科学部
柴田町と桜の保全・継承に向けた協議を実施しました
本校では、柴田町を実証フィールドとして、桜の保全に関する研究と地域連携活動を継続してきました。これまで高温や乾燥によって弱る桜を守るための取組として「桜色活力剤」を開発し、千桜橋周辺をはじめとする現地での散水や経過観察を行いながら、地域の皆様とともに活動を積み重ねてきました。
本日、柴田町役場を訪問し、今年度の桜保全活動について打合せを行いました。
役場内では、都市建設課の皆様と、柴田町の桜の現状や今年度の活動の方向性について協議しました。打合せでは、昨年度までの取組を踏まえながら、今後は老木化した桜をどのように未来へ受け継いでいくかという視点を、より重視していくことを確認しました。
本校ではこれまで、高温や乾燥によって弱る桜を守るため、「桜色活力剤」を開発し、各地で実証を進めてきました。今年度は、その研究をさらに発展させ、ひこばえの発生に着目した「桜萌芽剤」を活用しながら、新たな桜の保全の可能性を探っていきます。
打合せ後は、しばた桜まつりを訪れ、船岡城址公園や千桜橋周辺の桜を見学しました。船岡城址公園では、多くの来場者でにぎわう春の景色に触れ、改めて桜が地域にとって大切な存在であることを実感しました。
また、昨年度「桜色活力剤」を散水した千桜橋周辺のヤエベニシダレザクラの様子も確認し、これまでの活動の積み重ねを振り返る機会となりました。
本校はこれからも、地域の皆様と連携しながら、桜を守り、未来へつなぐ活動に取り組んでまいります。
柴田町の「なすがままカフェ」にて活動展示会が開催
4月4日(土)~19日(日)(月曜日除く)の期間限定で本校の活動展示が柴田町のなすがままカフェにて実施されます。
本日は、展示ブースの作成のため、なすがままカフェを訪問しました。会場は一目千本桜の土手沿いに位置しており、地域の桜を身近に感じられる場所です。本校が取り組んでいる桜に関する研究や地域振興の活動を紹介する場として、大変意義深い機会となりました。
当日は、地域の皆様にもご協力をいただきながら、展示準備を進めました。多くの方々のお力添えにより、活動の歩みや研究内容を伝える展示ブースを整えることができました。
展示会場では、これまで取り組んできた研究活動や地域との連携の様子を紹介しています。桜を守り、地域の未来につなげていくための本校の取組を、多くの皆様にご覧いただければ幸いです。
また、桜を愛する人々が集まる場所であることから、埼玉県立所沢北高等学校から提供いただいたクビアカツヤカミキリの標本も展示し、その重要性についての注意喚起を行っています。ぜひ、実物を見に来てください。
また、4月5日(日)・7日(火)・8日(水)・9日(木)・11日(土)・12日(日)には、展示説明会も行います。各日13時と15時からの実施を予定しており、8日(水)のみ15時からの1回となります。活動の内容や研究の思いを、直接お伝えできる機会となりますので、ぜひお立ち寄りください。
このたびの展示開催にあたり、ご協力いただきましたなすがままカフェ関係者の皆様、地域の皆様に厚く御礼申し上げます。今後も地域とともに桜を守り、活動をさらに発展させてまいります。
「第24回 水ものがたり研究会」に参加しました
日本水環境学会東北支部主催「第24回 水ものがたり研究会」に参加するために仙台二華高等学校を訪れました。本研究会は、県内外の高校生や大学生、研究者が集まり、水環境や地域課題に関する研究発表と意見交換を行う場として実施されました。
今回の発表では、これまで取り組んできた桜の研究を踏まえながら、新たな研究の方向性について報告する貴重な機会となりました。また、県内外の参加校とともに研究成果を共有することができました。
研究会では、本校のほかにも、水質、生態系、湿地環境、地域資源の活用など、さまざまなテーマによる発表が行われました。他校の発表から多くの刺激を受けるとともに、高校生同士の交流に加え、大学生や専門家の方々との意見交換を通して、研究を深めるための新たな視点を得ることができました。
発表後の意見交換も、生徒たちにとって大きな学びとなりました。自分たちの研究を外部に発信し、助言をいただくことで、今後の課題や研究の方向性をより明確にすることができました。今回の参加を通して、生徒たちは研究を「まとめて終わるもの」ではなく、「対話によって深めていくもの」として捉えることができました。
今後も、地域に根ざした課題に向き合いながら、研究と実践を積み重ねてまいります。
