科学部
蔵王の自然を学ぶ「春を食べる会」に参加しました
5月3日(日)、NPO法人 蔵王のブナと水を守る会が主催する「春を食べる会」に参加しました。昨年度、本校が同会の荒浜海岸林の植林地において「桜色活力剤」を散布したことがきっかけとなり、今回、山での体験活動にお招きいただきました。
はじめに丸太小屋の中で、蔵王のブナと水を守る会の活動内容や、この日の流れについて説明を受けました。山菜採りでは、食べられる植物と似ている植物を見分ける必要があるため、採取の際の注意点についても丁寧に教えていただきました。
その後、ブナの記念植樹を行いました。生徒たちは、会の皆様から植え方を教えていただきながら、苗木の根元の土を整え、これから大きく育っていくことを願いながら作業に取り組みました。
植樹に合わせて、杭差しも行いました。苗木を守るための杭をしっかりと打ち込み、植えた木が今後も健やかに育つよう、一つ一つの作業を確認しながら進めました。
その後、周辺の森林を散策しながら、樹木や山の環境について教えていただきました。生徒たちは、木の種類や森の成り立ち、下草の様子などを観察しながら、自然環境が長い時間をかけて形づくられていることを学びました。
散策の途中では、実際にアナグマの穴を観察しました。普段の学校生活ではなかなか見ることのできない野生動物の生活の跡に、生徒たちは興味深そうに見入り、森林が多様な生き物のすみかになっていることを実感していました。
また、ツリーハウスも見学しました。自然の木を生かしてつくられた空間を見ながら、森の中で活動する楽しさや、自然と人との関わり方について考える機会となりました。
山菜採りでは、会の皆様に見分け方を教えていただきながら、春の山に育つ植物を観察・採取しました。
葉の形や香り、伸び方などを一つ一つ確認しながら、自然の中にある食材を探しました。
昼食では、採取した山菜を天ぷらやおひたしなどにしていただき、春の味覚を楽しみました。自分たちで採った山菜をその場で調理していただくことで、自然の恵みをより身近に感じることができました。
会の皆様と一緒に食卓を囲みながら、山菜の名前や食べ方、地域で受け継がれてきた知恵について話を聞きました。森林と食、そして人の暮らしが深くつながっていることを実感する時間となりました。
午後は、森林整備の一環として枝打ち作業を体験しました。枝打ちは、森を明るく保ち、木の成長を助けるために大切な作業です。作業の意味を教えていただいたうえで、実際にのこぎりを使って枝を切りました。
慣れない道具を使う作業でしたが、安全に気を付けながら、一本一本丁寧に枝打ちに取り組みました。森を守るためには、植えるだけでなく、その後の手入れを続けていくことが大切であることを学びました。
今回の活動を通して、蔵王の自然に直接触れながら、森林を守る活動の意義や、長年大切にしてきた自然環境への思いを学ぶことができました。今後も地域の皆様とのつながりを大切にしながら、自然環境の保全や地域に根ざした活動に取り組んでいきます。
日経BPに本校の活動が紹介されました
このたび、日経BPの取材記事において、本校桜プロジェクトに関する活動を紹介していただきました。
記事の詳細は、こちらよりご覧いただけます。
今回の掲載は、生徒たちにとって大きな励みとなりました。取材してくださった日経BPの記者の方をはじめ、活動にご協力いただいている関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、地域の皆様や関係機関と連携しながら、活動を継続してまいります。
地域と協力して守る桜の未来 ~柴田町での桜萌芽剤の散水活動~
本イベントは、ミヤギテレビにて放送されました。下記にリンクを添付します。
4月27日(月)、『日本さくら名所100選』にも選ばれている柴田町を訪れ、老木化した桜を未来へつなぐための活動を行いました。本校は、東日本大震災を契機に、被災地への桜の植樹や保全活動に取り組んできました。また、柴田町とはこれまで連携し、地域の桜を守る活動を継続してきました。今年度は、その研究をさらに発展させ、老木化が進む桜の新たな保全方法として、「ひこばえ(根や株元から発生する新芽)」に着目した「桜萌芽剤」の試験散水を行いました。
