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科学部

【科学部】新宿御苑「玉夢桜」見学

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種「玉夢桜」が生まれ、この桜は復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜となりました。そして、植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は東京の新宿御苑を訪れました。新宿御苑には環境省との連携事業によって2021年3月11日に「玉夢桜」が植樹されており、一般公開されています。

新宿御苑の「玉夢桜」はとても大きくなっており、私たちも負けずに頑張ろうと思いました。

なお、「玉夢桜」は現在、新宿御苑散策路(玉川上水・内藤新宿分水路歩道)に植樹されており、一般公開されております。新宿にお立ち寄りの際は是非、復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜である「玉夢桜」をご覧下さい。

新宿御苑のホームページはこちら

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【科学部】「Let‘s理科読」運営協力

7月28日(日)に名取市図書館にて、名取市子ども読書活動推進事業として、「Let‘s理科読」が開催されました。このイベントは、東京のNPO法人ガリレオ工房のご協力で、科学と本をコラボレーションさせた内容となっております。当日は、小学生を対象に「見て聞いてさわろう音」をテーマにした工作や実験、科学絵本の読み聞かせなどを行い、子どもたちに科学の面白さを体験してもらいました。そして、実験・工作の子どもたちのサポートに、協力校として科学部も本イベントに参加しました。

舞台の裏側で実験の準備をしている様子。なが~い糸電話を作っています

実験・工作の子どもたちのサポートもしっかり行いました! 

3連糸電話実践の様子。子どもたちの「わぁ!すごい!」という声が聞こえそうです。

会場外に設置した宮農と科学部の活動を紹介したブースも大盛況でした。

名取市図書館、NPO法人ガリレオ工房、そして同じく協力校として参加いただいた名取市立増田中学校、宮城県名取北高等学校、尚絅学院大学のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

 

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【科学部】千年希望の丘 相野釜公園での植樹(新入部員研修②)

岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり、この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと、震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが、その内の約半数となるは岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

本日は、「あわ紅桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて、千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。

相野釜公園のすぐ裏は海となっており、塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「あわ紅桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。

はじめに、交流センターの職員の方々より、岩沼市の復興を象徴する「千年希望の丘」が整備されるまでの内容を映像を用いて説明していただきました。

「あわ紅桜」を植樹する場所を掘削しています。

排水性向上のため、従来の桜植樹法「メッチャいい法New」に排水層を追加した「メッチャいい法New Plus」での植樹を行います。写真は排水層を作る様子。

植樹場所の調整を行っています。一度植樹したら動かせないので、神経を尖らせて行います。

水極め時に自作の「宮農式桜活力剤」を一緒に入れることで生育の活性化を促します。

無事「あわ紅桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。

 その後は、千年希望の丘第2号付近に植樹されている桜の生育調査と害虫駆除を行いました。

最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

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【科学部】バイオの技術で桜の増殖(新入部員研修①)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

4月17日(水)に新入部員歓迎会が行われ、4月19日(金)より新入部員の研修会が行われました。

初日である4月19日(金)は桜の増殖になくてはならない、植物バイオテクノロジーの基礎ともなる寒天培地の作成方法について先輩方に教えてもらいました。

オートクレーブ処理(滅菌処理)前の様子です。新入部員がアルミ蓋をした培養フラスコを先輩方が一つ一つチェックしています。

翌日4月20日(土)には作成した桜をカットし、寒天培地に無菌条件下で植えていきました。先輩に隣についてもらい、分からないことを聞きながら実験を行っています。

ラベルを貼り、培養した桜の品種が分かように整理しています。

無事、培養することができました。

その後は外に出て、学校の周りに植樹されている桜の説明を受けました。……実はこの桜、被災した広浦校舎に植えてあった桜を植物バイオテクノロジーの技術で増殖させたクローンなのです。

 

これにて新入部員研修①は終了となります。次回は培養後、大きくなった桜を実際に被災地に植樹していきます。

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【科学部】「玉夢桜」花開く

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO吸収能力に優れる新品種の桜が人工交配により宮農で誕生。東日本大震災により集団移転先になった岩沼市玉浦西地区と丸みを帯びた花の形から「玉」、早期復興を成し遂げて夢や未来に思いをはせてほしいとの願いを込めて「夢」を選び、「玉夢桜」と命名。正式に新品種として認定され、復興を象徴する桜となりました。

そして、本日。遂に「玉夢桜」が本校でも開花しました。本校敷地内での開花は初となります。

この丸みを帯びたかわいらしい花の形こそ「玉夢桜」を象徴するものとなっております。

今後も桜での被災地復興を目指して、より一層励んで活動をしていきます。

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