最後になりますが、本研究会を開催・運営してくださった皆様、ご助言をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。
「桜プロジェクト」が「クボタプレス」に掲載されました
本校科学部「桜プロジェクトチーム」の取り組みが、株式会社クボタ様の広報媒体「クボタプレス」にて公開されました。
▼掲載記事はこちら
https://www.kubota.co.jp/kubotapress/people/sakura-pj.html
本記事では、桜色活力剤の開発や、被災地である千年希望の丘から始まった研究の背景、そして地域と連携した桜の保全・植樹活動について取り上げていただいております。
取材では、生徒一人ひとりの思いや日々の研究の様子を丁寧にすくい上げていただき、活動の本質である「人と地域をつなぐ研究」を、非常に分かりやすく表現していただきました。
また、撮影においては、生徒たちの「らしさ」が伝わる場面を大切にしていただき、日頃の活動そのままの、明るく和やかな雰囲気が感じられる内容となっております。
本取材・掲載にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、桜の研究を通して地域に貢献する活動を継続してまいります。引き続き、ご支援・ご協力のほどよろしくお願いいたします。
環境省関連セミナー登壇と卒部式
2月28日(土)、科学部(桜プロジェクトチーム)が、気候変動適応東北広域協議会セミナーにおいて講演を行いました。卒業式前日という節目の日に、これまで積み重ねてきた活動を社会へ向けて発信する機会となりました。
発表は20分でも、ここまでの歩みは決して短くありません。何度も練り直したスライド、繰り返した練習。最後の一秒まで言葉を整え続けるその姿は、3年間の積み重ねそのものでした。
午後には科学部の卒部式を実施しました。成果や受賞歴以上に語られたのは、「どう向き合い続けたか」という過程でした。挑戦し続ける姿勢が、静かに、しかし確かに受け継がれていきます。
喜びも悔しさも共有してきた仲間たち。支え合い、励まし合いながら進んできた時間そのものが、かけがえのない財産です。今日の笑顔は、その積み重ねの証です。
3年生のたちの入部から本日に至るまでの活動写真を、後輩が一本の映像にまとめ上映しました。映し出されたのは、研究成果だけではなく、「問い続けてきた人」の姿。世代を越えて続いてきた挑戦が、確かに今へとつながっていることを感じる時間となりました。
3年生の言葉を、真剣な眼差しで受け止める後輩たち。背中で語られてきたものが、今、形になって手渡されます。科学部の歩みは、ここで終わりません。
色紙に込められた「ありがとう」という言葉の裏には、数え切れない時間があります。研究の成果は数字に残りますが、支え合った関係は人生に残ります。
明日は卒業式です。問い続けた経験、逃げなかった時間、社会と向き合った責任。それらは、これからの人生を支える確かな力になります。桜色の未来は、研究テーマとして終わるものではなく、一人ひとりの歩みの中で、これからも続いていきます。
保護者の皆様へ
これまで本校科学部の活動に対し、多大なるご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございました。大会参加や外部発表、研究活動の継続にあたり、ご家庭での支えが大きな力となっておりました。本日の講演をもって、3年生の公式な科学部活動は一区切りとなります。明日の卒業式を迎え、それぞれが新たな一歩を踏み出します。今後とも本校教育活動へのご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
萩尾斗武
【ご案内】環境省主催セミナーで事例発表を行います
このたび、気候変動適応東北広域協議会(事務局:東北地方環境事務所)主催セミナー「地域における生態系サービスと気候変動適応」において、本校が事例発表を行うこととなりました。本セミナーは、地域における生態系サービスの活用や気候変動適応について考えるオンラインセミナーです。
■ 開催概要
日時:令和8年2月28日(土)10:00~11:30
開催形式:オンライン開催(Webex)
参加費:無料
■ 本校発表内容
10:00~「桜色の未来」
宮城県農業高等学校 桜プロジェクトチーム
