自啓寮  寮(寄宿舎)教育
寮教育のねらい
寮は生徒自らの努力で自らの成長を図る場であり、秩序ある体験を通して、社会人としての望ましい人間性を身につけると共に、さまざまな学習活動をとおして、人生設計のための目的意識を高める。
指導目標
  • 規律ある集団生活をとおして自主・自律・協調の精神を育てる。
  • 委員会活動、各種当番活動、寮行事などの諸活動をとおして、集団における個人の役割を認識させ、協力・奉仕の精神を育てる。
  • 舎監との人間的ふれあいをとおして、社会人としての人間的成長を図る。
  • 一人一人の進路意識を高めさせ、目的に向かって積極的に努力する姿勢を育てる。
  • 実習をとおして意欲的に農業に取り組む真摯な姿勢を育てる。
  • 目的を持って、意欲的に学習に取り組む習慣を養う。
  • 資格取得を目指す学習活動をとおして、常に自己の可能性を高める態度を養う。
入寮期間
  • 通年(4月~3月)の入寮を希望する場合は、希望者の中から選考のうえ許可する。
主な学習活動
  • 普通教科学習の充実~学習時間を充実させるとともに、さらに学力向上を目指す生徒に対して指導する。 
  • 資格取得学習の充実~学習時間を充実させるとともに、資格取得を目指す生徒に対し指導する。
  • 自発的学習態度の養成~寮生が積極的に舎監に質問しに来るような動機付けを行う。
主な行事
  •  5月:上級生研修会 / 防災訓練
  •  6月:映写会
  •  9月:防災訓練
  • 10月:スポーツ大会
  • 11月:講演会
  • 12月:芸術鑑賞会
  •  1月:異文化交流
  •  2月:歓送会
サークル活動
生徒の希望に応じて開設する。
活動情報
寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 卒寮おめでとう

先日卒寮式が行われ、14名の生徒が自啓寮を巣立ちました。

会場の自啓寮研修室は、前日の歓送会の賑やかさが嘘のように静まりかえっています。

校長先生から温かいメッセージをいただきました。

3年間の思い出が駆け巡ります。

 

 

ひとりひとり、この卒寮式を迎えた思いを語りました。

卒寮式終了後、舎監長よりひとりひとりにメッセージが贈られました。

3年間見守り続けてきた私たち職員も同じ思いです。

残念ながら2名の卒寮生が参加できませんでしたが、3年間共に過ごした仲間はかけがえのない存在です。 

改めて、3年生ありがとう、そして卒寮おめでとうございます。

自啓寮 冬期研修

3年生のいない寮に、1年生、2年生は、

しばらくの間、さみしさを感じながらの寮生活になります。

 

それでも、卒寮式の夜から、さっそく『冬期研修』が始まるのが自啓寮。

さみしいけれど、嘆いてばかりもいられません。

もうすぐ今年度が終わり、4月には新入寮生が入ってきます。

 

研修の目的 ・これまでの寮生活を振り返り、今後の寮生活をさらによりよいものとする。

      ・上級生になることを自覚し、寮生としてあるべき姿を考える。

 

 

 

 

 

 

4期考査を挟んで、舎監長講話、委員会の反省と来年度の計画、舎監の先生のこれまでの人生からの学び、

避難訓練、グループワーク、寮生総会(活発な意見が出ました)、締めの鍋会(最後の夜の夕食)、決意表明と

6日間に渡って研修が行われます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決意表明では、一人ひとりが来年度への抱負を発表します。

「後輩の見本になる存在になりたい」

「日常の中で小さなことを積み重ねていきたい」

「成績を上げて維持したい」

「視野を広く持ちたい」

「委員長として頑張りたい」

「人の役に立てるようになりたい」

「話しやすい先輩になる」

 

寮生活は、寮生にしかわからない思いもたくさんあるのだろうなと思います。

大変なことも難しいことも一つひとつクリアして、

研修での学びを活かして、

上級生になり、自啓寮を引っ張っていく存在になる。

3年間を経たときには、自啓寮の寮生であったことを誇りに思ってくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自啓寮 笑いと涙の歓送会

2月、自啓寮には一足先に別れの季節がやってきます。

今年度は男子8名女子6名の14名の生徒が卒寮です。

5日(月)歓送会が盛大に行われました。 

3年間の成長を支え、毎日の楽しみや生活に潤いを与えてくれた寮のごはん。

愛情たっぷり込められた3年生のわがままリクエストメニュー。美味しくいただきました。

3年生にとって最後の有志発表。歌あり、ギターあり、コントにダンス。全身で楽しみました!

