利府町 植樹前土壌調査・モニタリング試験栽培(科学部)
科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は、来年の利府町での「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)12本の植樹に向けて、現地での土壌調査とモニタリング用の試験栽培のために、利府町の陸前浜田駅前に行きました。
現地の土壌調査とモニタリング用の「玉夢桜」の試験栽培のため、穴を掘りました。その後、地層毎にpH、EC、Na濃度、透水度、硬度等のデータを測定しました。
得られた土壌調査のデータについては主催者に報告をしました。
土壌調査の結果、アルカリ性を示す固い土壌であったため、土壌改良材と肥料を掘った土に混ぜながら戻していきました。
「玉夢桜」の苗木を植えました。また、試験栽培場所は海風が強いため、支柱に丁寧に誘引しました。
除草シートも張り、無事モニタリング用「玉夢桜」の試験栽培を開始することが出来ました。
今回得られたデータをもとに、来年は利府町役場庁舎前に2本と本日試験栽培した場所に10本の「玉夢桜」を植樹する予定です。主催者・関係者の皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けて活動をしていきます。