はじめに、桜の老木化や近年の環境変化による影響について説明を行いました。特に、ソメイヨシノの多くが樹齢100年を超えている現状では、倒木のリスクが高まる一方、河川法の制約により伐採後の再植樹が難しいという課題があります。そのため、「今ある桜から次の世代をつくる」という新たな視点での保全が求められています。
その後、「桜萌芽剤」の仕組みと目的について説明し、実際に散水作業を行いました。桜萌芽剤は、二価鉄イオンと酢酸の働きにより、老木化した桜の根や株元に残された潜在的な生命力を引き出し、ひこばえの発生とその後の安定した生育を促すことを目的としています。二価鉄イオンは、根の活性化や新しい芽の形成に関与し、株元や根からのひこばえ発生を後押しします。一方、酢酸は植物が高温や乾燥などのストレスに耐える力を高める働きが期待され、発生したひこばえが夏場の高温や乾燥によって衰弱しにくくなり、生育を安定させます。萌芽剤は500倍に希釈し、桜の株元へ丁寧に散布しました。作業は地域の方々と協力して行われ、参加者からは桜の未来を願う声が多く聞かれました。
当日はあいにくの雨模様となりましたが、柴田町民の皆様をはじめ、柴田さくらの会の方々、柴田町役場の皆様にご参加いただき、地域と連携した取組となりました。また、現地では柴田さくらの会の方々から桜の管理やこれまでの活動についてお話を伺い、地域に根ざした取組の重要性を改めて実感する機会となりました。
本校では今後も継続的に経過観察を行い、科学的な検証を重ねながら、桜の保全につながる新たな方法の確立を目指していきます。地域の皆様とともに、桜を守り、未来へつなぐ活動を引き続き進めてまいります。
名取市図書館「としょかんこどもまつり」で科学実験教室を行いました
名取市図書館で開催された「としょかんこどもまつり」において、「科学で遊ぼう~花のご飯~」をテーマに、子どもたちを対象とした科学実験教室を行いました。
はじめに、紙芝居を使って、花を長持ちさせるために必要な「水」と「栄養」について説明しました。子どもたちは紙芝居を見ながら、これから行う実験の内容に興味をもち、楽しそうに話を聞いていました。
その後、参加した子どもたちは、ペットボトルをデコレーションして自分だけの花瓶を作ったり、サイダーの希釈液を用いて花の栄養剤づくりに挑戦したりしました。
また、切り花を長く楽しむために大切な「水揚げ」の方法についても、科学部の生徒が実演を交えながら説明しました。
生徒たちは、普段の研究活動で学んでいる植物の知識を、子どもたちにも分かりやすく伝えようと、声をかけながら丁寧にサポートしていました。参加した子どもたちの真剣な表情や楽しそうな様子から、科学の面白さを身近に感じてもらうよい機会となりました。今後も、地域の皆さまとの交流を大切にしながら、植物や科学の魅力を伝える活動に取り組んでまいります。
【生徒会×科学部】TBSテレビ「THE TIME,」全国!中高生ニュースで本校科学部の活動が紹介されます
本校科学部の活動が、TBSテレビ「THE TIME,」内のコーナー「全国!中高生ニュース」で紹介される予定です。
今回紹介されるのは、震災を乗り越えた桜を未来へつなぐ本校科学部の取り組みです。取材では、生徒会の生徒がリポーターを務め、科学部の生徒に活動内容や研究への思いを聞きました。地域と連携しながら進めてきた活動の一端を紹介します。
放送予定は以下のとおりです。
番組名 TBSテレビ「THE TIME,」
コーナー名 全国!中高生ニュース
放送予定日 4月27日(月)
放送予定時刻 午前6時16分頃
※放送内容や時間が変更になる場合があります。
朝の時間帯ではありますが、ぜひご覧ください。
【科学部】保護者対象 科学部見学会開催のご案内
科学部では、4月25日(土)のPTA総会当日、学級懇談会終了後に、保護者の皆さまを対象とした「部活動見学会」を実施いたします。
【場所】
1年6組教室奥の「バイオゾーン」
【見学内容】
