自啓寮  寮(寄宿舎)教育
寮教育のねらい
寮は生徒自らの努力で自らの成長を図る場であり、秩序ある体験を通して、社会人としての望ましい人間性を身につけると共に、さまざまな学習活動をとおして、人生設計のための目的意識を高める。
指導目標
  • 規律ある集団生活をとおして自主・自律・協調の精神を育てる。
  • 委員会活動、各種当番活動、寮行事などの諸活動をとおして、集団における個人の役割を認識させ、協力・奉仕の精神を育てる。
  • 舎監との人間的ふれあいをとおして、社会人としての人間的成長を図る。
  • 一人一人の進路意識を高めさせ、目的に向かって積極的に努力する姿勢を育てる。
  • 実習をとおして意欲的に農業に取り組む真摯な姿勢を育てる。
  • 目的を持って、意欲的に学習に取り組む習慣を養う。
  • 資格取得を目指す学習活動をとおして、常に自己の可能性を高める態度を養う。
入寮期間
  • 通年(4月~3月)の入寮を希望する場合は、希望者の中から選考のうえ許可する。
主な学習活動
  • 普通教科学習の充実~学習時間を充実させるとともに、さらに学力向上を目指す生徒に対して指導する。 
  • 資格取得学習の充実~学習時間を充実させるとともに、資格取得を目指す生徒に対し指導する。
  • 自発的学習態度の養成~寮生が積極的に舎監に質問しに来るような動機付けを行う。
主な行事
  •  5月:上級生研修会 / 防災訓練
  •  6月:映写会
  •  9月:防災訓練
  • 10月:スポーツ大会
  • 11月:講演会
  • 12月:芸術鑑賞会
  •  1月:異文化交流
  •  2月:歓送会
サークル活動
生徒の希望に応じて開設する。
活動情報
自啓寮給食ブログ

自啓寮給食ブログ

【自啓寮】図書館とコラボしました♪

10/27~11/9の「読書週間」に合わせて、寮では小説やアニメの中に登場する料理を給食の献立として提供しました。

掲示資料.pdf

学校司書の龍崎先生に図書館にある本を紹介していただき、寮生が喜びそうで、なおかつ寮では提供したことのないうなメニューを選び、給食用にアレンジして再現しました。

  

★村上レシピより「チキンカツレツ」

★サンジの満腹ごはん(ワンピース)より「ペンネゴルゴンゾーラ」

 

★魔法使いたちの料理帳より「魔法のタンバル(マカロニのミートグラタン)」

★疲れた人に夜食を届ける出前店より「金曜日のホットドッグ」

 ★ハリーポッターと魔法のご馳走より「ブラマンジェオレンジソース」

「秋の夜長、読書を楽しみながら食欲の秋も満喫しよう♪」というコンセプトで、期間中は寮の一角にも本を展示し、食と読書を同時に楽しめるような空間を作りました。

来月は図書館で寮のデザートが味わえるかもしれません(?)お楽しみに(^_^)

【自啓寮】秋の新米食べ比べ週間

10月21日(月)~25日(金)の1週間、寮の夕食では宮農で収穫された新米の食べ比べを行いました。

たくさんある種類のお米の中から、担当の先生にもアドバイスをいただき、特徴の異なる以下の4種類のお米を選びました。

*ミルキークイーン
*コシヒカリ
*金のいぶき
*つや姫

 

「色が違うね」「もちもちしてる」など、いつも以上によく味わって楽しそうに食べている生徒の姿が見られました。

米の価格が高騰する中、安全安心で安くておいしい宮農のお米をお腹いっぱい食べられる寮生たちは本当に幸せだと思います。

各自好きなお米に投票してもらった結果はご覧のとおりです。

最後に宮農ならではのこの贅沢な企画は、作物部門の山根先生と須田先生のお力添えがあり、実現することができました。この場をお借りして感謝申し上げます。

【自啓寮】生活科考案の寮弁

生活科3年生の課題研究の中で、献立づくりのアドバイスを行ってきましたが、ついにその献立が寮弁として登場しました。


テーマが異なる2グループが考案した献立は、1つは高校生を対象としたヘルシー弁当、もう1つが壮年期を対象とした健康弁当です。

 

