科学部
(科学部)一目千本桜再生プロジェクト③半年ぶりの現地調査
大河原町・柴田町には、一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では、毎年天狗巣病剪除作業を行い、この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし、植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており、衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し、樹木用の活力剤を作成し、一定の効果が認められるものの、植樹されている場所の土壌の状況が良くなく、土壌改善が必要であることが判明しました。一方で、本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため、土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで、柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて、東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として、一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。
2023年3月21日(火)柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換はこちら
2023年3月25日(土)大河原町長からの激励と2校合同プロジェクトの詳細はこちら
はじめに、柴田農林高校で行われているミニチュア版竹式メッチャいい法実験区や桜用活力剤実験区の実験結果報告を受けました。
その後、今年3月に竹式メッチャいい法実施し、桜用活力剤施用した場所へ移動しました。
竹式メッチャいい法の竹が残っているのを見て指を指す宮農生と柴農生。
宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
(科学部)ライオンズクラブ賞贈呈式(高校生ボランティア・アワード)
高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。本校も桜を用いた地域親交活動とその研究について、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会で発表した結果、ライオンズクラブ賞を受賞。本日、贈呈式のために東京より公益財団法人風に立つライオン外部理事の今井文彦様が来県されたのをはじめ、名取ライオンズクラブより佐藤康浩様、菅井誠次様、砂金喜一様、洞口勝則様の5名が来校されました。
贈呈式に至るまで
2023年8月10日(木)ボランティア・アワード2023全国大会についての詳細はこちら
全校生徒の前で表彰状、トロフィー、活動支援金、オリジナルトートバッグが贈呈されました。
贈呈式後は植物培養実験室にて、東日本大震災後の被災地復興を目指して始まった1000本を超える桜の植樹に関する活動報告をしました。
その後、研究室内の案内をし、栽培中の玉夢桜についても見ていただきました。順化室では栽培実験中の桜の様子や8月にJICA課題別研修にて外国人研修員の方々が移植をしていった玉夢桜についての説明も行いました。
2023年8月14日(月)JICA課題別研修にて外国人研修員への活動報告についての詳細はこちら
今井文彦様、名取ライオンズクラブのみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
(科学部)名取市図書館に宮農科学部コーナー登場
10月1日(日)まで、名取市図書館の3階情報発信コーナーにて、科学部 桜プロジェクトチームの取り組みを展示しております。是非ご覧いただければと思います。
宮農オリジナル桜についてのオリジナルブックマークも配布しております
(科学部)JICA課題別研修にて外国人研修員への科学部活動報告
IDACA(アジア農業協同組合振興機関)は、農業協同組合振興に向けた人材育成のために研修を実施している団体です。今回はJICAから受託した課題別研修「農民組織の設立・強化」コースの研修の一環で,本校が視察地の1つとして選ばれました。ザンビアやインドネシア等9カ国の農業省等から参加をしている研修員の方に、科学部が東日本大震災後の12年間の桜を用いた地域復興活動と地域振興活動について報告することとなりました。
今回の研修には9カ国10名の行政官や農業協同組合関係者が参加しました。
パワーポイントを用いて、活動報告を行いました。スライドも英語バージョンになっております。
実験室では、復興を象徴する「玉夢桜」の増殖法についての説明を行いました。
また、育種圃場では、フラスコから出して2年後の「玉夢桜」についての説明を行いました。写真は参加者からの質問を受ける生徒の様子。
「玉夢桜」の移植体験も実施しました。参加者に対して、丁寧に移植の方法を伝える生徒の様子です。ポットには参加者一人ひとりの名前を書いてもらいました。
最後に移植を終えた「玉夢桜」とともにみんなで記念写真を行いました。アジア農業協同組合振興機関ならびに参加者のみなさま、本日はありがとうございました。移植を終えお預かりした「玉夢桜」はこちらで丁寧に管理致します。お立ち寄りの際は是非、お声がけいただければと思います。
(科学部)全国大会ボランティア・アワード「ライオンズクラブ賞」受賞
高校生ボランティア・アワードは内閣府や文部科学省の後援を得たボランティア活動の全国規模の交流会です。学校や活動分野の垣根を越えて交流し、お互いの活動の理解を深め、連携し助け合い、切磋琢磨してもらうことを目的としています。本校科学部の桜を用いた地域親交活動とその研究について6月の予選会で発表した結果、予選を通過し、全国大会への出場が決まりました。そして、新宿で8月9日・10日と2日間行われたボランティア・アワード2023全国大会に出場してきました。
8月9日、8月10日の2日間、ボランティア・アワード2023全国大会出場のため、新宿住友ビルを訪れました。
ブース発表のためのブースを作成する生徒の様子。協力しながら作成しております。
無事、ブースの設営が完了し、白衣も着て準備万端です!