東日本大震災後の桜の保全活動を出発点とし、気候変動に強い桜の育成・地域資源活用・SDGsを踏まえた地域振興の取り組みについて発表いたします。
■ 詳細・申込方法
詳細および参加申込につきましては、下記環境省HPをご覧ください。
※フライヤーは下記よりご覧いただけます。
本校の取り組みが、東北地域の気候変動適応の一事例として紹介される貴重な機会となります。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
柴田町へ賞金50万円を寄付 記念植樹をしました
令和8年2月21日(土)、柴田町船岡城址公園「みんなの広場」において、寄付贈呈および記念植樹を実施いたしました。本校は「第15回クボタ・毎日地球未来賞」において大賞を受賞し、賞金50万円を頂戴いたしました。本賞は毎日新聞社主催のもと、地球環境保全に貢献する取組を顕彰するものです。今回、その賞金全額を「桜育成活動等の推進事業費」として柴田町へ寄付させていただきました。
当日は、柴田町長へ目録を贈呈させていただきました。これまで実証の場をご提供いただき、活動を支えてくださった柴田町へ成果を還元できましたことを、チーム一同心より感謝申し上げます。
生徒代表 山本柚花が、「この賞金が、今ある桜、そして未来の桜を守る力になれば嬉しいです。これからも、桜を守り続けてこられた皆様の想いを受け継ぎながら、私たちにできる挑戦を続けていきます」と挨拶いたしました。
あわせて、本校オリジナル品種「玉夢桜」2本を寄贈し、柴田町長とともに記念植樹を行いました。この桜が、柴田町の未来を彩る存在として育っていくことを願っております。
関係者の皆様とともに、植栽会を終えて記念撮影を行いました。地域と学校が協働する象徴的な一日となりました。今後も、科学的根拠に基づく研究と地域貢献を両立させながら、桜を守り、未来へつなぐ活動を続けてまいります。
毎日地球未来賞(大賞)受賞 受賞記念活動報告会(大阪)に参加しました
2月14日、毎日新聞大阪本社オーバルホールにて開催された「第15回 クボタ・毎日地球未来賞 受賞記念活動報告会」に参加し、毎日地球未来賞(大賞)受賞団体として活動報告を行いました。
当日は、これまで取り組んできた「桜色活力剤」の研究開発と地域での実践について報告いたしました。
生徒たちは、科学的検証を積み重ねてきた成果と、地域とともに歩んできた活動の意義を自らの言葉で伝えました。
毎日新聞掲載記事
当日の様子は、毎日新聞のウェブ記事でも紹介されています。
毎日新聞ネット記事はこちら
YouTubeアーカイブ
当日の活動報告の様子は、YouTubeで配信されたアーカイブからもご覧いただけます。
発表開始部分はこちらよりご覧ください。
プレスリリース
本賞でいただいた賞金50万円は、桜の保全活動のため柴田町へ全額寄付する予定です。
賞金50万円の目録贈呈は、2月21日(土)に柴田町にて実施予定です。
詳細につきましては、添付のプレスリリースをご覧ください。
【おまけ】
報告会の合間の時間を活用し、生徒たちは大阪市内での研修活動も行いました。道頓堀や通天閣、海遊館などを訪れ、都市文化や観光資源の在り方に触れる貴重な機会となりました。今回の経験を、今後の地域振興活動にも生かしてまいります。
全国ユース環境活動発表大会(全国大会)「環境再生保全機構理事長賞」受賞
1月31日(土)・2月1日(日)に国連大学(東京都渋谷区)にて開催された「第11回 全国ユース環境活動発表大会(全国大会)」に出場しました。本大会には、全国各地の地方大会を勝ち抜いた高校生が集い、地域や社会が抱える環境課題について、それぞれの探究活動を発表しました。
本校は、これまで継続して取り組んできた地域の桜を守る活動と、環境と共生する仕組みづくりについて発表を行いました。国連大学という国際的な舞台で、多くの参加校や関係者の前に立ち、活動の背景や地域への思いを、自分たちの言葉で伝えました。
大会前日には、限られた時間の中でも完成度を高めようと、宿泊先近くの公園にて最終確認となる発表練習を行いました。夜遅くまで声を出し、互いに意見を交わしながら内容や表現を確認する姿からは、本大会にかける強い思いとチームとしての一体感が感じられました。
2日目に行われた表彰式では、これまでの活動内容や探究の姿勢が評価され、本校は 第二席となる「環境再生保全機構理事長賞」 を受賞しました。この結果は、生徒たちが積み重ねてきた日々の学びと努力の一つの成果であり、何より全国の舞台で自分たちの活動を伝え切った経験そのものが、大きな成長につながったと感じています。今回の全国大会への出場を通して、生徒たちは「自分たちの学びが社会とつながっている」ことを実感しました。