・無菌室にて実施している「桜の無菌培養」の様子をご覧いただけます(写真は過去のもの)。
・本校で開発した新品種「玉夢桜(たまゆめざくら)」も、ちょうど満開を迎える予定です。こちらもぜひご覧ください。
・また、モニターを使用した科学部の活動紹介も行う予定です。
当日は、科学部の部長および副部長がご案内いたします。保護者の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
岩沼市で桜の植樹と管理作業を行いました
本校では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は、岩沼市の千年希望の丘交流センター(相野釜公園)を訪問し、「あわ紅桜」の植樹と桜の管理作業を行いました。
まずは、植樹場所に土を盛り、マウンドをつくる作業から始めました。
先輩が後輩に植樹の方法を伝えながら作業を進め、枝を支柱に固定するための誘引の仕方についても丁寧に指導しました。
また、植樹の際には、高温・乾燥・塩害への対策として、本校で研究を進めている「桜色活力剤」も活用しました。
無事、「あわ紅桜」を植樹することができました。
続いて、桜の管理作業として、カイガラムシやイラガの駆除を行いました。カイガラムシは幹に固着して樹液を吸い、桜の生長を妨げる害虫です。また、イラガは毒のある毛を持ち、触れると強い痛みを生じるため、大変危険です。公園を利用する子どもたちが安心して過ごせるよう、本校ではこうした害虫の駆除にも取り組んでいます。
その後、岩沼震災語り部の会の皆様と情報交換を行い、東日本大震災の記憶をどのように伝え、地域の未来へ生かしていくかについて学びました。地域の方々の思いや経験に直接触れることで、生徒たちは震災の記憶を受け継ぐ意義について理解を深めることができました。
さらに、映像を通して東日本大震災からの復興の歩みや、防災・減災の大切さについて学びました。震災の記録だけでなく、その後の地域の歩みを知ることで、今ある風景の意味についても考える機会となりました。
活動の最後には、千年希望の丘交流センターの担当の方へ、本日の植樹および管理作業の内容を報告しました。震災の記憶を受け継ぐ場所で桜を植え、守り育てる活動を通して、生徒たちは地域の未来へ希望をつないでいく意義を改めて考える一日となりました。これからも、地域の方々とのつながりを大切にしながら、桜を未来へつなぐ活動を続けてまいります。
石巻市で震災の記憶と桜の未来について学びました
(ご注意)
今回の記事には、津波による被害の写真などが含まれています。ご覧になった時に精神的なストレスを感じる方もいらっしゃる可能性がありますので、ご覧になる場合はご注意いただきますようお願い致します。
本校では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。本日、石巻市を訪問し、松並公園、みやぎ東日本大震災津波伝承館、震災遺構門脇小学校、日和山公園を見学しました。
①松並公園
最初に訪れた松並公園は、東日本大震災で被災した地域の中で、地域の憩いの場として再整備されてきた公園です。
この公園には、本校が育成に関わった「玉夢桜」が植樹されており、今回の訪問ではその生育状況を確認しました。
現地では、植樹した桜のそばに見られるひこばえの様子も観察することができ、桜を未来へつなぐ新たな可能性について考える貴重な機会となりました。
また、地域の方から公園の歩みや桜に込められた思いを伺い、震災を乗り越えて地域を支えてきた場所の重みを感じました。
②みやぎ東日本大震災津波伝承館
次に、みやぎ東日本大震災津波伝承館を訪問しました。
館内では、東日本大震災による津波被害の実態や、その後の復旧・復興の歩み、命を守るための備えについて、多くの資料や展示を通して学びました。
一つ一つの展示に真剣に向き合い、震災の記憶と教訓を次の世代へ伝えていくことの大切さを改めて実感しました。本校も震災で大きな被害を受けた学校であるからこそ、自分たちの地域や学校の歩みを見つめ直す機会にもなりました。
③震災遺構門脇小学校