ブース発表では来場者に対して生徒が「被災地復興と桜にかける想い」について、パネルを使用して懇切丁寧に説明していきました。ブースには常に来場者と説明している生徒がつき、開会後来場者がいなくなることは一度もないほど注目されるブースとなりました。
会場ではオリジナル手作りブックマーク(栞)の配布も行いました。
また、本大会には日頃より親交のある、同じく桜についての研究を行っている沖縄県立北部農林高等学校や本校の桜を用いて作成した線香を展示した大阪府立堺工科高等学校定時制の出場もあり、生徒にとってより大きな学びの場となりました。写真は北部農林高等学校の生徒より桜の研究内容についての説明を受ける宮農生徒。
沖縄県立北部農林高等学校との桜に関する情報交換会(2023年3月21日)はこちら
大阪府立堺工科高等学校定時制との交流会(2021年3月16日)はこちら
表彰式ではなんと、協賛(企業)賞となるライオンズクラブ賞を受賞しました。ここまでの12年にも渡る活動が実った瞬間でした。
公益財団法人 風に立つライオン基金 高校生ボランティア・アワード事務局および関係者のみなさま、この2日間このような場を与えてくださり,ありがとうございます。
また、今回の受賞は科学部の先輩方と地域のみなさまが紡いできたものの賜物です。これまでのご尽力とご協力ありがとうございました。これからも私たちは桜が紡ぐ笑顔の輪を信じて活動を続けていきます。
(科学部)新宿御苑見学と「玉夢桜」についての情報交換
科学部では,東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。その過程で耐塩性とCO2吸収能力に優れる新品種「玉夢桜」が生まれ、この桜は復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜となりました。そして、植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
環境省との連携事業について
全国大会環境活動発表大会環境大臣賞受賞(2021年2月21日)はこちら
本日は東京の新宿御苑を訪れました。新宿御苑には環境省との連携事業によって2021年3月11日に「玉夢桜」が植樹されており、一般公開されています。
環境省新宿御苑管理事務所では、新宿御苑設立から本日に至るまでの内容を環境省自然事務局新宿御苑管理事務所長様からお話いただきました。
桜の名所でもある新宿御苑の桜を観察する生徒の様子。新宿御苑には約60種、1000本を超える桜が植樹されていることで有名です。
園内での1枚。この日の最高気温は35.9℃でしたが、緑の多い新宿御苑内は少し涼しいようにも感じました。
2021年に植樹された「玉夢桜」のその後の生育状況等について、環境省自然環境局新宿御苑管理事務所の方々より説明を受ける生徒の様子。植樹された「玉夢桜」がとても大きくなっており、感謝の気持ちで一杯です。
環境省自然環境局新宿御苑管理事務所のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
なお、「玉夢桜」は現在、新宿御苑散策路(玉川上水・内藤新宿分水路歩道)に植樹されており、一般公開されております。新宿にお立ち寄りの際は是非、復興を象徴し、持続可能な未来を照らす桜である「玉夢桜」をご覧下さい。
(科学部)「Let‘s理科読」運営協力
7月30日(日)に名取市図書館にて、名取市子ども読書活動推進事業として、「Let‘s理科読」が開催されました。このイベントは、東京のNPO法人ガリレオ工房のご協力で、科学と本をコラボレーションさせた内容となっております。当日は、小学生を対象に「空気のちから」をテーマにした工作や実験、科学絵本の読み聞かせなどを行い、子どもたちに科学の面白さを体験してもらいました。そして、実験・工作の子どもたちのサポートに、協力校として科学部も本イベントに参加致しました。
舞台の裏側で実験の準備をしている様子。作っているのは空気砲のようです……。
実験・工作の子どもたちのサポートもしっかり行いました!
