部紹介

科学部

地域と協力して守る桜の未来 ~柴田町での桜色活力剤散水活動~

本イベントは、NHK、tbc東北放送、ミヤギテレビにて放送されました。下記にリンクを添付します。

NHKの放送はこちら

tbc東北放送はこちら

ミヤギテレビはこちら

4月28日(月)、『日本のさくら名所100選』にも選ばれた桜を夏の高温乾燥から守るため、柴田町を訪れました。桜プロジェクトチームでは、東日本大震災で被災した沿岸部に桜の植樹を行ってきましたが、近年の異常気象による初夏の高温乾燥が影響し、これらの桜に高温障害が発生しています。この課題に対応するため、JICAからのアドバイスを基に、植物を高温乾燥に強くするための「桜色活力剤」を開発しました。そのような中、柴田町役場から、町内の桜にも初夏の高温により早期落葉が見られるとの情報を受けました。これを受け、柴田町役場と連携し、「桜色活力剤」の散水実験を実施することになりました。当日は多くの報道機関や柴田町民がこの事業に参加しました。 

はじめに、近年の異常気象が桜に与える影響について説明しました。特に、初夏の高温乾燥が桜に及ぼす悪影響が顕著で、葉が早期に枯れるなどの症状が見られることが問題となっています。この現象が続くと、桜の生育や開花に影響が及ぶため、早急に対策が求められています。その後、本校で開発した「桜色活力剤」の効果についても触れました。この「桜色活力剤」は、植物が高温や乾燥に耐える力を高める効果を持っています。 

まず、「桜色活力剤」を希釈する作業を行いました。希釈は、桜に必要な栄養素を適切な濃度で届けるために非常に重要なステップです。この作業は慎重に進められ、十分な準備が整った後、散水に備えました。

次に、実際に散水作業を行いました。この作業は、昨年早期落葉が確認された桜に対して行われました。散水には地域の方々にもご協力いただき、町民の皆さまと一緒に桜の木々に「桜色活力剤」を散水しました。町民の皆さまからは「桜が元気を取り戻してほしい」といった期待の声が寄せられ、桜に対する深い愛情が感じられました。この活動を通じて、桜の未来を守るために地域が一体となって取り組んでいることを改めて実感しました。 

最後に、柴田町役場の皆さま、柴田町民の皆さまに心から感謝の意を表しました。今日の実施に際して、皆さまの協力があったからこそ成功したことを実感しています。今後も引き続き、地域の皆さまと力を合わせて活動を続け、桜を守るために尽力していきたいと考えています。

0

【牛部×科学部】牛と桜、驚きと発見の一日!手倉田くじら保育園の訪問

4月28日(月)、手倉田くじら保育園の園児20名が、本校にやってきて、牛や桜を見学しました!

まずは牛の登場!牛部が案内を担当しました。中には、自分たちより大きな動物を見たことがない園児も多く、最初は驚きつつも、目を輝かせながら興味津々で牛を見つめていました。

実際に牛に触る体験をしました。大きな牛の体に手を触れると、その温かさと力強さに驚き、思わず「わぁ、大きい!」と声を上げる園児たち。最初はちょっと怖がっていた子も、牛が穏やかに近づいてくると、次第にその優しさに安心し、触れ合いを楽しむ姿が見られました。

「質問がある人~?」と聞くと、まるで競争のようにたくさんの手が上がり、笑顔と興奮でいっぱいの時間となりました。牛とのふれあいが、園児たちにとって貴重な思い出になったようです。

次は桜!科学部が担当して、園児たちに桜の不思議な世界を紹介しました。

園児たちは目を丸くしながら実物の桜を見て、大きな驚きの表情を浮かべていました。

科学部は、実際に行っている実験も見せて、どのように桜を増やしているかを説明。園児たちは「桜がこんなふうに増えるなんて、すごい!」と感動していました。

最後に、手倉田くじら保育園にも植えられている「玉夢桜」についての説明をしました。園児たちは、「これが大きくなるの?!」という声を上げて、驚きとともにその成長を楽しみにしている様子でした。

 

手倉田くじら保育園のみなさん、今日はありがとうございました!牛部・科学部ともに、これからも楽しい活動を続けていきますので、また遊びに来てくださいね!