続いて訪れた震災遺構門脇小学校では、津波とその後の火災の痕跡が残る校舎や展示資料を見学しました。
実際の建物や被災車両、写真、記録に触れることで、震災が地域や学校に与えた被害の大きさをより現実のものとして受け止めることができました。
命を守る判断の大切さや、震災の記憶を風化させずに伝えていく意義について深く考えていました。
その後、門脇小学校から日和山公園までは、実際に震災当時、多くの人が避難した経路をたどって移動しました。自分たちの足で歩くことで、避難の距離や地形、高台へ向かう道の意味を実感し、資料や映像だけでは分からない切実さを感じることができました。
④日和山公園
最後に訪れた日和山公園では、石巻のまちと海を見渡しながら、震災後の地域の歩みと現在の姿に思いを巡らせました。
園内では桜も咲いており、春の景色の中で、震災の記憶と復興の歩み、そして桜が持つ意味を改めて考える時間となりました。桜はただ美しいだけではなく、地域の記憶や人々の思いをつなぐ存在であることを、今回の訪問を通して改めて実感しました。
本校が取り組んでいる、震災を乗り越えた桜を未来へつなぐ活動は、地域の記憶を受け継ぎ、次の世代へ希望を届ける実践でもあります。これからも、地域の自然や歴史と向き合いながら、学びを社会に生かす活動を続けてまいります。
【新入生向け】科学部の活動紹介
求む、地域とともに歩み、新たな時代へ挑戦する研究者!
科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植樹する活動に取り組んでいます。これまでに植樹した本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を通じて地域の方々に笑顔を届けたいという思いで、活動を続けています。
宮農で生まれた「玉夢桜」は、公益財団法人日本花の会から新品種として認定を受けています。「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れた品種で、この桜の命名には、集団移転先の岩沼市玉浦西地区から「玉」の字を取っており、復興への願いが込められています。
さらに、環境省新宿御苑、東京大学、JICAの助言から、「桜萌芽剤」を開発し、老木化が進む桜を未来へつなぐ研究に取り組んでいます。土手の桜は簡単に植え替えることができないため、ひこばえの発生を促す新たな方法で、今ある桜を未来へ残そうと挑戦しています。
目指すは世界!今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方はぜひ科学部まで足を運んでみてください。
2025年度の活動実績
第76回日本学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表会分野Ⅲ類 最優秀賞(文部科学大臣賞)
FFJ特級検定 最優秀賞(農業クラブ連盟結成75年の歴史の中で、宮城県初の快挙)
Future Session 2025 in 大阪・関西万博 Prosperity賞(最高賞)
第15回クボタ・毎日地球未来賞 毎日地球未来賞(最高賞・大賞)→賞金50万円を柴田町に全額寄付
第11回全国ユース環境活動発表大会 全国大会 環境保全機構理事長賞
第11回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会 高校生が選ぶ特別賞
G-1スタートアップグランプリ トリプル受賞(審査員最優秀賞・最優秀オーディエンス賞・企業賞(社長メシ賞))
第76回日本学校農業クラブ東北連盟大会プロジェクト発表会分野Ⅲ類 最優秀賞
第77回日本学校農業クラブ宮城県大会プロジェクト発表会分野Ⅲ類 最優秀賞
第25回環境甲子園 優秀賞
Q-1 ~Uー18が未来を変える★研究発表SHOW 特別探求賞
高校生ボランティア・アワード2025全国大会 ANA賞
第13回イオンエコワングランプリ 最終審査会出場
自由すぎる研究EXPO2025 金賞2冠(地域リーダー賞(石巻専修大学)/カッパーくんの感ドウしたで賞(JX金属株式会社))