空気砲の説明と実践の様子。子どもたちの「わぁ!すごい!」という声が聞こえそうです。
最後は科学部が一致団結してうちわを扇いで、小学生が入るための新聞紙ドームを膨らませました。驚くことにこのドーム、うちわの風だけで膨らんでいるんです……。
名取市図書館、NPO法人ガリレオ工房、そして同じく協力校として参加いただいた名取市立増田中学校、宮城県名取北高校のみなさま、本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
利府町長来校
科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
利府町長来校に至るまで
2021年5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら
2022年3月20日(日) 利府町 玉夢桜仮植についての詳細はこちら
2023年2月26日(日) 利府町 玉夢桜植樹についての詳細はこちら
今年3月に利府町役場への「玉夢桜」植樹御礼に、利府町長、経済産業部部長、農林水産課課長、係長の皆様が来校されました。科学部では10分程時間をいただいて、「玉夢桜」をどのように増殖して植樹に至っているのかを説明させていただきました。
無菌培養実験室でクリーンベンチを用いた「玉夢桜」の無菌培養方法について説明する生徒。
無菌培養室では、無菌培養後の「玉夢桜」がその後どのような環境で培養されているかを説明しました。
フラスコから出して外の圃場にて栽培中の「玉夢桜」について説明する生徒。
本日はご来校いただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。
科学部の活動
求む、地域を愛する研究者!
科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。
今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。
2022年度の活動実績
第73回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞
令和4年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅲ類最優秀賞
ほたるの里づくりボランティアへの参加(科学部)
仙台市ほたるの里づくり協議会では,ホタルの保護活動を通して,自然環境保護への関心を高めることを目標とし,毎年仙台市青葉区の青葉山公園でホタルの放流会を行っています。本校科学部もホタルの生態系理解と自然環境保護への理解向上のため,本ボランティアに参加しました。
街からの光を遮るために,ゲンジホタル放流場所の近くに植樹された河津桜。その付近の除草やゴミ拾いを行いました。
放流するゲンジホタルの幼虫を手に乗せて観察する生徒の様子。
くすぐったいとの声が多かったですが,慣れるとかわいいようです。
ゲンジホタルの幼虫を放流する科学部生徒。
上流では他の科学部生徒がゲンジホタルの幼虫の餌となるカワニナをまきました。
仙台市ほたるの里づくり協議会のみなさま本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
一目千本桜再生プロジェクト② 大河原町長からの激励と2校合同プロジェクト(科学部)
大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。
一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)についてはこちら
前回に引き続き,一目千本桜再生プロジェクトのため大河原町を訪れました。
(注)写真は平成31年おおがわら桜まつりが開催されていた時のものです。
はじめに大河原町役場を訪れ,大河原町長へ一目千本桜再生プロジェクトで本校が提案する竹式メッチャいい法について説明致しました。大河原町長から「一目千本桜は大河原町の誇りです。千年後まで桜で人を笑顔にできるように取り組みを続けていってほしい。」との激励を受け,その使命の重さに背筋が伸びる思いでした。
現地では,大河原町の樹木医である尾形政幸先生より,一目千本桜の現状と問題点について教えていただきました。
一目千本桜再生プロジェクトのために試行錯誤し編み出した土壌改善育樹法である竹式メッチャいい法を実践。無数に穴の開いた竹を地中に入れ,さらに排水層を作ることで通気性と排水性の改善が期待できます。
取材に来ていた記者に竹式メッチャいい法の有用性を説明する科学部生徒。
その後,柴田農林高等学校千桜部が開発した桜用活力剤を受け取り,
竹式メッチャいい法で地中に入れた竹に注入していきました。
一目千本桜再生プロジェクトは宮城県農業高等学校の竹式メッチャいい法と柴田農林高等学校の活力剤が揃ってこそ成立する合同プロジェクトです。
大河原町役場のみなさま,宮城県柴田農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
一目千本桜再生プロジェクト① 柴田農林高校・沖縄県立北部農林高校との桜に関する情報交換会(科学部)
大河原町・柴田町には,一目千本桜という白石川沿岸にある桜並木があります。柴田農林高等学校では,毎年天狗巣病剪除作業を行い,この一目千本桜の美しい景観を守ってきました。しかし,植樹されている桜の多くは本来の寿命を超えてきており,衰弱している桜も多くなってきています。柴田農林高等学校では千桜部(せんおうぶ)を結成し,樹木用の活力剤を作成し,一定の効果が認められるものの,植樹されている場所の土壌の状況が良くなく,土壌改善が必要であることが判明しました。一方で,本校科学部では桜の植樹における土壌改善というテーマで研究を行っているため,土壌改善といった点では専門性に長けます。そこで,柴田農林高等学校の開発した活力剤と農業高等学校が今までの植樹活動で培ってきた高い排水性・通気性を有する土壌改善法を用いて,東北を代表する桜の名所、一目千本桜の景観を守ることを目標として,一目千本桜再生プロジェクトが発足しました。