手倉田くじら保育園のブログ(桜のせんせいについて)はこちら

0

【科学部】「たね」はなぜとぶ?名取市図書館で科学体験!

4月27日(土)、名取市図書館にて「としょかんこどもまつり」が開催されました。当日は未就学児を含む多くの来館者を対象に、「たね」をテーマとした工作や実験を科学部員が担当しました。子どもたちは、「なぜたねは遠くまで飛んでいくのか」といった科学の不思議を、楽しく体験を通じて学んでいました。

実験の準備風景:舞台裏では、部員たちがタコ糸を切り分けるなど、丁寧に準備を進めていました。

工作タイム:自作パラシュートの作り方をレクチャー。子どもたちは夢中で取り組んでいました。

風の実験:完成したパラシュートを扇風機の風に乗せて飛ばしてみると、「たねはこうやって遠くまで飛ぶのか!」と、驚きと発見の声があがっていました。会場には、親子の笑顔があふれていました。


名取市図書館の皆さま、本日はこのような貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。今後もさらに活動に励んでまいります。

0

【科学部】NHK『てれまさ』の取材

本日、NHK『てれまさ』の取材が行われました。

研究に関することを説明したり、

学校で開発された桜の説明をしたり、

無菌操作の説明をしたり、

無菌培養している桜について説明しました。

本取材内容は4月28日(月)に柴田町で行われる、『桜色活力剤』の取材内容と合わせ、4月28日(月)18:10~19:00のNHK『てれまさ』にて放送される予定です。是非ご視聴ください。

柴田町の『桜色活力剤』の実地試験についての詳細はこちら

 

 

0

【科学部】保護者対象 科学部見学会開催のご案内

科学部では、4月26日(土)のPTA総会当日、学級懇談会終了後に、保護者の皆さまを対象とした「部活動見学会」を実施いたします。

【場所】


1年6組教室奥の「バイオゾーン」

【見学内容】


・無菌室にて実施している「桜の無菌培養」の様子をご覧いただけます(写真は昨年のもの)。

・本校で開発した新品種「玉夢桜(たまゆめざくら)」も、ちょうど満開を迎える予定です。こちらもぜひご覧ください。

・また、モニターを使用した科学部の活動紹介も行う予定です。

当日は、科学部の部長および副部長がご案内いたします。保護者の皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

0

【科学部】千年希望の丘 相野釜公園での植樹(新入部員研修)

岩沼市は、東日本大震災後の浸水面積が市域の約48%に及び、これは被災した沿岸市町村の中で最大規模となっています。本校科学部では、「自分たちにできることを」と考え、震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んでまいりました。これまでに科学部が植樹してきた桜の本数は1,000本を超え、そのうち約半数は岩沼市内に植えられています。現在も、桜の花を通して地域の方々に笑顔を届けたいという想いのもと、活動を続けています。

本日は、学校で人工交配によって誕生した新品種「あわ紅桜」の植樹に向けて、千年希望の丘 相野釜公園を訪問しました。

はじめに、「あわ紅桜」を植樹する場所の掘削作業を行いました。

植樹のための美しいマウンド(土台)も完成し、植える位置を慎重に調整しました。

 

植樹時には、自作した「桜色活力剤」を水極めの際に一緒に使用し、初夏の高温から桜を守ります。

一度植えると動かせないため、位置決めは特に神経を使います。

無事に「あわ紅桜」の植樹を終えることができました。今回の「あわ紅桜」は、千年希望の丘第2号付近に植樹されています。お近くにお越しの際は、ぜひご覧ください。

植樹後には、同じく第2号付近に植えられている桜の生育調査と害虫駆除も行いました。

その後、交流センターの職員の方々より、「千年希望の丘」が岩沼市の復興の象徴としてどのように整備されてきたかについて、映像を交えてご説明いただきました。

最後に、本日1日お世話になった交流センターの職員の方々に感謝の気持ちをお伝えし、本日の活動を終了いたしました。千年希望の丘交流センターの皆様、本日は誠にありがとうございました。今後も地域の復興に貢献できるよう、より一層活動に励んでまいります。