今後も本校では、地域や環境に目を向けた探究的な学びを大切にし、生徒一人ひとりの成長につながる教育活動を継続してまいります。
引き続き、本校の教育活動へのご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
柴田町役場にて研究活動・受賞報告会を行いました
本日、柴田町役場にて、研究活動および受賞報告会を行いました。本会には、滝口 茂 町長をはじめ、関係部署の皆様にご出席いただきました。
本訪問は、柴田町と連携して取り組んできた桜の保全・研究活動の報告に加え、第76回日本学校農業クラブ全国大会プロジェクト発表会 分野Ⅲ類(資源活用・地域振興)最優秀賞(文部科学大臣賞)、ならびに FFJ検定特級最優秀賞 の受賞報告を兼ねて実施したものです。報告会の冒頭では、これらの受賞について、これまでの地域との協働や取組の積み重ねが評価された成果であることを説明しました。
続いて、東日本大震災後の桜の保全活動を出発点とし、近年深刻化する高温・乾燥・塩害といった気候変動課題に対応するための研究について、その背景、科学的検証の結果、そして地域と連携した実践的な取組を報告しました。特に「桜色活力剤」を活用した耐性付与の検証や、柴田町と協働して進めてきた植樹・保全活動について、これまでの成果と今後の展望を共有しました。
滝口町長からは、研究内容そのものに加え、高校生が地域課題を自らの問題として捉え、科学的根拠に基づき継続的に行動している点について、温かい励ましのお言葉をいただきました。最後に、町長を囲んで記念撮影を行い、本報告会を締めくくりました。
今後も本校は、柴田町をはじめとする地域と連携しながら、科学的根拠に基づく桜の保全と、地域の未来につながる学びを実践してまいります。
G-1スタートアップグランプリでトリプル受賞 ― 世界大会(台湾)出場決定 ―
本校生徒 山本柚花 が、学生起業家ピッチイベント 「G-1スタートアップグランプリ」 に出場し、企業賞(社長メシ賞)・オーディエンス賞・審査員最優秀賞 の三つの賞を同時に受賞する、トリプル受賞を達成しました。本大会は、「一度きりの人生をかけて世界を変えようと志す若者を応援する」ことを目的としたスタートアップピッチイベントで、幅広い世代が参加し、事業性・社会性・将来性などの観点から審査が行われます。
大会は、東京都新宿区にある新宿住友ビル44階という高層階の会場から広がる景色を背に開催されました。
大会当日、G-1のロゴが掲げられた会場で、山本柚花が登壇し、これまで積み重ねてきた研究と活動を、自身の言葉で堂々と発表しました。審査員や来場者を前に、震災を原点とする桜の保全活動について語る姿は、会場全体の注目を集めていました。
本生徒は、東日本大震災をきっかけに始まった桜の植樹・保全活動と研究をもとに、塩害・高温・乾燥といった複合的な課題に向き合ってきました。発表では、スクリーンに映し出されたスライドを示しながら、ナノテラスによる内部構造解析の結果を紹介し、桜色活力剤を核とした研究の科学的妥当性と再現性を説明しました。対照区と使用区の違いが分かる画像は、審査員に強い印象を与えていました。さらに、桜色活力剤の使用に限らず、科学的知見、地域での手入れ、継続的な管理を組み合わせ、さまざまな方法で桜を守る総合ソリューションとして展開していく構想についても発表しました。研究成果を社会に実装し、持続可能な形で広げていく点が高く評価されました。今回の評価を受け、会場では企業関係者や審査員から多くの声が寄せられ、発表後には登壇者として注目を集める場面も見られました。
このトリプル受賞により、2026年3月20日に台湾で開催される世界大会への出場が決定しました。世界の若手起業家が集う国際的な舞台で、本校の研究と地域に根ざした取り組みを発信する予定です。
今後も、震災を原点とした研究を一過性で終わらせることなく、桜を未来につなぐ取り組みを継続していきます。引き続き、温かいご支援とご声援をよろしくお願いいたします。
全国育樹祭への協力に対する感謝として「トイボックス」をいただきました
本校は、第48回全国育樹祭において、生徒が行事運営や関連活動に協力してまいりました。
このたび、その取り組みに対する感謝として、全国育樹祭実行委員会より 木製の「トイボックス」 を贈呈していただきました。
