農場だより
株式会社オーレックとの共同研究(作物部門)
株式会社オーレックは草刈り機械を製造しているメーカーです。
その会社から共同研究の依頼が来ました。
課題:草を刈る高さが、その後の草の生育にどのように影響するのか?
仮説:短く刈れば、伸びるのは遅くなる。長く刈れば、伸びるのは早くなる。
普通に考えれば仮説のようになります。しかし、オーレックの方は短く刈っても、長く刈っても、3週間後の長さはほとんど変わらないのではないか?という疑問をもっているようでした。疑問に思ったことはすぐに研究すればいいのです。オーレックの機械を持ってきてもらい、実際に草を刈ってみました。この機械は斜めの場所でも簡単に草を刈ることができるものです。犬の散歩をするぐらいの力で動かすことが出来ます。女子生徒も楽々でした。
作物専攻の3年生が草刈りの高さを4段階変えて試験区を作りました。
刈り終わった段階で、それぞれの刈り高さを調査しました。学校前の水田で週2回調査していますので、見かけた方はどう違うのか確認してみましょう。結果が楽しみですね。もし、草刈り高さにかかわらず、伸びるスピードに変化がなければ、低コストで草刈りができる画期的な研究に繋がります。そして、今までの常識を覆すかもしれません。
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