柴田町さくらの会の皆様と意見交換を行いました
現在、柴田町の「なすがままカフェ」にて開催している桜プロジェクトチームの活動展示に、柴田町さくらの会の皆様がお越しくださり、研究発表を聞いていただきました。
柴田町さくらの会は、約50年にわたり地域の桜を守る活動を続けており、これまでの桜の植樹は1400本を超えています。当日は、本校の研究や活動について説明した後、柴田町の桜を今後どのように守っていくかについて意見を交わしました。
地域で長く桜を守り続けてきた皆様のお話は、生徒たちにとって大変貴重な学びとなりました。今後も地域の方々とのつながりを大切にしながら、桜を未来へつなぐ活動を進めてまいります。
柴田町さくらの会の皆様、このたびは誠にありがとうございました。
柴田町と桜の保全・継承に向けた協議を実施しました
本校では、柴田町を実証フィールドとして、桜の保全に関する研究と地域連携活動を継続してきました。これまで高温や乾燥によって弱る桜を守るための取組として「桜色活力剤」を開発し、千桜橋周辺をはじめとする現地での散水や経過観察を行いながら、地域の皆様とともに活動を積み重ねてきました。
本日、柴田町役場を訪問し、今年度の桜保全活動について打合せを行いました。
役場内では、都市建設課の皆様と、柴田町の桜の現状や今年度の活動の方向性について協議しました。打合せでは、昨年度までの取組を踏まえながら、今後は老木化した桜をどのように未来へ受け継いでいくかという視点を、より重視していくことを確認しました。
本校ではこれまで、高温や乾燥によって弱る桜を守るため、「桜色活力剤」を開発し、各地で実証を進めてきました。今年度は、その研究をさらに発展させ、ひこばえの発生に着目した「桜萌芽剤」を活用しながら、新たな桜の保全の可能性を探っていきます。
打合せ後は、しばた桜まつりを訪れ、船岡城址公園や千桜橋周辺の桜を見学しました。船岡城址公園では、多くの来場者でにぎわう春の景色に触れ、改めて桜が地域にとって大切な存在であることを実感しました。
また、昨年度「桜色活力剤」を散水した千桜橋周辺のヤエベニシダレザクラの様子も確認し、これまでの活動の積み重ねを振り返る機会となりました。
本校はこれからも、地域の皆様と連携しながら、桜を守り、未来へつなぐ活動に取り組んでまいります。
柴田町の「なすがままカフェ」にて活動展示会が開催
4月4日(土)~19日(日)(月曜日除く)の期間限定で本校の活動展示が柴田町のなすがままカフェにて実施されます。
本日は、展示ブースの作成のため、なすがままカフェを訪問しました。会場は一目千本桜の土手沿いに位置しており、地域の桜を身近に感じられる場所です。本校が取り組んでいる桜に関する研究や地域振興の活動を紹介する場として、大変意義深い機会となりました。
当日は、地域の皆様にもご協力をいただきながら、展示準備を進めました。多くの方々のお力添えにより、活動の歩みや研究内容を伝える展示ブースを整えることができました。
展示会場では、これまで取り組んできた研究活動や地域との連携の様子を紹介しています。桜を守り、地域の未来につなげていくための本校の取組を、多くの皆様にご覧いただければ幸いです。
また、桜を愛する人々が集まる場所であることから、埼玉県立所沢北高等学校から提供いただいたクビアカツヤカミキリの標本も展示し、その重要性についての注意喚起を行っています。ぜひ、実物を見に来てください。
また、4月5日(日)・7日(火)・8日(水)・9日(木)・11日(土)・12日(日)には、展示説明会も行います。各日13時と15時からの実施を予定しており、8日(水)のみ15時からの1回となります。活動の内容や研究の思いを、直接お伝えできる機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
このたびの展示開催にあたり、ご協力いただきましたなすがままカフェ関係者の皆様、地域の皆様に厚く御礼申し上げます。今後も地域とともに桜を守り、活動をさらに発展させてまいります。
「第24回 水ものがたり研究会」に参加しました