全国育樹祭は、森林や木の大切さを次世代へ伝えることを目的とした全国的な行事であり、令和7年10月には宮城県を会場として開催されました。本校の生徒にとっても、森林や自然と向き合い、学びを深める貴重な機会となりました。今回いただいたトイボックスは、全国育樹祭の式典で実際に使用されていたステージバックパネルを再活用し、新たに生まれ変わらせたものです。
式典の記憶と想いが込められた木材を無駄にすることなく活用した、全国育樹祭の理念を象徴する記念品となっています。
現在、このトイボックスは 本校図書室前に展示・掲示 しており、生徒をはじめ来校者の皆さまにもご覧いただけるようになっています。木の温もりや、森林資源を次世代へつないでいく大切さを身近に感じていただければ幸いです。このような形で本校の教育活動をご評価いただきましたことに、心より感謝申し上げます。
今後も、地域や関係機関と連携しながら、森林や自然環境の未来を考える学びを大切にした教育活動を継続してまいります。
ご来校の際は、ぜひ図書室前の展示をご覧ください。
本校と全国育樹祭関連のイベントでのつながり
2024年11月16日 国民参加の森林づくりシンポジウムへのパネル展示参加
2025年10月4日 全国育樹祭併催行事「育林交流集会」で司会を担当しました
第25回環境甲子園で優秀賞を受賞しました
12月7日(日)、東北大学青葉山キャンパスにて開催された第25回環境甲子園に参加しました。
東北地域の高校生が集まる大会に臨む緊張感と、「桜色の未来」の取り組みをしっかり伝えようという意気込みが表情から感じられます。
スクリーンには桜の高温・乾燥・塩害への対策として行ってきた実験や地域での活動写真が映し出され、白衣を着た生徒たちが研究の成果や社会的意義について堂々と説明しました。会場の高校生や審査員に向けて、探究の成果を力強く発信しました。
表彰式では、「優秀賞」を受賞しました。ステージ中央には賞状を受け取った代表生徒が立ち、その周囲をメンバーが囲み、喜びと達成感に満ちた表情で記念撮影が行われました。科学的な検証と地域協働を両立した取り組みが高く評価され、活動の意義が改めて認められた瞬間となりました。
今回の経験を励みに、今後も研究と地域活動をさらに深め、地域の桜を未来へつなぐ取り組みを継続していきます。
全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会 「高校生が選ぶ特別賞」受賞!全国大会出場決定
12月6日(土)、 TKPガーデンシティ仙台 にて開催された「第11回 全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会」に出場しました。東北6県から多くの高校が参加する中、桜の高温・乾燥・塩害対策に向けた「桜色活力剤」の研究と、地域と協働した植樹・育樹活動について発表しました。
大会会場 TKPガーデンシティ仙台の上層階にて、仙台市内を一望しながら記念撮影を行いました。緊張の中にも期待を抱き、メンバー7名が笑顔で本番に向けて気持ちを整えました。
発表では、白衣を着用したメンバーが、桜色活力剤の濃度実験や高温障害・塩害対策の試験結果をスクリーンに映し出しながら説明しました。研究の背景、実験方法、結果、地域社会との連携まで丁寧に伝え、会場の高校生や審査員から真剣なまなざしが向けられました。
発表後の表彰式では、「高校生が選ぶ特別賞」 を受賞しました。同世代の高校生審査員から「共感性」「独自性」「社会的意義」が高く評価されての受賞であり、生徒たちの努力が改めて認められる結果となりました。受賞後、賞状を手にしたメンバーの笑顔は、これまでの活動の積み重ねを象徴するものとなりました。
全国大会への出場決定
この受賞により、本校は 2026年1月31日(土)・2月1日(日)に国連大学で開催される全国大会への出場が決定しました。全国から選ばれた代表チームが集う場で、研究成果と地域連携の取り組みをさらに多くの方々へ発信してまいります。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
「アートスペース無可有の郷」にて桜を植樹しました
11月23日(日)、柴田町の「アートスペース無可有の郷」にて、本校オリジナル品種である玉夢桜の植樹を行いました。
午前8時30分より現地に集合し、土づくり・植え穴の形成・支柱の設置など、植樹に向けた準備を生徒主体で行いました。