0

【科学部×生徒会】TBS 全国!中高生ニュースの取材

本日、TBS『THE TIME,』全国!中高生ニュースの取材が行われました。

最初のカットでは、生徒会長が学校を紹介する様子を、生徒会副会長が撮影している場面が収録されました。

続いて、生徒会長が科学部部長に、桜の研究についてインタビューするシーンが撮影されました。

その後、撮影場所を移し、科学部が実際に桜を植樹した「千年希望の丘 相野釜公園」での収録が行われました。現地では、千年希望の丘の職員の方へのインタビューも実施しました。

最後に、桜の近くでお花見をしながら昼食をとり、無事に撮影を終えることができました。

この様子は、4月28日(月)の週に放送予定の TBS『THE TIME,』全国!中高生ニュースにて紹介される予定です。詳細が分かり次第、改めてご連絡いたします。

どうぞお楽しみに!

0

【科学部】柴田町の「なすがままカフェ」にて科学部の研究発表を実施

4月12日(土)・13日(日)の2日間、柴田町の「なすがままカフェ」にて、科学部による研究発表を実施いたしました。展示会の詳細についてはこちら。

カフェ前の桜は満開を迎え、白石川堤の「一目千本桜」を目当てに、多くの観光客が柴田町を訪れていました。

その賑わいの中、科学部の研究発表にも多くの方々にご来場いただくことができました。

展示室では、研究成果に関する展示とともに、来場者への説明も行い、活発な質疑応答が交わされました。

さらに、埼玉県立所沢北高等学校よりご提供いただいた「クビアカツヤカミキリ」の標本も展示し、その危険性や地域への影響について来場者の皆さまにお伝えすることができました。

ご来場いただいた皆さまをはじめ、柴田町議会議員の白内恵美子様、「なすがままカフェ」オーナーの金子康宏様、そして展示準備にご協力いただいた多くの柴田町民の皆さまに、心より御礼申し上げます。今後も科学部は活動をさらに充実させ、地域の桜を守る取り組みに尽力してまいります。なお、科学部の展示会は4月20日(日)まで、「なすがままカフェ」にて開催中です(火曜日は定休日)。

詳細は、なすがままカフェのホームページをご覧ください。

0

【科学部】柴田町の「なすがままカフェ」にて科学部の活動展示会が開催

4月6日(日)~20日(日)(火曜日除く)の期間限定で本校の科学部の活動展示が柴田町のなすがままカフェにて実施されます。

本日は、展示会の準備のために「なすがままカフェ」を訪れました。こちらのカフェは、一目千本桜の土手沿いに位置しており、桜の開花時期には、窓から美しい桜並木を一望できます。

展示会の準備には、柴田町議会議員の白内恵美子様をはじめ、地域の多くの方々が協力してくださり、展示準備が進められました。

展示会場には、これまでの科学部の活動の歩みが紹介されています。

また、桜を愛する人々が集まる場所であることから、埼玉県立所沢北高等学校から提供いただいたクビアカツヤカミキリの標本も展示し、その重要性についての注意喚起を行っています。ぜひ、実物を見に来てください。

さらに、4月12日(土)と13日(日)には、科学部による研究発表も行います。両日とも、13:00と15:00からの2回の発表が予定されています。桜が満開を迎える時期ですので、ぜひお立ち寄りください。

柴田町議会議員の白内恵美子様、なすがままカフェオーナーの金子康宏様、そして展示準備を手伝ってくださった多くの柴田町民の皆様、本日は誠にありがとうございました。今後も活動を一層強化し、地域の桜を守るために尽力していきます。

なすがままカフェのホームページはこちらからご覧いただけます。

0

【新入生向け】科学部の活動紹介

 求む、地域とともに歩み、新たな時代へ挑戦する研究者!

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植樹する活動に取り組んでいます。これまでに植樹した本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を通じて地域の方々に笑顔を届けたいという思いで、活動を続けています。

宮農で生まれた「玉夢桜」は、公益財団法人日本花の会から新品種として認定を受けています。「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れた品種で、この桜の命名には、集団移転先の岩沼市玉浦西地区から「玉」の字を取っており、復興への願いが込められています。

また、近年の異常気象による高温障害が影響し、桜が枯れる事態が発生しています。科学部では、JICAのアドバイスを受けて、桜に高温・乾燥耐性を付与する「桜色活力剤」を開発しました。

目指すは世界!今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方はぜひ科学部まで足を運んでみてください。