【ヘルシー弁当】
さつまいも入り玄米ごはん、ささみの梅しそ巻、ほうれん草のキッシュ、豆苗の塩昆布のナムル、パプリカとエリンギのガリバタ炒め、オレンジ、ジョア

 


【健康弁当】
麦ごはん、かつおの竜田揚げポン酢かけ、ひじきの煮物、ノリノリナムル、りんご、なめこ汁

 

計画から試作、実施にいたるまで長い道のりでしたが、どちらのお弁当も対象者に配慮した内容で、栄養バランスもよく、アイディアが光っていました。
寮の定番メニューにしようかなと思うおかずもありました。



自分たちが考えたお弁当を手に取り、にっこり顔の生徒たちですハート

研究はこの先も続きますが、最後までやり遂げる姿をそっと見守りたいと思います。

お弁当を再現してくださった調理員のみなさん、アンケートにご協力いただいた寮生や先生方、ありがとうございました。

【自啓寮】食事に添える花

今年は寮の庭でエディブルフラワー(=食用花)を育てています。

ナスタチウム、キンギョソウ、ビオラ、ボリジ、マリーゴールドの5種類の種を植えたものの、開花までたどりついたのは3種類でした。

咲いた花はお弁当などの彩りとして使っています。

食事に花はなくてもいいものかもしれませんが、花が1つあるだけで、食事の空間が華やぎ、豊かな気持ちになります。またそのひと手間に作り手の心遣いが感じられるような気がします。

 

 

実際に花を食した生徒や職員からは、「香りが口に広がる」「甘い」「苦い」など反応は様々ですが、花を食べなくても目で楽しみながら食事をするだけでもいいと思います。

お弁当箱を開けた時に、ちょっと嬉しい気持ちになって欲しいなという思いから、期間限定の花のあるお弁当を提供しています。

 

 

【自啓寮】食堂にタァちゃんがやってきた!

9月3日の夕食時、自啓寮の食堂に「タァちゃん」をお招きしました!

(※概要とタァちゃんのプロフィールは添付ファイルをご参照ください)

 タァちゃん紹介.pdf

寮行事である文化講演会の一環として、せっかくなら食育も!とダメもとでお願いしたところ、ご快諾いただき、調理の段階から一緒に厨房に入り、料理の監修をしていただきました。

 

当日のメニュー

*ガパオライス

*豚肉と春雨のサラダ

*グリーンカレー    以上3品

 

 

「大量調理の器具は不慣れなの~」とおっしゃっていましたが、さすがプロの料理人!次々と料理を仕上げていただきました。

タァちゃんの料理を間近で見られるまたとないチャンスでしたので、調理員共々興奮気味に見学させていただきました。

ほとんどの生徒がタイ料理は初めてという中、刺激的な辛さのグリーンカレーや、パクチーやハーブ類などの、タイ料理特有の食材に驚きを見せつつも、果敢にチャレンジしている姿が見られました。

生徒にとって海外の食文化に触れる貴重な経験になったと同時に、自分達が住む国や地域の食文化との違いを学ぶことができました。

 

「宮城は食材の宝庫で恵まれた土地ですが、一度生まれ育った土地を離れてみることで、その土地の良い所や悪い所も知ることができる」というタァちゃんの言葉が印象に残った生徒が多かったようです。

寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 1~4組の義務入寮が終わりました

先日、生活科4組が3週間の義務入寮を終えました。

食に関心の高い生徒が多い農業高校ですが、生活科4組は食事の献立や彩りなどに興味を持つ生徒も多く、

提供されたご飯を美味しく、残さず、笑顔で食べていたのが印象的でした。

 汁物が付くお弁当の日は台車で慎重に。手際よし!