10時からは地域の皆さま 8名をお迎えし、玉夢桜の特徴や、本校が研究開発した「桜色活力剤」について説明を行ったのち、参加者の皆さまと一緒に植樹を実施しました。
植樹中は、参加者と生徒との会話が弾み、「桜が咲く日が楽しみ」「地域の財産にしていきたい」といった温かい言葉が多く寄せられました。
植樹後には全員で記念撮影を行い、参加者の皆さまから感謝のお言葉もいただきました。
今回の活動は、生徒の探究と地域連携を両立させる取り組みであり、地域に長く愛される桜の景観づくりを目指しています。玉夢桜がこの地に根づき、満開の花を咲かせる日を楽しみにしています。
アートスペース無可有の郷にお立ち寄りの際には、ぜひ植樹した玉夢桜をご覧ください。
「Prosperity賞」副賞の懸垂幕が届きました
Future Session 2025 in 大阪・関西万博にて、最高賞「Prosperity賞」を受賞し、副賞として懸垂幕をいただくことができました。現在、生徒昇降口に掲出しておりますので、お立ち寄りの際はぜひご覧ください。
なお、本校が受賞した「Prosperity賞」については、各種ネットニュースやメディアでも取り上げられており、多くの方々から大きな反響をいただいております。
山本柚花 さんが「FFJ検定特級」最優秀賞を受賞しました
このたび、本校3年生の 山本柚花さん が、日本学校農業クラブ連盟(日連)が実施する 「FFJ検定」 において、最高位である 特級 に合格し、さらに全国でただ一人、最も優秀な成績を収めた生徒に授与される 「最優秀賞」 を受賞しました。宮城県での特級合格は6年ぶり、「最優秀賞」の受賞は観測史上初となる歴史的な快挙です。
FFJとは “Future Farmers of Japan” の略であり、全国の農業高校生が加盟する 日本学校農業クラブ連盟 のことを指します。全国の農業高校生(クラブ員)は、日々の学習や学校農業クラブ活動を通して「科学性」「社会性」「指導性」の3つの目標の達成を目指しています。その成果を客観的に評価する制度がFFJ検定です。検定には初級・中級・上級・特級の4段階があり、合格者には級位証と級位章(バッジ)が授与されます。なかでも最高位の特級は、全国約7万人のクラブ員の中で毎年わずか30名程度しか認定されない、非常に難易度の高い名誉ある資格です。その中で最も優れた生徒に贈られるのが「最優秀賞」であり、全国農業高校生の中でも頂点に立つ栄誉となります。
山本さんは、「桜プロジェクトチーム」のリーダーとして、酢酸とFe2+を活用した植物活力剤「桜色活力剤」の研究開発に取り組み、地域資源の桜を守りながら地域の復興と環境保全に貢献してきました。この研究は、「日本学校農業クラブ全国大会 プロジェクト発表Ⅲ類(資源活用・地域振興)」においても最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞しており、学習と実践の両面で高く評価されています。今回のFFJ検定特級最優秀賞は、山本さんがこれまで積み重ねてきた研究、発表、地域活動、そして後輩への指導やチームリーダーとしての姿勢が総合的に評価されたものです。「科学性」「社会性」「指導性」のすべてにおいて高く認められたことは、本校生徒の努力と探究心の結晶といえます。
なお、山本さんが作成した FFJ検定特級報告書 は、日本学校農業クラブ連盟の公式ホームページ にて公開されています。以下のリンクからご覧いただけます。
日本学校農業クラブ連盟 公式サイト(FFJ検定報告書ページ)
この受賞は、山本さん自身のたゆまぬ努力に加え、地域の皆様、大学や企業、行政機関など多くの方々のご支援とご協力の賜物です。心より感謝申し上げますとともに、本校は今後も「農を通じて地域の未来を育む」教育活動を推進し、生徒一人ひとりが地域や社会に貢献できる人材へと成長できるよう努めてまいります。
大阪・関西万博で研究発表を行い、「Prosperity賞」を受賞しました
Future Session 2025は、2024年度に全国各地で開催された「SDGs QUEST みらい甲子園」において最優秀賞を受賞した高校生チームが一堂に会し、2025年10月8日(水)、大阪・関西万博会場「サステナドーム」で発表を行う特別セッションです。全国で2,700を超える応募の中から選ばれた代表チームが、「Beyond 2030」をテーマに、地域に根ざした探究と行動から生まれた“未来を動かすアクションアイデア”を発信しました。この舞台に、本校生徒が南東北エリア代表として出場し、研究成果を発表するために、大阪・関西万博を訪れました。
