務所で受けたアドバイスを元に、使い捨てカイロを用いて自作した「宮農式桜用活力剤」を使用しました。
無事「あわ紅桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。
最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様,本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。