部紹介

科学部

利府町長来校

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

利府町長来校に至るまで

2021年5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら

2022年3月20日(日) 利府町 玉夢桜仮植についての詳細はこちら

2023年2月26日(日)    利府町 玉夢桜植樹についての詳細はこちら

今年3月に利府町役場への「玉夢桜」植樹御礼に、利府町長、経済産業部部長、農林水産課課長、係長の皆様が来校されました。科学部では10分程時間をいただいて、「玉夢桜」をどのように増殖して植樹に至っているのかを説明させていただきました。

無菌培養実験室でクリーンベンチを用いた「玉夢桜」の無菌培養方法について説明する生徒。

無菌培養室では、無菌培養後の「玉夢桜」がその後どのような環境で培養されているかを説明しました。

フラスコから出して外の圃場にて栽培中の「玉夢桜」について説明する生徒。

本日はご来校いただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。

0

科学部の活動

求む、地域を愛する研究者!

科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。


2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。


今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。

 

 2022年度の活動実績

第73回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞

令和4年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅲ類最優秀賞
 

0

ほたるの里づくりボランティアへの参加(科学部)

仙台市ほたるの里づくり協議会では,ホタルの保護活動を通して,自然環境保護への関心を高めることを目標とし,毎年仙台市青葉区の青葉山公園でホタルの放流会を行っています。本校科学部もホタルの生態系理解と自然環境保護への理解向上のため,本ボランティアに参加しました。

街からの光を遮るために,ゲンジホタル放流場所の近くに植樹された河津桜。その付近の除草やゴミ拾いを行いました。

放流するゲンジホタルの幼虫を手に乗せて観察する生徒の様子。

くすぐったいとの声が多かったですが,慣れるとかわいいようです。

ゲンジホタルの幼虫を放流する科学部生徒。

上流では他の科学部生徒がゲンジホタルの幼虫の餌となるカワニナをまきました。

仙台市ほたるの里づくり協議会のみなさま本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

0

一目千本桜再生プロジェクト② 大河原町長からの激励と2校合同プロジェクト(科学部)

大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)についてはこちら

前回に引き続き,一目千本桜再生プロジェクトのため大河原町を訪れました。

(注)写真は平成31年おおがわら桜まつりが開催されていた時のものです。

はじめに大河原町役場を訪れ,大河原町長へ一目千本桜再生プロジェクトで本校が提案する竹式メッチャいい法について説明致しました。大河原町長から「一目千本桜は大河原町の誇りです。千年後まで桜で人を笑顔にできるように取り組みを続けていってほしい。」との激励を受け,その使命の重さに背筋が伸びる思いでした。

現地では,大河原町の樹木医である尾形政幸先生より,一目千本桜の現状と問題点について教えていただきました。

一目千本桜再生プロジェクトのために試行錯誤し編み出した土壌改善育樹法である竹式メッチャいい法を実践。無数に穴の開いた竹を地中に入れ,さらに排水層を作ることで通気性と排水性の改善が期待できます。

取材に来ていた記者に竹式メッチャいい法の有用性を説明する科学部生徒。

その後,柴田農林高等学校千桜部が開発した桜用活力剤を受け取り,

竹式メッチャいい法で地中に入れた竹に注入していきました。

一目千本桜再生プロジェクトは宮城県農業高等学校の竹式メッチャいい法柴田農林高等学校の活力剤が揃ってこそ成立する合同プロジェクトです。

大河原町役場のみなさま,宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

0

一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)

大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。

本日は,一目千本桜再生プロジェクト打合せのために柴田農林高等学校に行きました。

はじめに,柴田農林高等学校千桜部の生徒との打合せや自己紹介,お互いの研究内容の報告をしました。

その後,沖縄県立北部農林高等学校「美ら桜部」を交えて,リモート交流会(情報交換会)を行いました。

宮城県柴田農林高等学校のみなさま,沖縄立北部農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。

宮城県柴田農林高等学校のホームページはこちら

沖縄県立北部農林高等学校のホームページはこちら

0