日本水環境学会東北支部主催「第24回 水ものがたり研究会」に参加するために仙台二華高等学校を訪れました。本研究会は、県内外の高校生や大学生、研究者が集まり、水環境や地域課題に関する研究発表と意見交換を行う場として実施されました。
今回の発表では、これまで取り組んできた桜の研究を踏まえながら、新たな研究の方向性について報告する貴重な機会となりました。また、県内外の参加校とともに研究成果を共有することができました。
研究会では、本校のほかにも、水質、生態系、湿地環境、地域資源の活用など、さまざまなテーマによる発表が行われました。他校の発表から多くの刺激を受けるとともに、高校生同士の交流に加え、大学生や専門家の方々との意見交換を通して、研究を深めるための新たな視点を得ることができました。
発表後の意見交換も、生徒たちにとって大きな学びとなりました。自分たちの研究を外部に発信し、助言をいただくことで、今後の課題や研究の方向性をより明確にすることができました。今回の参加を通して、生徒たちは研究を「まとめて終わるもの」ではなく、「対話によって深めていくもの」として捉えることができました。
今後も、地域に根ざした課題に向き合いながら、研究と実践を積み重ねてまいります。
最後になりますが、本研究会を開催・運営してくださった皆様、ご助言をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
「桜プロジェクト」が「クボタプレス」に掲載されました
本校科学部「桜プロジェクトチーム」の取り組みが、株式会社クボタ様の広報媒体「クボタプレス」にて公開されました。
▼掲載記事はこちら
https://www.kubota.co.jp/kubotapress/people/sakura-pj.html
本記事では、桜色活力剤の開発や、被災地である千年希望の丘から始まった研究の背景、そして地域と連携した桜の保全・植樹活動について取り上げていただいております。
取材では、生徒一人ひとりの思いや日々の研究の様子を丁寧にすくい上げていただき、活動の本質である「人と地域をつなぐ研究」を、非常に分かりやすく表現していただきました。
また、撮影においては、生徒たちの「らしさ」が伝わる場面を大切にしていただき、日頃の活動そのままの、明るく和やかな雰囲気が感じられる内容となっております。
本取材・掲載にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、桜の研究を通して地域に貢献する活動を継続してまいります。引き続き、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
環境省関連セミナー登壇と卒部式
2月28日(土)、科学部(桜プロジェクトチーム)が、気候変動適応東北広域協議会セミナーにおいて講演を行いました。卒業式前日という節目の日に、これまで積み重ねてきた活動を社会へ向けて発信する機会となりました。
発表は20分でも、ここまでの歩みは決して短くありません。何度も練り直したスライド、繰り返した練習。最後の一秒まで言葉を整え続けるその姿は、3年間の積み重ねそのものでした。
午後には科学部の卒部式を実施しました。成果や受賞歴以上に語られたのは、「どう向き合い続けたか」という過程でした。挑戦し続ける姿勢が、静かに、しかし確かに受け継がれていきます。
喜びも悔しさも共有してきた仲間たち。支え合い、励まし合いながら進んできた時間そのものが、かけがえのない財産です。今日の笑顔は、その積み重ねの証です。
3年生のたちの入部から本日に至るまでの活動写真を、後輩が一本の映像にまとめ上映しました。映し出されたのは、研究成果だけではなく、「問い続けてきた人」の姿。世代を越えて続いてきた挑戦が、確かに今へとつながっていることを感じる時間となりました。
3年生の言葉を、真剣な眼差しで受け止める後輩たち。背中で語られてきたものが、今、形になって手渡されます。科学部の歩みは、ここで終わりません。