3年間、楽しいことばかりではなかった寮生活。

いやになって泣いた日、気まずくなった日、家に帰りたい日、毎日いろいろなことがありました。

寮長から1・2年生へ向けて何度か話していたことは「寮は辞めない方がいい。」です。

3年間ともに過ごした最高の仲間を得られたからこそ言える言葉だと思います。

自啓寮 芸術鑑賞会がありました。

 東北大学学友会邦楽部より3名の筝曲演奏者をお迎えして、令和5年度自啓寮芸術鑑賞会を行いました。

 

 

 一般的に「さくらさくら」などがよく演奏される十三絃の筝と、

弦が太く重低音が特徴の十七絃の筝で3曲演奏していただきました。

音楽を選択している生徒以外はなかなか触れる機会がありません。

曲に合わせて音をその都度設定することや、

絃を押さえる出し方、曲の聴き所なども教えていただきました。

日本古来の和楽器の奥深い音色は、心に染み入りました。

締めくくりの「千本桜」の演奏は手拍子で盛り上がりました。

 邦楽部のみなさんありがとうございました。

自啓寮 楽しい学び

1月。

通年3年生は寮生活があと1ヶ月というところにきました。

 「長いように思っていたけれどあっという間だった」とポツリ。

 

今が3年生との最後の時。

満喫しなくては。

 

『星をみる会』

 

 

 

 

 

 

「寮生みんなで星を見たいです!」という声から

願いが叶いました。

その日は満天の星空。

オリオン座、ペテルギウスが輝いていました。

みんなで見るからか、いつも以上に輝いて見えましたよね。

(重い望遠鏡を運び、貸してくださりありがとうございました。)

 

 

冬研修、画期的な学び、『カラオケ大会』!

 

 

 

 

 

 

 

本番に向けての練習シーン。

楽しみながら、

自分を発揮し、殻を破り、仲間と親睦を深め・・・

皆に聴いてもらうこと。

大きな声で歌うことの発散作用。

挑戦するということ。

 

 

 

 

 

 

遊びのようですが、

目には見えにくいかもしれないけれど

それぞれが成長するって、

面白いですね。

 

 

久々に雪が降りました。

雪かきの後は恒例の・・・

 

 

 

 

 

 

雪ではしゃぐ高校生。

何歳になっても無邪気でいたいものだなと思いました。

笑顔がはじけていました。

どれもこれも、自啓寮でのいい思い出ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自啓寮 クリスマス会&大掃除を行いました

「クリスマス会」

 自啓寮のクリスマス会は各委員会が入念に準備してきたおかげで大成功に終わりました。

また練習を重ねてきた有志発表や豪華なごちそうが並び、みんなの笑顔あふれる夜となりました。

 

 

 

 

<有志発表>

今年もさらに磨きがかかった一芸を繰り広げる有志のみなさん。

最後はジャンボリーミッキーでみんなでダンス!

 

 笑いあり、感動あり、ギャルありの忘れられないクリスマス会となりました。

 

「大掃除」

 クリスマス会で燃え尽きては自啓寮生とは呼べません。

冬休み前の自啓寮の恒例行事と言えば「大掃除」です。

1年間無事に寮生活を終えた感謝の気持ちを込めて、今年も参加した全員が一生懸命掃除に励みました。

今年1年間の汚れをしっかり落とし、気持ち良い新年を迎えられそうです。

12月の自啓寮

今年もあと半月となりました。

3年生は進路が決まりつつあり、高校生活、寮生活がそろそろ終わりに近づいていることを感じ、

寂しくて(もしくは早く卒業(卒寮)したい!と待ち遠しくて)残りの日数を数え始めています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 12月4日(月)から1年5組、12月11日(月)から1年6組の体験入寮がそれぞれ

2泊3日ずつ行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2泊という時間の中で体験できることは限られているかもしれません。

それでも、寮生活を有意義なものにしようという気持ちが皆さんから感じられました。

クラスメイトと話をすることで相手をもっと知ることができ、コミュニケーションも取りやすくなったり、あいさつを交わすことで感じるあたたかさなども感じたり、集団生活で改めて実感できることがいろいろとあったと思います。

 

 

 

 

 

 

「食事が美味しくて永遠に食べていられる」(夕食のバターチキンカレー)

「3年間も寮生活をする通年生がすごいと思った」(当番の朝掃除をしているとき)

「楽しかった」(終えてみて)

という感想も。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寮のルールを守ること、集団生活の中で遠慮・配慮しながら生活すること、自由に時間が使えないこと、

慣れない場所で他人が大勢、面倒な当番や掃除、居室の整頓などを経験し、

「貴重」だと感じてもらえたら、自啓寮は嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 通年生はクリスマス会に向けての飾り付けや

有志が出し物の準備・練習に精を出しています。

 

 

自啓寮 生活科1年4組の義務入寮

 まだ宮農祭の熱気が覚めやらぬ10月31日から始まった、生活科1年4組の義務入寮。

寄宿舎指導員目線で特に印象的だったことは、初日の荷物搬入の時に靴をしっかり揃えている人や、

布団のたたみ方がきれいな人が多かったことです。

その様子を通年生に話すと「さすが生活科だ!」と関心していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日のオリエンテーション。この頃はまだ「寮生活いやだなー」、「スマホが使えなくなる」、

「友達とうまくやっていけるか」といった不安が大きかったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

職員室に入室する時は、「○○号室の○○です、動態盤の手続きと貴重品を預けに来ました。」

初めて聞く文言ばかり、かまずに言えましたか?

