2023年9月の記事一覧
(科学部)石巻復興の森植樹祭への参加
宮城県石巻市では、東日本大震災を乗り越え次世代へメッセージをつなぐ「復興の森植樹祭」が行われています。普段の活動で被災地への植樹を行っている私たちも本企画に感銘を受けて今回、公益財団法人イオン環境財団主催、宮城県や石巻市共催で行う、石巻南浜津波復興祈念公園への5000本の植樹を行う「石巻復興の森植樹祭2023」に参加してきました。
現地では500名を超える参加者のみなさまと共に、カスミザクラのような桜を含む様々な樹種の苗木を植樹しました。
水極めを行っている様子です。普段の桜の植樹で行っているノウハウが役に立っています。
公益財団法人イオン環境財団のみなさま、石巻南浜津波復興祈念公園参加型運営協議会のみなさま、国土交通省東北地方整備局東北国営公園事務所のみなさま、そして一緒の植樹を行った多くのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
(科学部)一目千本桜再生プロジェクト③半年ぶりの現地調査
大河原町・柴田町には、一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では、毎年天狗巣病剪除作業を行い、この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし、植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており、衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し、樹木用の活力剤を作成し、一定の効果が認められるものの、植樹されている場所の土壌の状況が良くなく、土壌改善が必要であることが判明しました。一方で、本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため、土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで、柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて、東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として、一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。
2023年3月21日(火)柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換はこちら
2023年3月25日(土)大河原町長からの激励と2校合同プロジェクトの詳細はこちら
はじめに、柴田農林高校で行われているミニチュア版竹式メッチャいい法実験区や桜用活力剤実験区の実験結果報告を受けました。
その後、今年3月に竹式メッチャいい法実施し、桜用活力剤施用した場所へ移動しました。
竹式メッチャいい法の竹が残っているのを見て指を指す宮農生と柴農生。
宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
(科学部)ライオンズクラブ賞贈呈式(高校生ボランティア・アワード)
高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。本校も桜を用いた地域親交活動とその研究について、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会で発表した結果、ライオンズクラブ賞を受賞。本日、贈呈式のために東京より公益財団法人風に立つライオン外部理事の今井文彦様が来県されたのをはじめ、名取ライオンズクラブより佐藤康浩様、菅井誠次様、砂金喜一様、洞口勝則様の5名が来校されました。
贈呈式に至るまで
2023年8月10日(木)ボランティア・アワード2023全国大会についての詳細はこちら
全校生徒の前で表彰状、トロフィー、活動支援金、オリジナルトートバッグが贈呈されました。
贈呈式後は植物培養実験室にて、東日本大震災後の被災地復興を目指して始まった1000本を超える桜の植樹に関する活動報告をしました。
その後、研究室内の案内をし、栽培中の玉夢桜についても見ていただきました。順化室では栽培実験中の桜の様子や8月にJICA課題別研修にて外国人研修員の方々が移植をしていった玉夢桜についての説明も行いました。
2023年8月14日(月)JICA課題別研修にて外国人研修員への活動報告についての詳細はこちら
今井文彦様、名取ライオンズクラブのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。