色紙に込められた「ありがとう」という言葉の裏には、数え切れない時間があります。研究の成果は数字に残りますが、支え合った関係は人生に残ります。
明日は卒業式です。問い続けた経験、逃げなかった時間、社会と向き合った責任。それらは、これからの人生を支える確かな力になります。桜色の未来は、研究テーマとして終わるものではなく、一人ひとりの歩みの中で、これからも続いていきます。
保護者の皆様へ
これまで本校科学部の活動に対し、多大なるご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。大会参加や外部発表、研究活動の継続にあたり、ご家庭での支えが大きな力となっておりました。本日の講演をもって、3年生の公式な科学部活動は一区切りとなります。明日の卒業式を迎え、それぞれが新たな一歩を踏み出します。今後とも本校教育活動へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
萩尾斗武
【ご案内】環境省主催セミナーで事例発表を行います
このたび、気候変動適応東北広域協議会(事務局:東北地方環境事務所)主催セミナー「地域における生態系サービスと気候変動適応」において、本校が事例発表を行うこととなりました。本セミナーは、地域における生態系サービスの活用や気候変動適応について考えるオンラインセミナーです。
■ 開催概要
日時:令和8年2月28日(土)10:00~11:30
開催形式:オンライン開催(Webex)
参加費:無料
■ 本校発表内容
10:00~「桜色の未来」
宮城県農業高等学校 桜プロジェクトチーム
東日本大震災後の桜の保全活動を出発点とし、気候変動に強い桜の育成・地域資源活用・SDGsを踏まえた地域振興の取り組みについて発表いたします。
■ 詳細・申込方法
詳細および参加申込につきましては、下記環境省HPをご覧ください。
※フライヤーは下記よりご覧いただけます。
本校の取り組みが、東北地域の気候変動適応の一事例として紹介される貴重な機会となります。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
柴田町へ賞金50万円を寄付 記念植樹をしました
令和8年2月21日(土)、柴田町船岡城址公園「みんなの広場」において、寄付贈呈および記念植樹を実施いたしました。本校は「第15回クボタ・毎日地球未来賞」において大賞を受賞し、賞金50万円を頂戴いたしました。本賞は毎日新聞社主催のもと、地球環境保全に貢献する取組を顕彰するものです。今回、その賞金全額を「桜育成活動等の推進事業費」として柴田町へ寄付させていただきました。
当日は、柴田町長へ目録を贈呈させていただきました。これまで実証の場をご提供いただき、活動を支えてくださった柴田町へ成果を還元できましたことを、チーム一同心より感謝申し上げます。
生徒代表 山本柚花が、「この賞金が、今ある桜、そして未来の桜を守る力になれば嬉しいです。これからも、桜を守り続けてこられた皆様の想いを受け継ぎながら、私たちにできる挑戦を続けていきます」と挨拶いたしました。
あわせて、本校オリジナル品種「玉夢桜」2本を寄贈し、柴田町長とともに記念植樹を行いました。この桜が、柴田町の未来を彩る存在として育っていくことを願っております。
関係者の皆様とともに、植栽会を終えて記念撮影を行いました。地域と学校が協働する象徴的な一日となりました。今後も、科学的根拠に基づく研究と地域貢献を両立させながら、桜を守り、未来へつなぐ活動を続けてまいります。
毎日地球未来賞(大賞)受賞 受賞記念活動報告会(大阪)に参加しました
2月14日、毎日新聞大阪本社オーバルホールにて開催された「第15回 クボタ・毎日地球未来賞 受賞記念活動報告会」に参加し、毎日地球未来賞(大賞)受賞団体として活動報告を行いました。
当日は、これまで取り組んできた「桜色活力剤」の研究開発と地域での実践について報告いたしました。
生徒たちは、科学的検証を積み重ねてきた成果と、地域とともに歩んできた活動の意義を自らの言葉で伝えました。
毎日新聞掲載記事
