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科学部

【科学部】バイオの技術で桜の増殖(新入部員研修①)

科学部では、東日本大震災の津波に耐え、奇跡的に生き残った旧校舎の桜を、植物バイオテクノロジーの技術を応用して増やし、被災地に植える活動に取り組んでいます。今までに植樹してきた本数は1000本を超え、次の目標は2000本です。桜を見ることで、地域の方々に笑顔になってもらいたいという思いで活動を続けています。

4月17日(水)に新入部員歓迎会が行われ、4月19日(金)より新入部員の研修会が行われました。

初日である4月19日(金)は桜の増殖になくてはならない、植物バイオテクノロジーの基礎ともなる寒天培地の作成方法について先輩方に教えてもらいました。

オートクレーブ処理(滅菌処理)前の様子です。新入部員がアルミ蓋をした培養フラスコを先輩方が一つ一つチェックしています。

翌日4月20日(土)には作成した桜をカットし、寒天培地に無菌条件下で植えていきました。先輩に隣についてもらい、分からないことを聞きながら実験を行っています。

ラベルを貼り、培養した桜の品種が分かように整理しています。

無事、培養することができました。

その後は外に出て、学校の周りに植樹されている桜の説明を受けました。……実はこの桜、被災した広浦校舎に植えてあった桜を植物バイオテクノロジーの技術で増殖させたクローンなのです。

 

これにて新入部員研修①は終了となります。次回は培養後、大きくなった桜を実際に被災地に植樹していきます。

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