科学部
「桜萌芽システム」全国へ!高校生ボランティア・アワード2026に出場
8月4日・5日の2日間、東京都の新宿住友ビル三角広場で開催された「高校生ボランティア・アワード2026」に、桜プロジェクトチームが出場しました。
本大会は、公益財団法人風に立つライオン基金が主催し、全国でボランティア活動や探究学習、SDGsの取組を続ける高校生が、日頃の活動を発表し、互いに交流する大会です。本校は、柴田町の一目千本桜が抱える老木化の課題と、ひこばえを活用して桜を次世代へつなぐ活動を発表しました。
会場到着後は、メンバーで協力してポスターや展示資料を設置し、発表に向けたブースづくりを行いました。
限られたスペースの中で研究の目的や成果が伝わるよう、資料の配置や説明の流れを確認しながら準備を進めました。
発表が始まると、全国各地の高校生や一般来場者の皆様に、柴田町の桜が直面している老木化の現状や、本校が開発した「桜萌芽システム」について説明しました。
ポスター発表には、テツandトモのお二人、高城れにさん(ももいろクローバーZ)、さだまさしさんも足を運び、本校の発表に耳を傾けてくださいました。柴田町の桜が抱える地域課題と、その解決に向けた研究を直接お伝えできたことで、地域から始まった取組が多くの人へ、そして全国へと広がっていく手応えを感じる貴重な機会となりました。
全国から集まった高校生との交流を通して、それぞれの地域が抱える課題や、その解決に向けた多様な取組について学ぶことができました。活動内容は異なっていても、「誰かの役に立ちたい」「地域をより良くしたい」という共通の思いに触れ、大きな刺激を受けました。今回の経験を今後の研究と地域活動に生かし、これからも地域の皆様と連携しながら、桜を未来へつなぐ取組を進めてまいります。
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おまけ
大会の合間には、新宿御苑に植樹されている本校オリジナル品種の桜「玉夢桜」も見学しました。久しぶりに目にした玉夢桜は、想像していた以上に大きく成長しており、その立派な姿に驚きました。本校で生まれた桜が東京の地で大切に育てられ、しっかりと根付いていることを実感できる、うれしい時間となりました。
新宿御苑での玉夢桜植樹はこちら
桜再生報告会で研究成果を発表~地域とともに一目千本桜の未来を考える~
7月23日(木)、柴田町船岡公民館で開催された「桜再生報告会」に、桜プロジェクトチームが参加しました。
当日は、柴田町議会、柴田町イベント実行委員会、柴田町役場、柴田町民など、総勢60名を超える皆様が参加し、一目千本桜の再生と今後の保全について考えました。
本校からは、老木化したソメイヨシノの「ひこばえ」を人為的に発生させる「桜萌芽システム」について発表しました。河川管理上の制約により新たな植樹が難しい現状や、桜萌芽剤と根への傷処理を組み合わせた研究内容、柴田町で進めている実証実験の成果を紹介しました。
報告会終了後には、一目千本桜の老木で実施している実証実験地へ移動し、桜萌芽システムを実施した樹木へ散水を行いました。ひこばえの生育状況を確認しながら、今後も継続して経過観察を進めていきます。また、当日はNHKによる取材も行われ、本校の研究活動や、地域と連携した取組について取材していただきました。
その後、白石川だいすき倶楽部から、紙芝居「一目千本桜」を聞かせていただきました。桜が植えられた歴史や、地域の方々が守り続けてきた思いに触れ、改めて、自分たちの研究が地域の宝である桜を未来へつなぐ取組であることを実感しました。
今回の活動は、研究成果を地域の皆様へ直接お伝えするとともに、一目千本桜の歴史と未来について、行政・地域・学校が一緒に考える大変貴重な機会となりました。今後も柴田町や地域の皆様と連携しながら、桜を未来へつなぐ研究と普及活動を続けてまいります。
桜萌芽システム、全国へ! ~大阪教育大学附属高等学校平野校舎とオンライン交流を実施~
7月18日(土)、本校 桜プロジェクトチーム は、大阪教育大学附属高等学校平野校舎の生徒・教員の皆様と、Zoomによるオンライン交流会を行いました。
