自啓寮  寮(寄宿舎)教育
【寮教育のねらい】
寮は生徒自らの努力で自らの成長を図る場であり、秩序ある体験を通して、社会人としての望ましい人間性を身につけると共に、さまざまな学習活動をとおして、人生設計のための目的意識を高める。
【指導目標】
  • 規律ある集団生活をとおして自主・自律・協調の精神を育てる。
  • 委員会活動、各種当番活動、寮行事などの諸活動をとおして、集団における個人の役割を認識させ、協力・奉仕の精神を育てる。
  • 舎監との人間的ふれあいをとおして、社会人としての人間的成長を図る。
  • 一人一人の進路意識を高めさせ、目的に向かって積極的に努力する姿勢を育てる。
  • 実習をとおして意欲的に農業に取り組む真摯な姿勢を育てる。
  • 目的を持って、意欲的に学習に取り組む習慣を養う。
  • 資格取得を目指す学習活動をとおして、常に自己の可能性を高める態度を養う。
【入寮期間】
  • 通年(4月~3月)の入寮を希望する場合は、希望者の中から選考のうえ許可する。
【主な学習活動】
  • 普通教科学習の充実~学習時間を充実させるとともに、さらに学力向上を目指す生徒に対して指導する。 
  • 資格取得学習の充実~学習時間を充実させるとともに、資格取得を目指す生徒に対し指導する。
  • 自発的学習態度の養成~寮生が積極的に舎監に質問しに来るような動機付けを行う。
【主な行事】

 4月 :入寮式 / 避難訓練 / 春期研修 


 

 

 

 

 5月 :義務入寮開始(~12月)/ スポーツレクリエーション

 7月 :寮祭

 9月 :文化講演会

 

 

 

 

 

 

12月  :クリスマス会

 

 

 

 

2月  :歓送会 / 卒寮式

 

 

 

 

 

【必要経費】 (令和6年度)

【一日の日課】 (基本日課)

 

【施設案内】

☆ 施設を動画で紹介しています。寮生たちの一言も入っていますので、是非ご覧下さい!

〇居室・・各部屋のことを「居室」といいます。月曜~金曜まで過ごします。

(全学年混合の3~4人部屋です。机やロッカー、ベッドがあります。)

  

 

 

 

 

 

 

〇食堂・・食事時間は朝食6:45~7:30 夕食18:30~19:25です。豊富なメニューで生徒を迎えます。


 

 

 

 

 

〇洗濯場/風呂場/コミュニティスペース・・男女各棟にある共有スペースです。自由時間にはコミュニティスペースでテレビ視聴もでき、交流の場となります。



 

 

 


 

【サークル活動】

生徒の希望に応じて開設する。

(令和5年度:手芸サークル・ストイックサークル・イラストサークル等6部門開設中)

活動情報
自啓寮給食ブログ

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【自啓寮】今年度の寮食がスタートしました!

4月8日(火)の昼食から寮の食事がスタートしました。

4月9日(水)の夕食では、1年生をお迎えし、進級・入学のお祝い膳をいただきました。

【献立】牛肉ちらし寿司、桜シュウマイ、筑前煮、菜の花入りおひたし、すまし汁、宮農産いちご

 

初めて寮で食事をとる1年生は、はじめは緊張の面持ちでしたが、先輩方との会話もはずみ、和やかな会食を楽しんでいる様子でした。

 

こちらは初日の昼食です。

【献立】五目うどん、ゆかりごはん、じゃがバター、うま塩キャベツ、グレープフルーツ丸ごとゼリー、牛乳

「グレープフルーツ丸ごとゼリー」は果肉をくり抜いて果汁を搾り、皮を器にして作ります。手間はかかりますが、さわやかな果汁が感じられる生徒に人気のデザートです。

今年度も寮生たちが毎日元気に学校生活を送れるよう、安全・安心で美味しい、愛情たっぷりの食事づくりを心がけていきたいと思います。

【自啓寮】芸術鑑賞会特別献立「レストランHACHIメニュー」

1月23日の夕食には、レストランHACHIの料理を再現した特別メニューを提供しました。

【献立】ごはん、HACHIの黄金比率ハンバーグ、HACHIのナポリタン、クレソンサラダ、油麩のみそ汁、HACHI風プリン

この企画は、芸術鑑賞会の講師としてお招きした落語家・春風亭与いちさんのご実家が経営するレストランHACHIの料理を、当日の給食にも取り入れたくお願いしたところ、快く承諾していただき実現しました。

HACHI特別献立.pdf (←当日の献立紹介をランチョンマットにしました)

 

今回の給食には、HACHIさんからハンバーグをはじめとする、オリジナルの商品をご提供いただき、デミグラスソースのレシピやハンバーグの調理方法など、非常に多くのご協力をいただきました。

