農場便り

農場だより

ササ王決定選。最優秀賞受賞(作物部門)

11月19日に大崎市で開催されたササ王決定選表彰式に参加しました。

『ささ王』決定戦とは、国内で希少な大崎生まれの「ササニシキ」、ササニシキ直系ブランド米「ささ結」の品質向上と、和食に合うあっさりした食感のお米の価値を広めるため、「大崎の米『ささ結』ブランドコンソーシアム」と大崎市が2017年から主催する国内唯一のササニシキ系米の美味しさを競う米コンテストです。

作物部門ではササニシキについてエントリーしていました。

 

本大会で学生部門最優秀賞を受賞し、作物部門3年生菅原愛斗君、石坂春輝君、2年生白石快晴君の3人が登壇しました。大崎市長より賞状と副賞を頂くことができました。

作物部門ではササニシキの全国受賞は6年ぶりとなります。

 

代表挨拶として菅原君が米作りへの想い、将来の夢、受賞の感想を話すと会場からはどよめきがでました。降壇すると、市長や企業の方から「素晴らしい。応援している。」と多くの言葉頂くことができました。米作りからはじまり、研究を通して様々な方と会うことで人間的にも成長している一面が見えた一瞬です。

来年度も更に美味しい米作りを目指して学び続けていきたいと思います。

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食味調査(作物部門)

お米の収穫が終わると食味調査を行います。

作物部門では10品種のお米と6つの試験区をもうけて生育調査を行っているので、結果と考察に繋がります。

例えお米が多く取れても、美味しくなければ売れません。

「食味が高いものを、より多く!お客様の喜ぶものを作る」というのが作物部門のコンセプトです。

 各品種を食味計に入れて調査していきます。

この機械では食味値、タンパク質(3種)、アミロース、水分を計測することができます。

 

結果はパソコンに入力してすぐにグラフ化します。グラフにすることで数字だけでは分からないことが目視化できるからです。タンパク質と食味には高い負の相関関係があることを学びました。

お米のタンパク質を抑えれば、食味は上がるというものです。

昨年度の食味値のデータと照らし合わせながら、試験結果について考察を行っていきます。

 

なんと、去年のお米よりも10品種中9品種の食味値が向上していることがわかりました。

この結果を基に、来年度の肥料設計や品種を植える場所を選定していき、更に美味しいお米作りに反映させていきたいと思います。

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精神医療センターの植栽を行いました!!

10月14日(木)に宮城県立精神医療センターの正面玄関にある花壇の植え替えを園芸科草花部門2年生が行いました。6月に植栽したベゴニアやインパチエンスなどから冬の花壇の定番であるハボタンを定植しました。

ハボタンはチリメン系と丸葉系の2系統4品種を定植しました。生徒は1株1株丁寧に配色を考え定植しました。

来年3月にはハボタンからパンジーへ植え替えを行う予定です。

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「増田オータムフェスティバル」に参加してきました!!

 10月10日(日)に名取市増田防災広場で開催された「増田オータムフェスティバル」に農業クラブ役員が学校で生産した農産物や加工品を地域の方々に販売しました。好評で準備した商品はすぐに完売しました。

 

 最後にステージで生徒たちが学校の農産物販売所や新米の販売会をアピールさせていただきました。

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露地部門実習(長ネギ収穫)

今週からネギの収穫が始まりました。

初回は機械を使って綺麗に調整を行い販売所に出しています!

これから土ネギも出していく予定です。

今回、収穫したネギの品種はホワイトタイガーです。

最近気温が下がってきたので、鍋が美味しい季節となってきました。

販売所でネギを購入できますので、体と心を温かくする鍋の具材として是非お買い上げよろしくお願いします!

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「農業と環境」 ダイコン生育調査

1年生の「農業と環境」では、ダイコンのスクールプロジェクトを行っています。マルチの種類の違いやマルチなしなど条件を変えれば生育や収穫に差ができるか現在学習しています。

この写真は追肥を行っています。

追肥の効果もあり順調に生育しています!

今回は2回目の追肥と間引きを行っています。

さらに品質の良いダイコンを作るために一生懸命実習に取り組んでいます!

条件を変えることによって生育に違いが出ているか班ごとに協力して生育調査を行っています。

葉の形や大きさ、根の部分の長さなど計測しています。

美味しいダイコンを収穫するために協力して頑張っていきます!