気付けば食べている写真が多いクラスでした。

 

スマホが使えない環境だからこその遊びも新鮮だったのではないでしょうか。

夜は研修を通してさらに自啓寮での学びを深めました。

 

スポーツレクレーションでは4組×通年生×男女混合でドッヂボールを行い、盛り上がりました。

 

今年度5月、1組から始まった農業・園芸科と生活科の3週間の義務入寮と

食品化学科と農業機械科の1週間の体験入寮。 

3週間と1週間では期間の差こそあれど、経験する生活はほぼ同じです。

寮生活での経験や気付きが、宮農生としての軌跡になることを期待しています。

自啓寮 生活科1年4組の義務入寮

農業・園芸科3クラスの義務入寮が終了し、今週より生活科1年生の義務入寮が始まっています。

今年度の生活科は女子が圧倒的に多く、通年生女子は、ほぼ満室になる女子棟がどんな状況になるのかと

緊張していました。

義務生の居室に表札を入れたり、動態盤に名前を貼ったりと、

心の準備も兼ねてオリエンテーション係が頑張りました。

最初の説明が肝心!

今回は3つの班に分けて、丁寧に説明していました。

 

ごはんがおいしい!みんなの元気の源になりますように。

 

通年生にとって、自啓寮の細かなルールや集団生活のマナーに慣れていない義務入寮生を迎え入れることは、

大きな経験です。どのように説明したらわかりやすいか、嫌な気持ちを残さないようどう指摘したらよいか、

いろいろと考えた生活が始まるからです。

これまでの反省を生かして、試行錯誤しながら通年生も頑張っています。

 

【自啓寮】3組義務入寮が始まりました

9月30日より1年3組の義務入寮が始まり、活気溢れる寮内です。この入寮期間中に行うことは、農業学習はもちろんのこと、道徳的な学習・スポーツレクリエーション・映画鑑賞・大掃除など盛りだくさんです!この3週間で思いやりの気持ちや日々のちょっとした気配りを体験してほしいと思います。

 

居室内の様子です。

初日は多くの生徒が布団のカバー掛けに苦戦します。

 

 

 朝の日課である掃除も通年生と義務生が協力して行います。

 

日課がきっちり決められていて大変だ!という声も聞こえてきますが、仲間同士の助け合いも徐々に見られています。

 10月4日の夜には義務入寮生と通年生が合同チームを作りスポーツレクリエーションを行いました。

その様子はこちらから↓どうぞ↓

 

 

 

 

【自啓寮】農業機械科 6組の体験入寮がありました

夏休みが明けて間もない9月第1週目、農業機械科1年6組の体験入寮がありました。

体験入寮は3週間の義務入寮とは違い、1週間1本勝負!濃縮した寮生活を送りました。

圧倒的に男子が多い6組が自啓寮に入るこうなります。

布団は各自で運び、シーツやカバーもしっかり掛けます。

 毎食、ご飯が足りなくなるのではという嬉しい不安を抱えた調理員さん。

たかが1週間されど1週間。

体験入寮中は文化講演会の企画でタイ料理を食べたり、講演を聴いたり、

学科長からの講義があったりといつもの学校生活とまるで違った刺激的な日々でした。

寝食を共にし、仲間たちと過ごした1週間、みなさんの心にどう刻まれたのでしょうか?

〔自啓寮〕文化講演会「多国籍で生まれ多様性で生きる」

9月3日、タイ王国公認レストランを経営し、タレントでもある「タァちゃん」をお招きし、食文化と多様性についての講演会を行いました。初めに、寮生総勢71名でタイの食文化を学びながら寮の食堂で本格的なタイ料理を頂きました。独特の香りや刺激に初めて食べる生徒からは驚く姿も見られました。嗜好の感想は様々でしたが、タァちゃんは優しく微笑みながら「自分に正直にね」という言葉を生徒へ投げかけてくださいました。

 

その後の講演会では、農業高校の生徒と接した時の印象、本日の夕食風景を見た率直な感想、さらに社会的マイノリティをより身近な題材として、生徒と対話形式でお話を進めていただきました。最後は、「正直でも正直じゃなくてもよく、ジャッジを入れない柔軟な心を持ってほしい」というメッセージと、「寮は他人と生活する社会勉強の場所なので、そこで生活する皆さんは本当に素晴らしい!」とエールを送ってくださいました。