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科学部

(科学部)一目千本桜再生プロジェクト③半年ぶりの現地調査

大河原町・柴田町には、一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では、毎年天狗巣病剪除作業を行い、この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし、植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており、衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し、樹木用の活力剤を作成し、一定の効果が認められるものの、植樹されている場所の土壌の状況が良くなく、土壌改善が必要であることが判明しました。一方で、本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため、土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで、柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて、東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として、一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

2023年3月21日(火)柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換はこちら

2023年3月25日(土)大河原町長からの激励と2校合同プロジェクトの詳細はこちら

はじめに、柴田農林高校で行われているミニチュア版竹式メッチャいい法実験区や桜用活力剤実験区の実験結果報告を受けました。

その後、今年3月に竹式メッチャいい法実施し、桜用活力剤施用した場所へ移動しました。

竹式メッチャいい法の竹が残っているのを見て指を指す宮農生と柴農生。

宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

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(科学部)ライオンズクラブ賞贈呈式(高校生ボランティア・アワード)

高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。本校も桜を用いた地域親交活動とその研究について、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会で発表した結果、ライオンズクラブ賞を受賞。本日、贈呈式のために東京より公益財団法人風に立つライオン外部理事の今井文彦様が来県されたのをはじめ、名取ライオンズクラブより佐藤康浩様、菅井誠次様、砂金喜一様、洞口勝則様の5名が来校されました。

贈呈式に至るまで

2023年8月10日(木)ボランティア・アワード2023全国大会についての詳細はこちら

全校生徒の前で表彰状、トロフィー、活動支援金、オリジナルトートバッグが贈呈されました。

贈呈式後は植物培養実験室にて、東日本大震災後の被災地復興を目指して始まった1000本を超える桜の植樹に関する活動報告をしました。

その後、研究室内の案内をし、栽培中の玉夢桜についても見ていただきました。順化室では栽培実験中の桜の様子や8月にJICA課題別研修にて外国人研修員の方々が移植をしていった玉夢桜についての説明も行いました。

2023年8月14日(月)JICA課題別研修にて外国人研修員への活動報告についての詳細はこちら

今井文彦様、名取ライオンズクラブのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

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(科学部)名取市図書館に宮農科学部コーナー登場

10月1日(日)まで、名取市図書館の3階情報発信コーナーにて、科学部 桜プロジェクトチームの取り組みを展示しております。是非ご覧いただければと思います。

宮農オリジナル桜についてのオリジナルブックマークも配布しております

名取市図書館のホームページはこちら

名取市図書館のFacebookで取り上げられています 詳細はこちら

7月30日に名取図書館で行われた「Let‘s理科読」運営協力についてはこちら

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(科学部)JICA課題別研修にて外国人研修員への科学部活動報告

IDACA(アジア農業協同組合振興機関)は、農業協同組合振興に向けた人材育成のために研修を実施している団体です。今回はJICAから受託した課題別研修「農民組織の設立・強化」コースの研修の一環で,本校が視察地の1つとして選ばれました。ザンビアやインドネシア等9カ国の農業省等から参加をしている研修員の方に、科学部が東日本大震災後の12年間の桜を用いた地域復興活動と地域振興活動について報告することとなりました。

今回の研修には9カ国10名の行政官や農業協同組合関係者が参加しました。

パワーポイントを用いて、活動報告を行いました。スライドも英語バージョンになっております。

実験室では、復興を象徴する「玉夢桜」の増殖法についての説明を行いました。

また、育種圃場では、フラスコから出して2年後の「玉夢桜」についての説明を行いました。写真は参加者からの質問を受ける生徒の様子。

「玉夢桜」の移植体験も実施しました。参加者に対して、丁寧に移植の方法を伝える生徒の様子です。ポットには参加者一人ひとりの名前を書いてもらいました。

最後に移植を終えた「玉夢桜」とともにみんなで記念写真を行いました。アジア農業協同組合振興機関ならびに参加者のみなさま、本日はありがとうございました。移植を終えお預かりした「玉夢桜」はこちらで丁寧に管理致します。お立ち寄りの際は是非、お声がけいただければと思います。

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(科学部)全国大会ボランティア・アワード「ライオンズクラブ賞」受賞

 

高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。学校や活動分野の垣根を越えて交流し、お互いの活動の理解を深め、連携し助け合い、切磋琢磨してもらうことを目的としています。本校科学部の桜を用いた地域親交活動とその研究について6月の予選会で発表した結果、予選を通過し、全国大会への出場が決まりました。そして、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会に出場してきました。

8月9日、8月10日の2日間、ボランティア・アワード2023全国大会出場のため、新宿住友ビルを訪れました。

ブース発表のためのブースを作成する生徒の様子。協力しながら作成しております。

無事、ブースの設営が完了し、白衣も着て準備万端です!

ブース発表では来場者に対して生徒が「被災地復興と桜にかける想い」について、パネルを使用して懇切丁寧に説明していきました。ブースには常に来場者と説明している生徒がつき、開会後来場者がいなくなることは一度もないほど注目されるブースとなりました。

会場ではオリジナル手作りブックマーク(栞)の配布も行いました。

また、本大会には日頃より親交のある、同じく桜についての研究を行っている沖縄県立北部農林高等学校や本校の桜を用いて作成した線香を展示した大阪府立堺工科高等学校定時制の出場もあり、生徒にとってより大きな学びの場となりました。写真は北部農林高等学校の生徒より桜の研究内容についての説明を受ける宮農生徒。

沖縄県立北部農林高等学校との桜に関する情報交換会(2023年3月21日)はこちら

大阪府立堺工科高等学校定時制との交流会(2021年3月16日)はこちら

 表彰式ではなんと、協賛(企業)賞となるライオンズクラブ賞を受賞しました。ここまでの12年にも渡る活動が実った瞬間でした。

公益財団法人 風に立つライオン基金 高校生ボランティア・アワード事務局および関係者のみなさま、この2日間このような場を与えてくださり,ありがとうございます。

また、今回の受賞は科学部の先輩方と地域のみなさまが紡いできたものの賜物です。これまでのご尽力とご協力ありがとうございました。これからも私たちは桜が紡ぐ笑顔の輪を信じて活動を続けていきます。

高校生ボランティア・アワード2023についてはこちら

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