蔵王の自然を学ぶ「春を食べる会」に参加しました
5月3日(日)、NPO法人 蔵王のブナと水を守る会が主催する「春を食べる会」に参加しました。昨年度、本校が同会の荒浜海岸林の植林地において「桜色活力剤」を散布したことがきっかけとなり、今回、山での体験活動にお招きいただきました。
はじめに丸太小屋の中で、蔵王のブナと水を守る会の活動内容や、この日の流れについて説明を受けました。山菜採りでは、食べられる植物と似ている植物を見分ける必要があるため、採取の際の注意点についても丁寧に教えていただきました。
その後、ブナの記念植樹を行いました。生徒たちは、会の皆様から植え方を教えていただきながら、苗木の根元の土を整え、これから大きく育っていくことを願いながら作業に取り組みました。
植樹に合わせて、杭差しも行いました。苗木を守るための杭をしっかりと打ち込み、植えた木が今後も健やかに育つよう、一つ一つの作業を確認しながら進めました。
その後、周辺の森林を散策しながら、樹木や山の環境について教えていただきました。生徒たちは、木の種類や森の成り立ち、下草の様子などを観察しながら、自然環境が長い時間をかけて形づくられていることを学びました。
散策の途中では、実際にアナグマの穴を観察しました。普段の学校生活ではなかなか見ることのできない野生動物の生活の跡に、生徒たちは興味深そうに見入り、森林が多様な生き物のすみかになっていることを実感していました。
また、ツリーハウスも見学しました。自然の木を生かしてつくられた空間を見ながら、森の中で活動する楽しさや、自然と人との関わり方について考える機会となりました。
山菜採りでは、会の皆様に見分け方を教えていただきながら、春の山に育つ植物を観察・採取しました。
葉の形や香り、伸び方などを一つ一つ確認しながら、自然の中にある食材を探しました。
昼食では、採取した山菜を天ぷらやおひたしなどにしていただき、春の味覚を楽しみました。自分たちで採った山菜をその場で調理していただくことで、自然の恵みをより身近に感じることができました。
会の皆様と一緒に食卓を囲みながら、山菜の名前や食べ方、地域で受け継がれてきた知恵について話を聞きました。森林と食、そして人の暮らしが深くつながっていることを実感する時間となりました。
午後は、森林整備の一環として枝打ち作業を体験しました。枝打ちは、森を明るく保ち、木の成長を助けるために大切な作業です。作業の意味を教えていただいたうえで、実際にのこぎりを使って枝を切りました。
慣れない道具を使う作業でしたが、安全に気を付けながら、一本一本丁寧に枝打ちに取り組みました。森を守るためには、植えるだけでなく、その後の手入れを続けていくことが大切であることを学びました。
今回の活動を通して、蔵王の自然に直接触れながら、森林を守る活動の意義や、長年大切にしてきた自然環境への思いを学ぶことができました。今後も地域の皆様とのつながりを大切にしながら、自然環境の保全や地域に根ざした活動に取り組んでいきます。