科学部の活動内容について、 NHK、tbc東北放送、ミヤギテレビにて放送されました。リンクを添付しますので、こちらも合わせてご確認ください。

NHKの放送はこちら

tbc東北放送はこちら

ミヤギテレビはこちら

2024年度の活動実績

第19回SYDボランティア奨励賞 文部科学大臣賞(最高賞)

2024年度南東北エリア大会 最優秀賞(大阪・関西万博での発表決定)

第75回日本学校農業クラブ東北連盟大会秋田大会プロジェクト発表会分野Ⅱ類 優秀賞

令和6年度 宮城県学校農業クラブ連盟プロジェクト発表会分野Ⅲ類 最優秀賞

第10回全国高校生環境スピーチコンテスト 優秀賞

第24回環境甲子園 特別奨励賞

第12回環境省グッドライフアワード 環境社会イノベーション賞

#SASS2024 ミライノラボ賞

第13回イオンエコワングランプリ最終審査会出場

高校生ボランティア・アワード2024 全国大会出場

0

一目千本桜を異常気象から救え!柴田町での桜色活力剤の使用のための視察

柴田町には、日本さくら名所百選に指定された船岡城址や白石川堤をはじめ、街や里山など町内の至る所で桜が楽しめます。しかし、近年の異常気象により、桜の葉が初夏に落葉する事態が発生しています。

桜プロジェクトチームでも、東日本大震災で被災した海沿いに桜を植樹してきましたが、異常気象による高温障害の影響で桜が枯れる事態が発生しています。この問題に対応するため、JICAのアドバイスを受けて、桜に高温・乾燥耐性を付与する「桜色活力剤」を開発しました。

本日は、柴田町の一目千本桜を異常気象から救うため、「桜色活力剤」の使用に向けて視察のために「船岡城址公園」を訪れました。

今後使用する場所や日程について担当者と協議を行い、使用区間と日程を決定しました。使用予定場所は「しばた千桜橋下」で、写真にある桜は、昨年の初夏に早期落葉を経験したものです。

視察に際し、柴田町都市建設課都市計画班の佐藤玲様、小野寺亜蘭様にご協力いただきました。今後も活動を一層強化し、地域の桜を守るために尽力していきます。本記事に関しては、続報をお伝えする予定です。

0

【科学部】(テレビ放映有)全国青年ボランティア40名に復興の桜を紹介

本イベントは、NHK、tbc東北放送、ミヤギテレビにて放送されました。ページの最下部にリンクを添付しますので、そちらも合わせてご確認ください。

公益財団法人修養団主催で、全国から集まった中高大学生等がボランティア活動を積極的に推進するために、幅広い分野の知識や技能を習得し、被災地で実際に交流を深めることを目的とした「全国青年ボランティアの旅in東北」が開催されました。本校は、東日本大震災後の復興に向けた桜の植樹活動を紹介するため、岩沼市千年希望の丘交流センター相野釜公園を訪れました。

雨天でしたが、全国から集まった13歳から25歳の参加者に対し、復興の桜について伝えることができました。

交流センター内では、地元で始まった東日本大震災の被災地域への桜の植樹活動が、10年以上にわたり継続して成功を収めてきたことについて紹介しました。また、その研究が植物を暑さに強くする活力剤の開発に繋がり、最終的には世界中の植物を救う成果をあげたことについても、分かりやすく発表することができました。

「全国青年ボランティアの旅in東北」の皆さま、公益財団法人修養団の皆さま、本日は誠にありがとうございました。今後も引き続き、活動に励んでいきます。

本イベントは、NHK、tbc東北放送、ミヤギテレビにて放送されました。リンクを添付しますので、こちらも合わせてご確認ください。

NHKの放送はこちら

tbc東北放送はこちら

ミヤギテレビはこちら

0

【科学部】SDGs QUESTみらい甲子園の特別番組、YouTube配信スタート

 『SDGs QUESTみらい甲子園』は、全国開催エリアの高校生たちそれぞれがチームを組み、主体的にSDGsを探究し、様々なアクションアイデアを創出・発表・表彰する大会です。本校も、3月15日に行われたこの大会に参加し、 これまでの研究成果が認められ、参加チーム258チーム、参加人数900名の中で最高賞である最優秀賞を受賞することができました。詳細はこちら