本日は,一目千本桜再生プロジェクト打合せのために柴田農林高等学校に行きました。
はじめに,柴田農林高等学校千桜部の生徒との打合せや自己紹介,お互いの研究内容の報告をしました。
その後,沖縄県立北部農林高等学校「美ら桜部」を交えて,リモート交流会(情報交換会)を行いました。
宮城県柴田農林高等学校のみなさま,沖縄立北部農林高等学校のみなさま,本日はありがとうございました。今後もより一層励んで活動をしていきます。
利府町 玉夢桜植樹(科学部)
科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
利府町役場と陸前浜田駅前での植樹に至るまで
2021年5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら
2022年3月20日(日) 利府町 玉夢桜仮植についての詳細はこちら
本日は,利府役場での「玉夢桜(学校で人工交配された新品種)」の寄贈・記念植樹式に参列してきました。
式典では「玉夢桜」の誕生にまつわる話やCO2吸収量や耐塩性に優れている話をさせていただきました。
記念植樹では、熊谷利府町長と利府町みどりの少年団とともに「玉夢桜」の植樹を行いました。
無事2本の「玉夢桜」の植樹を行うことが出来ました。
その後、浜田ヨット&ボートクラブ結成10周年式典(「玉夢桜」記念植樹)に参列してきました。
記念植樹では浜田ヨット&ボートクラブのみなさんと協力して「玉夢桜」の植樹を行いました。
無事全ての「玉夢桜」を終えることが出来ました。利府町役場のみなさま、浜田ヨット&ボートクラブのみなさま、みどりの少年団のみなさま、その他関係者のみなさま、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今後も地域復興とSDGs達成に向けてより一層励んで活動をしていきます。
岩沼市 千年希望の丘 相野釜公園での植樹と新入部員研修(科学部)
岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり,この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと,震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。科学部が桜を植樹してきた本数は1000本を超えますが,その内の約半数となる448本は岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は,「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて,千年希望の丘 相野釜公園を訪れました。
相野釜公園のすぐ裏は海となっており,塩害により桜を育てるのは難しい場所となっております。「玉夢桜」はそのような土地でも生育が期待される「塩害に強い」品種となります。
はじめに,交流センターの職員の方々より,岩沼市の復興を象徴する「千年希望の丘」が整備されるまでの内容を映像を用いて説明していただきました。
「玉夢桜」を植樹する場所を掘削しています。もちろんただ掘削するだけでなく,土壌検査を行い,そのデータをもとに土壌改良を行います。
掘削と同時進行で現地の土壌検査(pH,EC,Na濃度,硬度等)を行っている様子です。
無事「玉夢桜」の植樹を終えることができました。玉夢桜は千年希望の丘第2号付近に植樹されております。お立ち寄りの際には是非ご覧下さい。
最後に本日1日お世話になった交流センターの職員の方々にお礼を述べて本日の植樹は終了となりました。千年希望の丘交流センターの皆様,本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。
科学部の活動
求む、地域を愛する研究者!
科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
2020年8月11日には「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」は耐塩性と二酸化炭素の吸収量に優れる品種です。命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。
今年度もやる気のある部員を募集していますので、興味のある方は是非科学部まで足を運んでみてください。
2021年度の活動実績
日本さくらの会主催令和3年度「さくら功労者」受賞
第72回農ク東北大会プロジェクト発表Ⅱ類優秀賞
令和3年度農ク県大会プロジェクト発表Ⅱ類最優秀賞
利府町に玉夢桜仮植(科学部)
科学部では,東日本大震災の津波に耐え,奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし,被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え,次の目標は2000本です。桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は,利府町での「玉夢桜」(学校で人工交配された新品種)の植樹に向けて,利府町の陸前浜田駅前で仮植を行いました。
本日の玉夢桜12本の仮植に至るまで
5月15日(土) 利府町 植樹前土壌調査・モニタリング栽培についての詳細はこちら
前回モニタリング植樹した「玉夢桜」も浜田ヨット・ボートクラブのみなさまをはじめ,地域の方々に優しく見守られ,ここまで大きくなりました。日頃より,丁寧に手入れしていただきありがとうございます。