また、HACHIさんに「クレソン」を納めている、上余田にあるクレソン農家の渡辺兵助さんにもご協力いただきました。偶然にも、渡辺さんが宮農の卒業生というご縁があり、今回の給食で使用するクレソンを無償で提供してくださいました。

 (クレソン農家の渡辺兵助さん)

 

食堂の入り口には、レストランHACHIと同じ昭八さんの看板を掲げ、与いちさんをお迎えしました。

生徒たちは、「こんなにおいしいハンバーグは初めて食べた!」と感激しており、一緒に食事をした与いちさんからも好評をいただきました。

お腹も膨らみ、その後の落語への期待も膨らむ、楽しく和やかな夕食のひとときとなりました。

 (左手前が与いちさん)

【自啓寮】和食の日献立

11月24日の「和食の日」にちなみ、寮の夕食では秋の味覚をふんだんに取り入れた、和食献立を提供しました。

【献立】さつまいもごはん、秋刀魚の塩焼き、揚げ豆腐の五目あんかけ、ごまあえ、みそ汁

(宮農食材:米、さつまいも、ねぎ、だいこん)

和食献立資料.pdf

おかずの構成や配膳の位置、使われている食材やだしの旨みなど、食事と向き合い、いつも以上によく味わって食べることで、和食のよさを再確認することをねらいとしています。

また、尾頭付きのさんまを提供することで、箸の使い方や魚の食べ方など、和食のマナーについても学ぶ機会としました。

“おじいちゃんの代から伝わる掟だから”と頭まで丸ごと完食する生徒や、几帳面に骨を取り除いて食べる生徒など、それぞれのスタイルでさんまと向き合っていました。

さんまの内臓に苦みがなくて、身と一緒に食べると美味しかったという声もありました。

普段から和食を中心に提供していますが、食事環境や食べる側の意識が少し変わるだけで、食べ方も変わってくる様子が興味深かったです。

【自啓寮】図書館とコラボしました♪

10/27~11/9の「読書週間」に合わせて、寮では小説やアニメの中に登場する料理を給食の献立として提供しました。

掲示資料.pdf

学校司書の龍崎先生に図書館にある本を紹介していただき、寮生が喜びそうで、なおかつ寮では提供したことのないうなメニューを選び、給食用にアレンジして再現しました。

  

★村上レシピより「チキンカツレツ」

★サンジの満腹ごはん(ワンピース)より「ペンネゴルゴンゾーラ」

 

★魔法使いたちの料理帳より「魔法のタンバル(マカロニのミートグラタン)」

★疲れた人に夜食を届ける出前店より「金曜日のホットドッグ」

 ★ハリーポッターと魔法のご馳走より「ブラマンジェオレンジソース」

「秋の夜長、読書を楽しみながら食欲の秋も満喫しよう♪」というコンセプトで、期間中は寮の一角にも本を展示し、食と読書を同時に楽しめるような空間を作りました。

来月は図書館で寮のデザートが味わえるかもしれません(?)お楽しみに(^_^)

【自啓寮】秋の新米食べ比べ週間

10月21日(月)~25日(金)の1週間、寮の夕食では宮農で収穫された新米の食べ比べを行いました。

たくさんある種類のお米の中から、担当の先生にもアドバイスをいただき、特徴の異なる以下の4種類のお米を選びました。

*ミルキークイーン
*コシヒカリ
*金のいぶき
*つや姫

 

「色が違うね」「もちもちしてる」など、いつも以上によく味わって楽しそうに食べている生徒の姿が見られました。

米の価格が高騰する中、安全安心で安くておいしい宮農のお米をお腹いっぱい食べられる寮生たちは本当に幸せだと思います。

各自好きなお米に投票してもらった結果はご覧のとおりです。

最後に宮農ならではのこの贅沢な企画は、作物部門の山根先生と須田先生のお力添えがあり、実現することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 第2回文化講演会

去る5月22日、NPO法人フードバンク仙台より、代表理事兼事務局長の小椋亘氏をお招きして、

「フードバンク仙台の支援と”農業の在り方”について」をテーマに講演いただきました。

なぜ食べられない人がいるのか?なぜ生活フードバンクが必要とされるのか?