3月15日に行われた、SDGsQUESTみらい甲子園最優秀賞受賞についてはこちら
本校の発表テーマは、「桜を通じた地域復興と環境保全」。東日本大震災後に始まった桜の植樹活動を基盤に、近年深刻化する高温障害への対応、そして地域資源を活かした持続可能なまちづくりの可能性を提案しました。全国の高校生がそれぞれの地域課題と向き合い、未来を語り合う姿が印象的な大会となりました。
発表を担当した生徒は、地元・宮城県柴田町(日本さくら名所100選)の桜が高温障害によって枯死の危機にある現状に強い危機感を抱き、自ら町役場を訪問し現状を訴えるなど、地域の未来を守るために主体的に行動してきた生徒です。生徒の「ふるさとの桜を守りたい」という強い思いが研究活動の原動力となり、今回の発表にもつながりました。大阪・関西万博という特別な舞台で全国の高校生と意見を交わし、自らの研究を発信した経験は、生徒にとって一生の財産となりました。
全ての発表が終了した後、審査の結果、最高賞である「Prosperity賞」を受賞しました。本賞は、地域資源を活かしながら経済・社会・環境の調和を目指す取組として特に優秀であったチームに贈られるものです。今回の受賞は、桜を通じて地域と未来をつなぐ本校の活動が全国的に高く評価された証です。
今後も本校では、桜を通じた環境保全と地域振興を柱に、地域と世界を結ぶ学びの実践を続けてまいります。
(追記)
会場となった大阪・関西万博の夢洲では、海風の影響を強く受ける地形とコンクリートで覆われた地表環境により、多くの樹木で塩害や高温障害が確認されました。生徒は発表の合間にも現地を歩き、樹木の状態を観察しながら写真に記録する姿が見られました。まさに、「万博会場でも研究の手を休めない」探究心あふれる一幕でした。
第48回全国育樹祭式典において本校の桜植樹活動が紹介されました
10月5日(土)、宮城県利府町のグランディ21(セキスイハイムスーパーアリーナ)にて開催された第48回全国育樹祭式典に、本校生徒が参加しました。
式典には、秋篠宮皇嗣同妃両殿下のご臨席のもと、全国から約4,000人が出席し、テーマである「次世代へ みどりのかけ橋 森づくり」のもと、未来へつなぐ森林づくりや環境保全の大切さを共有しました。
式典の中では、東日本大震災からの復興を象徴する取組として、本校の桜の植樹活動が大型スクリーンで紹介されました。津波被害を受けた地域で失われた桜を再び増やし、希望の花を咲かせてきた本校の歩みが映し出されました。組織培養によって増やした玉夢桜や被災地での植樹の様子などが登場し、生徒たちは自らの活動が全国に紹介されたことに深い感動を覚えました。
さらに、会場では本校が研究・育成したオリジナル品種「玉夢桜」を紹介するブックマーク(しおり)が全参加者に配布されました。このブックマークは、震災からの再生と未来への希望を象徴するものであり、多くの方々に本校の思いを届ける貴重な機会となりました。
今後も本校では、「桜を通じた環境保全と地域振興」をテーマに、地域の皆様と協力しながら、次世代へつなぐ森づくりの実現を目指して活動を続けてまいります。
全国育樹祭併催行事「育林交流集会」で本校生徒が司会を担当しました
10月4日、名取市文化会館で開催された「全国育樹祭育林交流集会」において、本校の生徒が司会やオープニングアクト、パネルディスカッションの一部を担当しました。
当日は、全国各地から林業関係者が集まり、「未来へつなぐ森林づくり」をテーマに意見交換や発表が行われました。生徒は、参加者約300人を前に、これまでの研究発表や地域活動で培った発信力を活かし、司会進行や意見発表を通じて会場運営に貢献しました。
また、当日の準備段階では、県職員、関係団体の皆様と同席して打合せを行い、会場運営の流れや進行内容を確認しました。大人に囲まれながらも自ら意見を述べ、真剣に議論する姿は、社会の一員として責任を持って行動する高校生の成長を感じさせるものでした。
スタッフの皆様の丁寧なご準備と温かなサポートにより、生徒たちは安心して役割を果たすことができました。ご支援をいただいた関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
本校では、今後も桜を通じた環境保全活動や地域振興に取り組み、次代の森林づくりに貢献してまいります。