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作物部門の新米販売会

 日頃より,本校で生産された農産物をご購入して頂きありがとうございます。令和3年産米の販売を下記の場所で実施する予定です。感染拡大防止の観点から、お米の購入を希望されている方はお車でご移動頂きますよう御協力をお願い致します。

本校のお米のこだわり

①土作り:地元企業と連携して乳酸菌、酵母を使用した「発酵米ぬか」を全ての水田で使用しています。稲の発根数向上が確認され食味向上の結果が出ています。
②乾燥:乾燥速度をゆっくり行い、二段乾燥を採用しています。また、遠赤外線により太陽光で乾燥させたようにお米の風味を逃がしません。炊き上がった時の香りを大切にしています。
③栽培方法:慣行栽培に比べて農薬と化学肥料を二分の一以下に抑えた「宮城の環境にやさしい認証制度」を取得し、安心安全なお米を提供します。

 以上の管理を徹底し、昨年度「日本一美味しいお米コンテスト」では最優秀金賞と優秀金賞の二冠に輝きました。是非、美味しいお米をご賞味ください。

「美味しいを届けるために一生懸命作りました。」(作物部門3年生一同)

期日:10月12日(火)~15(金)11:00~15:00

販売品種:【数量を限定です。現金のみの取扱です。】

だて正夢(玄米) 30kg袋9,600円,10kg袋3,300円

ササニシキ(玄米)30kg袋8,300円

つや姫(玄米)30kg袋8,300円

ひとめぼれ(玄米)30kg袋7,800円

金のいぶき5kg(玄米食用)2,000円

みやこがねもち(玄米)30kg袋8,800円,10kg袋3,000円 

お米の販売受渡場所

下記のライスセンターゾーンの販売受渡所にお越しください。一方通行のため、入口に「のぼり」を設置いたします。

 

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稲刈り前の幼穂の確認! (作物部門) 承認待ち

作物部門では稲刈り前に幼穂の大きさの確認を行います。

幼穂(ようすい)とは稲の茎の中にある、赤ちゃん穂のことを指します。

茎を一枚、一枚むいていくと中から幼穂がでてきます。

様々な品種の幼穂の長さを測ることで、出穂期や稲刈日を逆算することが可能です。

今年の稲刈りは9月中旬から10月上旬ということが分かりました。

品種の違いによる長さに違いがあるのが、写真から確認できますね。

これで、刈取る順番も決められます。 作物部門では10品種のお米を作っているからこそ、稲の仕組みを知り、生育差を学ぶ上でもとても大切なんです。

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高舘小学校との連携授業(作物部門)

高舘小学校6年生と作物部門3年生の連携授業を開催しました。

6月に播種したエダマメを収穫して調整を行いました。

まずは脱莢したエダマメの選別を行います。ベルトコンベヤーで流れてくるエダマメの被害莢を取り除き、美しいものだけを選びます。大量に流れてくるエダマメに小学生は無言で選別を行います。とても忙しい場所です。 

選別したエダマメを洗濯機で洗います。昔ながらの2層式洗濯機で2分間洗浄を行い、脱水機で水分を飛ばします。水の中で回転するエダマメを小学生は追うようにながめていました。

最後に乾燥したエダマメを袋詰めします。300gを軽量し袋に入れて縛っていきます。

自分たちで作ったエダマメが商品として出来上がる瞬間です。生徒たちは間違わないように一生懸命に計量していました。

この日、小学生が作った袋詰めは80袋です。一袋200円で売れば16000円になります。

小学校で売るために一人一袋を持ち帰りました。小学校でもしっかり販売してきて欲しいです。

 

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(株)KUBOTAのKSAS出前授業(作物部門)

作物部門では震災後からKUBOTAさんと連携を行っています。

出前授業は①土作り講習会、②直撒き講習会、③生育調査講習会、そして4回目がKSAS講習会です。

KSASとはKUBOTAさんが開発した農業管理アプリケーションです。

スマートフォン、PC、タブレットを使用して農業日誌の管理を行います。

作物部門ではタブレットを生徒一人一人に持たせて、KSASの使い方を行いました。

圃場地図、作業者、作業項目、農薬、肥料等を入力していきます。

この作業を行えば、どんな作業を行ったのか、データとして残り、ビックデータへの利用も可能です。

例年行う作業をパソコンに残すことで、法人化になったところでは取り入れている技術になります。

作業機械と連動することで収穫量や作業した圃場が、すぐにデータに連動することができます。

誰が、いつ、どこで、何をやったのか。その内容がすぐに反映させられ、作業ミスを減らすことができる技術です。 

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