 

通年生と顔合わせ。

「わからないことは何でも聞いて」

 

 

 

 

 

 

 

みんな大好き寮のごはん!ご飯が美味しかった、また食べたいという感想が聞こえてきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みんなの笑顔が、毎食献立を考える栄養士の先生や調理員さんへの感謝の気持ち。

 

 

 

 

 

 

自由時間はクラスメイトとの交流の場。

今まで話せなかった人との会話や教室では見ら

れなかった友だちの新たな一面も!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜ日課やルール、マナーを守るのか。

なぜスマホを預けなければならないのか。

洗濯物を干したりたたんだり、居室を毎朝きれいにしたり、当番仕事があったりと普段の生活では課されないこと

ばかりの寮生活でしたが、3週間の義務入寮で体感して学んだこと気付いたことがたくさんあったと思います。

 

自啓寮 1年3組 義務入寮

10月3日(火)から、3組の義務入寮が始まっています。

2週目を終えた感想は・・・

 

「楽しくなってきました!」

「あと一週間で終わるなんて寂しい」

「寮のごはんがすごく美味しいです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

義務入寮と言えば、初めは「3週間もあって、寮の中ではスマホが使えなくて、

時間も決められていて、ゆっくり休めないから疲れそう・・・嫌だなぁ。」

と、思うようです。

 

ところが、1週目も終わり頃には慣れてきて、

少し疲れた様子はありながらも

義務入寮でしか得られない、”いろいろなこと”を実感し始め、

2週目はまたがんばろう、と気持ちを前向きに、「ただいま」と笑顔で帰ってくる生徒も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

義務入寮を終えた際に、皆さんが書く最後の感想文が楽しみです。

義務入寮を体験して、どんなことを感じ、

この先に活かしていこうと思うのかを、毎回しっかり書いてくれます。

 

寮生活は時間もしたいことも自由ではなく、洗濯など自分のことは自分でしなければならず、

当番活動があったり、眠くてもごろりと横になったりすることはできません。

友人関係や周囲への配慮などもあり、多少無理をしたり、頑張ったりする場面も多い生活です。

 

そんな義務入寮を通して気付いたことの”いろいろなこと”がそれぞれあって、

読んでいると嬉しくなります。

 

 

 

 

 

 

 

ラスト1週間ですね。

無事に、楽しく、過ごせますように。

 

自啓寮 夏期研修を終えて

 夏休み明けの自啓寮は計5日間の夏季研修から始まりました。

 1日目 舎監長講話/夏季休業中1分間スピーチ

 2日目 チームビルディング

 3日目 寮生活の振り返り/各委員会活動

 4日目 寮内学習 作文「私のアピールポイント」

 5日目 舎監講話 遠藤魁人先生

 舎監長講話の中で,鳥取県で行われた全国農業経営育成高等学校研究協議大会に出席し,全国の農業高校の寮についての報告がありました。同じような課題を抱えている寮があることや,自啓寮より厳しいルールや特色があることを知り,自分たちと同じように頑張っている仲間が全国にいるんだと励まされたようでした。

 2日目は新聞紙5枚を使って,どのチームがより高いところにピンポンボールを置けるかというゲームをしました。男女混合で即席チームを作り,白熱した戦いが繰り広げられました。

  

「いつも話したことがなかったけど協力してできてよかった」、「さまざまなやり方があって個性的だと思った」などという感想が聞かれ,お互いを認め合い,協力して作り上げるという達成感を味わったようでした。

  今回の舎監講話は,今年度着任された遠藤魁人先生。剣道では全国でベスト16になったこともあるぐらいの実力者!ですが練習が嫌なこともあったという話に,寮生は親近感が湧いたようです。特に「当たり前のことを当たり前にやる!」という先生の言葉に,寮生の多くが「自分も当たり前のことをきちんとやろう」といった感想を述べていました。

 夏季研修後の寮生は、今まで考えていた意見を積極的に出したり、普段話さなかったメンバーが関わりを持ち始めたりと少しずつ変化が見られています。誰かが やらなければならない仕事を快く引き受けたりする場面も多くみられるようになりました。

 寮生活を通してひと回りもふた回りも成長している自啓寮生の活躍に期待したいと思います。