食味調査(作物部門)
お米の収穫が終わると食味調査を行います。
作物部門では10品種のお米と6つの試験区をもうけて生育調査を行っているので、結果と考察に繋がります。
例えお米が多く取れても、美味しくなければ売れません。
「食味が高いものを、より多く!お客様の喜ぶものを作る」というのが作物部門のコンセプトです。
各品種を食味計に入れて調査していきます。
この機械では食味値、タンパク質(3種)、アミロース、水分を計測することができます。
結果はパソコンに入力してすぐにグラフ化します。グラフにすることで数字だけでは分からないことが目視化できるからです。タンパク質と食味には高い負の相関関係があることを学びました。
お米のタンパク質を抑えれば、食味は上がるというものです。
昨年度の食味値のデータと照らし合わせながら、試験結果について考察を行っていきます。
なんと、去年のお米よりも10品種中9品種の食味値が向上していることがわかりました。
この結果を基に、来年度の肥料設計や品種を植える場所を選定していき、更に美味しいお米作りに反映させていきたいと思います。