本大会の様子は、YTS山形テレビにて3月29日(土)14:00~15:30の間に放送されましたが、本日YouTubeでも配信がスタートしましたので、お知らせいたします。YouTubeへのリンクはこちら

宮城県農業高等学校が紹介される時間(リンクをクリックすると指定された時間が表示されます)

0:04:34-研究発表

0:52:30-最優秀賞発表     

1:18:22-最優秀賞者インタビュー

SDGs QUEST みらい甲子園南東北エリア大会についてはこちらをご覧ください。
 

0

【科学部】#SASS2024にてミライノラボ賞受賞

『#SASS2024「大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード」』は、大学生が運営するSDGsをテーマとする動画コンテストです。これからの未来を担う中高生のメッセージを、映像を通して世の中に伝え、中高生、大学生、企業が双方向につながり、「社会を変える広がり」を創出することを目的としています。

本日は、#SASS2024表彰式のために、東京都中央区を訪れました。

表彰式では、地元で始まった東日本大震災の被災地域への10年を超える桜の植樹活動が評価されました。また、この活動に関連する研究は、植物を暑さに強くする活力剤の開発に繋がり、最終的には世界中の植物を守るための重要な成果となりました。この研究が評価され、ミライノラボ賞を受賞することができました。さらに、副賞として1万円分の図書カードもいただきました。

株式会社横田アソシエイツ#SASS実行委員会の皆さま、表彰式に参加された皆さま、本日はありがとうございました。今後も一層励んで活動を続けてまいります。

#SASS2024「大学生による中高生のためのSDGs/サスティナビリティアワード」についてはこちらをご覧ください。

0

【科学部】玉夢桜は海を渡る、桂島での記念植樹

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。これまでに植樹した本数は1,000本を超え、次の目標は2,000本です。桜を通じて、地域の方々に笑顔を届けたいという思いで活動を続けています。

本日は、桂島での「玉夢桜(学校で人工交配された新品種)」の寄贈・記念植樹式のために、「玉夢桜」とともに海を渡りました。

初めてのボートで楽しんでいる様子が見受けられました。

「玉夢桜」と本校で開発した「桜色活力剤(植物に高温乾燥耐性を付与する活力剤)」について説明している様子です。多くの桂島の方々が参加してくれました。

実際の植樹についても、生徒たちがアドバイスを行いながら進めました。

無事に全ての「玉夢桜」の植樹を終えることができました。桂島の皆様、浜田ヨット&ボートクラブの皆様、本日はこのような場を設けていただき、ありがとうございました。今後も一層励んで活動を続けていきます。

【おまけ】
桂島の皆様より、大量のわかめをいただきました。おすすめは、しゃぶしゃぶにしてポン酢で食べることだそうです。美味しくいただきます。ありがとうございました。

0

【科学部】SDGsQUESTみらい甲子園最優秀賞受賞、大阪・関西万博での発表決定

『SDGs QUESTみらい甲子園』は、全国開催エリアの高校生たちそれぞれがチームを組み、主体的にSDGsを探究し、様々なアクションアイデアを創出・発表・表彰する大会です。

本日はSDGs QUESTみらい甲子園南東北大会ファイナルセレモニーのために、山形市民会館会館を訪れました。

発表では、地元で始まった東日本大震災で被災した地域への10年以上にわたる桜の植樹活動を成功させるための研究について紹介しました。そして、その研究が植物を暑さに強くする活力剤の開発にたどり着き、世界の植物を救う内容となったことについて、分かりやすく発表することができました。

これまでの研究成果が認められ、参加チーム258チーム、参加人数900名の中で最高賞である最優秀賞を受賞することができました。

例年であれば、このファイナルセレモニーをもって本大会は終了となりますが、今年度の最優秀賞受賞者には、ファイナルのさらに先があり、10月に大阪・関西万博のスペシャルイベントに特別招待され、研究を発表することとなりました

SDGs QUEST みらい甲子園南東北エリア大会実行委員会の皆さま、YTS山形テレビの皆さま、その他多くの後援者の皆さま、本日はありがとうございました。今後も一層励んで活動を続けてまいります。

 