当日の様子は、毎日新聞のウェブ記事でも紹介されています。
毎日新聞ネット記事はこちら
YouTubeアーカイブ
当日の活動報告の様子は、YouTubeで配信されたアーカイブからもご覧いただけます。
発表開始部分はこちらよりご覧ください。
プレスリリース
本賞でいただいた賞金50万円は、桜の保全活動のため柴田町へ全額寄付する予定です。
賞金50万円の目録贈呈は、2月21日(土)に柴田町にて実施予定です。
詳細につきましては、添付のプレスリリースをご覧ください。
【おまけ】
報告会の合間の時間を活用し、生徒たちは大阪市内での研修活動も行いました。道頓堀や通天閣、海遊館などを訪れ、都市文化や観光資源の在り方に触れる貴重な機会となりました。今回の経験を、今後の地域振興活動にも生かしてまいります。
全国ユース環境活動発表大会(全国大会)「環境再生保全機構理事長賞」受賞
1月31日(土)・2月1日(日)に国連大学(東京都渋谷区)にて開催された「第11回 全国ユース環境活動発表大会(全国大会)」に出場しました。本大会には、全国各地の地方大会を勝ち抜いた高校生が集い、地域や社会が抱える環境課題について、それぞれの探究活動を発表しました。
本校は、これまで継続して取り組んできた地域の桜を守る活動と、環境と共生する仕組みづくりについて発表を行いました。国連大学という国際的な舞台で、多くの参加校や関係者の前に立ち、活動の背景や地域への思いを、自分たちの言葉で伝えました。
大会前日には、限られた時間の中でも完成度を高めようと、宿泊先近くの公園にて最終確認となる発表練習を行いました。夜遅くまで声を出し、互いに意見を交わしながら内容や表現を確認する姿からは、本大会にかける強い思いとチームとしての一体感が感じられました。
2日目に行われた表彰式では、これまでの活動内容や探究の姿勢が評価され、本校は 第二席となる「環境再生保全機構理事長賞」 を受賞しました。この結果は、生徒たちが積み重ねてきた日々の学びと努力の一つの成果であり、何より全国の舞台で自分たちの活動を伝え切った経験そのものが、大きな成長につながったと感じています。今回の全国大会への出場を通して、生徒たちは「自分たちの学びが社会とつながっている」ことを実感しました。
今後も本校では、地域や環境に目を向けた探究的な学びを大切にし、生徒一人ひとりの成長につながる教育活動を継続してまいります。
引き続き、本校の教育活動へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
柴田町役場にて研究活動・受賞報告会を行いました
本日、柴田町役場にて、研究活動および受賞報告会を行いました。本会には、滝口 茂 町長をはじめ、関係部署の皆様にご出席いただきました。
本訪問は、柴田町と連携して取り組んできた桜の保全・研究活動の報告に加え、第76回日本学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表会 分野Ⅲ類(資源活用・地域振興)最優秀賞(文部科学大臣賞)、ならびに FFJ検定特級最優秀賞 の受賞報告を兼ねて実施したものです。報告会の冒頭では、これらの受賞について、これまでの地域との協働や取組の積み重ねが評価された成果であることを説明しました。
続いて、東日本大震災後の桜の保全活動を出発点とし、近年深刻化する高温・乾燥・塩害といった気候変動課題に対応するための研究について、その背景、科学的検証の結果、そして地域と連携した実践的な取組を報告しました。特に「桜色活力剤」を活用した耐性付与の検証や、柴田町と協働して進めてきた植樹・保全活動について、これまでの成果と今後の展望を共有しました。
滝口町長からは、研究内容そのものに加え、高校生が地域課題を自らの問題として捉え、科学的根拠に基づき継続的に行動している点について、温かい励ましのお言葉をいただきました。最後に、町長を囲んで記念撮影を行い、本報告会を締めくくりました。
今後も本校は、柴田町をはじめとする地域と連携しながら、科学的根拠に基づく桜の保全と、地域の未来につながる学びを実践してまいります。