大阪教育大学附属高等学校平野校舎では、「桜を未来につなぐ研究」をテーマに探究活動を進めており、その中で本校が取り組む「桜萌芽システム」に関心を持っていただいたことから、今回の交流が実現しました。
当日は、本校から「時をかける桜」と題して、老木化した桜をひこばえによって世代更新する「桜萌芽システム」の仕組みや、柴田町での実証実験、地域との連携について紹介しました。
大阪教育大学附属高等学校平野校舎では、クビアカツヤカミキリ対策の研究と、老木化した桜を未来に残していく研究をそれぞれ進めていく予定です。また、大阪でも桜萌芽システムの実証実験を行い、気候や環境の違いによる効果を比較・検証することで、より実用性の高い技術へ発展させたいとの考えが示されました。
本校も共同研究への協力を了承し、技術提供、実験方法の共有、継続的な情報交換を行うとともに、桜萌芽剤のサンプル、安全データシート(SDS)、詳細な作製手順を提供し、大阪での実証実験を支援していきます。また、本校は大阪で蓄積されるクビアカツヤカミキリの研究データを共有していただき、宮城県への侵入に備えた対策や普及啓発に役立てていく予定です。
今後も両校が連携し、それぞれの研究成果を共有しながら、桜を未来へつなぐ新たな技術の確立を目指していきます。
日本顕微鏡学会「中高生によるポスター発表」で最優秀賞を受賞しました
5月25日(月)、仙台国際センターで開催された公益社団法人日本顕微鏡学会 第82回学術講演会「第3回中高生によるポスター発表」に、本校 桜プロジェクトチーム が参加し、発表した「ナノテラス解析を活用した桜萌芽システムの開発」が最優秀賞を受賞しました。
本大会は、全国の理数科や科学部などで科学研究に取り組む高校生が集う全国規模の研究発表会です。各校が日頃の研究成果を発表する中、本校の研究が最高賞である最優秀賞に選ばれました。
本研究では、次世代放射光施設「ナノテラス」を活用した内部構造解析の成果を基に、老木化した桜を未来へつなぐ「桜萌芽システム」について発表しました。ナノテラスは、物質の内部構造をナノレベルで解析できる最先端の研究施設であり、「巨大な顕微鏡」とも呼ばれています。その解析結果をもとに、独自に開発した桜萌芽剤と根への刺激処理を組み合わせ、老木化した桜から「ひこばえ」の発生を促し、桜並木を次世代へ継承する新たな技術を紹介しました。
今回の参加は、宮城県新産業振興課および東北大学のご紹介により実現したものです。当日は、多くの大学研究者や企業の皆様から研究内容についてご質問やご助言をいただき、生徒たちにとって大変貴重な学びの機会となりました。また、全国の高校生による研究発表に触れることで、科学的な視点や研究の進め方について多くの刺激を受けました。
今回の受賞を励みに、今後も地域課題の解決に貢献する研究活動を継続し、その成果を積極的に発信してまいります。
最後になりましたが、本研究にご協力いただきました宮城県新産業振興課、東北大学、日本顕微鏡学会をはじめ、関係機関の皆様に心より感謝申し上げます。
仙台市科学館で研究発表と科学実験教室を行いました
6月28日(日)、仙台市科学館で開催された「やってみてサイエンス in 仙台市科学館」において、研究発表と科学実験教室を行いました。
ポスター発表では、「時をかける桜 ~老木化する桜を未来へつなぐ~」と題し、老木化が進む桜を未来へつなぐための研究活動について紹介しました。
桜の現状や研究の目的、これまでの取り組みについて、来館者の皆さまにポスターを用いて説明しました。
科学実験教室では、「たねはなぜとぶ? ~自作パラシュートの作成と風の実験~」を実施しました。
はじめに、参加した子どもたちは、生徒の説明を聞きながら自作パラシュートを作成しました。身近な材料を使い、楽しみながら実験の準備を進める様子が見られました。
完成後は、実際にパラシュートを飛ばす実験を行いました。子どもたちは、パラシュートの落ち方や風の影響を観察しながら、植物の種が風に乗って遠くへ運ばれる仕組みについて楽しく学びました。
当日は、研究発表を熱心に聞いてくださる方や、実験教室に参加してくださる方が多く、大きな励みとなりました。自分たちの研究や科学の面白さを、相手に合わせて分かりやすく伝える貴重な機会となりました。
今後も地域課題の解決につながる研究活動と、科学の楽しさを伝える活動の両方に取り組んでいきます。