本大会の様子は、YTS山形テレビにて3月29日(土)14:00~15:30の間に放送されます。

また、後日YouTubeにも放送内容がアップされますので、その際は改めてお知らせいたします。

SDGs QUEST みらい甲子園南東北エリア大会についてはこちらをご覧ください。

0

【科学部】東京大学大学院農学生命科学研究科 金鍾明 特任准教授による技術指導

科学部では、東日本大震災で被災した海沿いに桜を植樹してきましたが、異常気象の影響で高温障害に直面し、桜が枯れる事態が発生しています。そこで、「植物に酢酸を与えることで乾燥に強くなるメカニズム」を発見し、その研究成果を論文として発表された東京大学大学院農学生命科学研究科の金鍾明特任准教授(兼アクプランタ株式会社CEO代表取締役社長)に技術指導をお願いしたところ、快く引き受けていただくことができました。

はじめに、科学部での研究活動について報告を行いました。

その後、施設案内を行い、クリーンベンチでは実際に桜をどのように培養しているかを説明しました。

培養棚では、その後の管理方法についても伝えました。培地に関しては、「このようにすればより良い効果が得られるのではないか」と、私たちがこれまで思いつかなかったようなアドバイスをいただくことができました。

順化室では、フラスコから出した桜の管理について説明を行いました。ここでは、品種間の生育差についての質問もありました。

施設案内の最後には、順化後の桜の生育について説明し、実際に外に出て仮植されている桜について説明を行いました。

後半は金鍾明先生から「植物に酢酸を与えることで乾燥に強くなるメカニズム」についての講演をいただきました。講演後の質疑応答も大変盛り上がり、終了予定の12時を大きく超え、15時まで続きました。

また、試供品として、酢酸を用いたアクプランタ株式会社製の農業資材「Skeepon」をいただくことができました。今後の実験で活用していきたいと考えています。

金鍾明先生、本日はありがとうございました。本日学んだことを糧に、今後も一層励んで活動を続けていきます。

0

【科学部】クビアカツヤカミキリ標本が届く(埼玉県立所沢北高等学校生物部より)

特定外来生物であるクビアカツヤカミキリによる桜の食害が拡大しており、被害拡大防止のため桜の伐倒が続いています。被害は急速に広がっており、一部の自治体では捕殺に報奨金を支給しています。現在、北関東が侵入の北限とされ、宮城県ではまだ確認されていませんが、認知が遅れています。この問題について、イオンエコワングランプリの最終審査会でお会いした、クビアカツヤカミキリの拡大阻止を目的に研究を行っている埼玉県立所沢北高等学校生物部に相談したところ、クビアカツヤカミキリの標本を提供していただきました

クビアカツヤカミキリについて(環境省)

埼玉県立所沢北高等学校生物部についてはこちら 

標本は埼玉県立所沢北高等学校生物部の生徒が作っています。その精巧さに唖然としました。

標本の他、フラス(幼虫が排出する木くず・糞の混合物、クビアカツヤカミキリがいることの判断材料)も提供していただきました。

埼玉県立所沢北高等学校生物部の皆さま、標本およびフラスのご提供、誠にありがとうございました。今後もクビアカツヤカミキリの認知拡大と拡大阻止に努めてまいります。

クビアカツヤカミキリについて(環境省)

埼玉県立所沢北高等学校生物部についてはこちら

0

【科学部】文部科学大臣賞受賞

 『SYDボランティア奨励賞』は、学校や地域でのPTA、子ども会、団体・グループなどのボランティア活動において、画期的で新しい試みを展開したり、優れた活動によって著しい効果を上げたグループ・団体を顕彰するもので、最高賞は文部科学大臣賞となっています。

本日は、SYDボランティア奨励賞贈呈式での活動発表のために、東京都渋谷区にあるSYDホールを訪れました。

発表では、地元で始まった東日本大震災で被災した地域への10年以上にわたる桜の植樹活動を成功させるための研究について紹介しました。そして、その研究が植物を暑さに強くする活力剤の開発にたどり着き、世界の植物を救う内容となったことについて、分かりやすく発表することができました。

これまでのボランティア活動の成果が認められ、文部科学大臣賞を受賞し、副賞として賞金20万円をいただくことができました。

公益財団法人修養団の皆さま、本日はありがとうございました。今後も一層励んで活動を続けていきます。

SYDボランティア奨励賞の結果発表についてはこちら

0