本日は,来年の植樹に向けて,前回モニタリング植樹した付近に12本の「玉夢桜」の仮植を行いました。
現地は海風が強いため,支柱に誘引する必要があります。写真は誘引方法を伝えている様子です。
科学部の生徒の説明後,参加者の皆さんと共に一斉に仮植を行いました。
無事「玉夢桜」の12本の仮植を終えることができました。
今回仮植した12本の「玉夢桜」を今後,利府町役場庁舎前に2本と本日試験栽培した場所に10本植樹する予定です。NPO法人浜田ヨット&ボートクラブの皆様、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動をしていきます。
さくら功労者受賞報告(科学部)
岩沼市は震災後の浸水面積が市域の約48%であり,この数値は被災した沿岸市町村では最大規模です。科学部でも何か出来ないかと,震災後の被災地に桜を植える活動に取り組んできました。そして,今までに植樹してきた本数は1000本を超えますが,その内の約半数となる448本は岩沼市に植樹しております。現在も桜を見ることで,地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
科学部のこれまでの活動の成果が認められ,このたび“公益財団法人日本さくらの会”より“さくら功労者”として表彰されました。今回はその受賞報告のために,岩沼市役所を訪れました。
受賞報告では,本日の受賞に至るまでの科学部の活動について報告させていただきました。
今後も私たちを推薦いただいた岩沼市をはじめ,多くの方々の気持ちに応えるためにも「育てる桜」をテーマに研究活動・植樹活動を行っていきます。今後も変わらぬ応援のほどよろしくお願いします。
さくら功労者受賞・卒部式(科学部)
科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
科学部のこれまでの活動の成果が認められ、このたび“公益財団法人日本さくらの会”より“さくら功労者”として表彰されました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動していきます。
また、3年生の卒部式を行いました。1・2年生からは寄せ書きとイニシャル入りの手作りワッペンマスコットの記念品が贈られました。
卒部していく3年生からの「この部活は先輩方から色々なものを受け継いできた素晴らしい部活です。」という言葉からも、3年生の部活への思いが伝わります。
世代が変わってもその意思は確かに受け継がれ、また新たな花を咲かせます。3年生のみなさん卒部おめでとうございます。
小泉進次郎環境大臣との情報交換(科学部)
科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は、小泉進次郎環境大臣との情報交換のために、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターに行きました。
本情報交換に至るまで
2月12日、小泉進次郎環境大臣とのWEB対談についての詳細はこちら
6月16日、名取トレイルセンターでの植樹についての詳細はこちら
小泉進次郎環境大臣とのWEB上ではない対面は初でとても緊張しましたが、6月に植樹したトレイルセンターの「あわ紅桜」の特徴等についてしっかりと説明することができました。
次に樹木専用打込み肥料のグリーンパイルの打込みを一緒に行いたいと小泉進次郎環境大臣にお願いしたところ……
快く引き受けていただき、グリーンパイルを小泉進次郎環境大臣と共に打込むという夢を叶えることができました。
また、感謝の意を込めて、サクラDE塩(津波に耐えたサクラを培養・植樹を続けて、咲いたサクラの花を使用して作り上げた塩)を贈らせていただきました。
小泉進次郎環境大臣からは「新宿御苑にて3月に植樹を行った玉夢桜が2mを超えるまで大きくなったよ」「いつでも見に来てください」といったうれしいお言葉をいただき、自分たちの研究の成果が出てきていることを実感しました。
小泉進次郎 環境大臣、山田司郎 名取市長、菊地啓夫 岩沼市長、環境省東北地方環境事務所ならびにNPO法人みちのくトレイルクラブの皆様、本日はこのような場を設定していただきありがとうございました。今回の情報交換を励みに今後も被災にあった沿岸部で復興の花を咲かせていきたいと思います。
名取市 トレイルセンターでの植樹(科学部)
科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を接ぎ木で増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。
本日は、「あわ紅桜」(本校で開発した新品種)2本の植樹のため、みちのく潮風トレイル名取トレイルセンターに行きました。なお、これが「あわ紅桜」のお披露目となります。
はじめに、今回植樹する「あわ紅桜」の特徴等について科学部より説明を行いました。
植樹については、その方法についての説明も行いながら演示をしました。
一度土を掘り、肥料等を混ぜ、再び戻すことで「あわ紅桜」が生育しやすい環境を整えています。
根を傷つけないように慎重に土をかけていきました。
科学部でこの日のために作成した立て看板(品種についての案内板)も植樹した「あわ紅桜」の付近に立てさせていただきました。
みちのく潮風トレイルは、青森県八戸市から福島県相馬市をつなぐ、全長1000キロを超えるロングトレイルであり、名取トレイルセンターはその拠点として道中にあります。お立ち寄りの際には是非「あわ紅桜」もご覧下さい。環境省東北地方環境事務所ならびにみちのくトレイルクラブの皆様、本日はありがとうございました。今後も地域復興に向けてより一層励んで活動していきます。