話を聞いていくと疑問がひとつひとつ解消されていくようでした。

フードバンクの役割はただの食材支援ではなく、生活相談を通して困りごとの解決も担っていることも

知ることができました。

さらに世界の食糧問題や飢餓の問題、日本におけるフードロスの多さ(643トン!)にも驚きました。

この日は1年1組の義務入寮期間中で、70名ほどの生徒が話を聞きました。

日々食べられることへの感謝、残さないように食べようとする姿勢、食べ物の大切さを改めて感じた生徒が多い講演と

なりました。

 宮農の卵「百羽良卵」をお礼にお渡ししました。

多くの生徒が自分の生活を振り返り、そして自分に何かできることはないかを考える機会になりました。

小椋さん、お忙しい中講演いただきありがとうございました。

自啓寮 生活科1年4組の義務入寮

今年度最初の義務入寮が生活科よりスタートしました。

4月21日(月)からゴールデンウィークを挟みながら3週間にわたって実施しました。

 今回の義務入寮は、寮学習(礼儀、ルールやマナー、責任、食事などの大切さについての講義)の他に、

さまざまなプログラムが盛り込まれました。

☆生活科学習「生活科について知ろう」

6名の生活科の先輩方から、生活科で学べること、取り組んでいることなどのプレゼンテーションがありました。

生徒目線のリアルな情報、宮農出身の小島先生への質問タイムも盛り上がりました。

 

☆寮生交流会(ドッヂボール大会)

恒例のドッヂボール大会は、文化委員会が企画・司会進行を務めました。

 

高校生の白熱したボールの投げ合い、逃げ切れたでしょうか!?

 

☆農場朝体験

朝5:45に寮前に集合し、いざ畜舎へ!

気持ちの良い朝は目覚めも早い!牛部の先輩方が案内役です。

 

鶏舎、豚舎、牛舎をローテーションで回り、説明を聞き、触れ合い体験を行いました。

 その後の朝食に出た豚肉や牛乳、夕食に出たゆで卵、何かを感じられたでしょうか。

最後の夜は通年生の前で「自啓宣誓」をします。

この3週間の義務入寮で得た経験をもとに今後の生活で誓うことを発表しました。

集団生活を通して時間やルールを守る大切さ、友達、、、いろいろな気付きがあったようです。

今年度最初の義務入寮、3週間お疲れさまでした。

 

自啓寮講演会:コミュニケーション講座

今年度は義務入寮を4月からスタートするにあたり、70名以上での集団生活が円滑に進むためには何が必要なのか?と、前年度より密かに計画を進め、行き着いたテーマは「コミュニケーション」!

早速4組義務入寮の2日目 「自分を知ろう」「友達を知ろう」そして「自分を理解してもらおう」をテーマに

まなびのたねネットワーク代表理事、認定キャリア教育コーディネーターの伊勢みゆき先生を講師にお招きし、

コミュニケーション講座を開催しました。

 友達からの一言でこんな気持ちになったことあるかな?から始まり、

自分の行動傾向をカードを使って知るワークを行いました。自分の性格をカードから探す時間は真剣そのものです!

カードを使った自己紹介を行いながら、クラスメイトとの違いを知ることで、あちこちから笑いが出たり「なるほど~」などのどよめきも・・・

4組の生徒たちからは「話をしたことがなかった人とも話をするきっかけができました」「自分と違う部分が分かって面白かったです」など、多くの感想を聞くことができました。心の通い合いや感じ方の違いを体験し、これからの学校生活に役立ててほしいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

自啓寮 入寮式、対面式

自啓寮では、今年度新たに11名の1年生を迎えました。

先日行われた入寮式。

食品化学科、横山嵩さんから代表の挨拶があり、寮で友達を作り成長していきたいこと、

食事を楽しみにしていることなどが盛り込まれ、不安より期待や意欲を感じました。

寮長を務める農業機械科3年の佐藤奈々さんからは、1年生に向けて気持ちに寄り添った温かいメッセージが

送られました。

 

 

対面式では、「クスッ」と笑える学年ごとの自己紹介。

少しでも緊張をほぐそうと工夫したようでした。

 

2、3年生は前日より清掃や式場の準備を行い、1年生を迎える環境を整え、

立派に1年生を迎えることができました。

 普段なかなかできない場所の掃除を黙々と。掃除への向き合い方も自啓寮生の誇りです。

1年生にとっては長い1日となりましたが、令和7年度も無事に36名でスタートしました。

 

自啓寮 令和6年度の締めくくり

2月の自啓寮生は歓送会や3年生の卒寮、冬期研修に4期考査と、忙しい日々を過ごしてきました。

最後の夜の締めくくりは恒例となった「鍋会」。

みんなで鍋を囲むのは2020年以来とのこと(コロナ禍中は一人鍋会)。

生徒はもちろんほとんどの職員も、みんなで囲む「鍋」は初めての経験。

あつあつの具材をハフハフしながら食べ、家族のような温かさを感じる時間でした。

こちらはトマトチーズ鍋。とろーりとろけるチーズと洋風具材が美味しい!

締めはラーメンかうどんかごはんからチョイス!のはずが、うどんもラーメンも入れてお腹いっぱい。

美味しい鍋の後は、居室の大掃除を行い、最後に次年度へ向けた決意表明を行いました。

それぞれの課題や目標を声に出し、発表し合うことでお互いを高め合う時間になりました。

内容の濃い冬期研修を終え、どんなことが心に残りましたか?

 4月から新1年生を迎える準備が整ったと実感した最後の夜でした。