科学部
2月12日 科学部 全国ユース環境活動発表大会 環境大臣賞受賞
高校生が斬新な視点で環境保全や地域創生に取り組む「全国ユース環境活動発表大会」の全国大会審査が行われ、宮城県農業高校科学部が全国1位となる環境大臣賞を受賞しました。
詳細はこちら→https://kyoiku.yomiuri.co.jp/sdgs/contents/post-480.php
また、小泉進次郎環境大臣、笹川博義環境副大臣とWEB対談をおこないました。
詳細はこちら→http://www.env.go.jp/annai/kaiken/r3/0212.html
環境省HPにもその時の様子が取り上げられています。(写真数枚あり。)
→http://www.env.go.jp/guide/photo_report/archive.html
環境副大臣とHPを見ていただいて様々なお話をしたことと、環境大臣に「桜が復興のシンボルだけではなく、環境問題解決のシンボルにもなる」と言っていただけたことは、生徒たちの努力が報われた瞬間であり、新たな活力になったと思います。お忙しい中、貴重な時間を本当にありがとうございました。今後も地域復興と環境問題解決に向けてより一層励んで活動をしていきます。
1月15日 手製のマスコットキャラクターが完成
3年生の先輩方には本当にお世話になりました。今までの感謝を込めて贈ります。
これは私たちの手作り新聞「サクランド」に使っているキャラクターなのですが、今回初めて立体化し、さらにイメージカラーで分けてみました。
先輩方がいなくなるのはさみしいですが、これを見て私たちのことを思い出してくださいね。卒業後もいつでも先輩方が来るのを楽しみにしています。
12月28日 科学部室の大掃除と桜の培養
新品種の無菌苗をつくるため培地に植え付けを行いました。桜はデリケートなため少しでも操作中に菌が入ってしまうとすぐにやられてしまいます。神経を使う作業を黙々とこなしています。先のことを見据えて、無菌操作と年末の大掃除で2020年を締めくくりました。
いつもご指導くださっている先生方、OB、OGの先輩に感謝。来年もいい年でありますように・・・。
12月26日 岩沼市玉浦西地区の桜に名札取り付け
本日は岩沼市玉浦西地区に私たちが2年前に植樹した桜に、手製の名札を取り付けてきました。
素敵な青空に、素敵な3人の笑顔。笑顔が桜を通して地域に伝われば嬉しいです。
12月15日 第6回全国ユース環境活動発表大会 東北地方大会 最優秀賞
努力が実り、第6回全国ユース環境活動発表大会東北地方大会で最優秀賞をいただきました。それに伴い1月22日から行われる全国大会への出場が決定しました。益々活動に励んでいきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!
(全国大会出場決定 1月22~29日 WEB発表大会)
研究題目
「 サクラの新品種開発で桜の緑被率を上げる
~被災農業高校が立ち向かう震災10年目の挑戦!~」
12月12日 第20回環境甲子園東北地区1位
日頃より応援・ご支援いただきありがとうございます。科学部の日頃の活動が実を結び、第20回環境甲子園で東北地区1位を獲得することができました。下記の環境甲子園ホームページより生徒たちの作品や日頃の活動成果を見ることができます。是非興味のある方はご覧になってください。
WEBでの表彰式に参加している様子
詳細はこちら
https://www.kk-tohoku.or.jp/kosien20kekka.html
研究題目
優秀賞(東北地区第1位)「 サクラの新品種開発で桜の緑被率を上げる
~被災農業高校が立ち向かう震災10年目の挑戦!~」
11月16日 支援活動として大阪府立堺工科高等学校の生徒さんが来校
被災地への支援活動の一環として、大阪府立堺工科高等学校の生徒のみなさんが来校されました。今年度はコロナの影響で他校との交流をしていなかったため、生徒たちは和気藹々とコミュニケーションを楽しんでいる様子でした。お互いに刺激になるいい時間を過ごさせていただきました。
調味料の「被災地の桜DE塩」の作り方をレクチャーしています
最近認証された新品種「玉夢桜」の苗をプレゼント
最後には立派な包丁のプレゼントを頂きました・・・!ぜひまたの機会に交流をお願いします!
10月17日 石巻市でボランティア活動
羽黒山公園は、大きな地震が発生した時に避難所として使用できるところです。寄贈されたという桜が10本ほど植えてありましたが、それぞれ塩害が現れていました。塩害は葉の約5分の1に影響が見られました。桜の様子を見た後、成長力が弱い桜7本に肥料(グリーンパイル)を2本ずつ打ち込みました。その後、木の幹に食い込んでいた紐を取り外し、それぞれに「エドヒガン」と書いた看板を取り付けました。
このほか松並公園の桜に追肥なども行いました。公園の前に住んでいる鈴木さんに東日本大震災時の津波の話など貴重な話を聞くことができました。私たちの活動に対して、「花は心を豊かにするもの。桜をたくさん植えて、たくさんの人を笑顔にしていって欲しい。」とお願いされました。
私たちは今後、各被災地に適合した植栽法をより早く確立し、全国の被災地の人々を桜で明るく笑顔にするとともに、土石流などを防止するための強固な地盤を作っていきたいと考えています。 報告:安海央太
10月10日 丸森町ボランティア活動及び2019年の台風19号の被害調査
役場前では、桜に肥料(グリーンパイル×2)をそれぞれ与えました。肥料を与えた桜に、その桜の名称と「宮農」の文字を含めた看板を掛けました。
台風19号によって電柱が倒れてしまったという丸森町五福谷地区を調査したところ、住民から「以前はこの周辺から桜の花を見ることができた。だが、台風19号がやってきたせいで周辺にあった桜の木が無くなってしまった。できればもう一度桜のある景色を見たい。」との話を聞きました。
◦土砂崩れの現場
土砂崩れの現場には鎮魂碑があり、線香を供えた。鎮魂碑が建っている所には家の跡があった。家の跡からは鉄の棒の様なものが複数、下から突き出していて、それらが一方向に向かって倒れていた。このことから土石流の強さ(勢い)が分かります。
土砂崩れした部分の周辺を見た所、杉の木が多数あった。杉の木は根が深くに伸びない、と言われている。そのため、土砂崩れが発生してしまうと沢山の杉の木が一気に流されてしまう。さらに周辺を見てみると、桜の木が生えていた。桜の木は杉の木に比べて、根が深くに伸びると言われている。それを証明するかのように、この家の跡の傍には桜が生えてあった。この桜は見た目から山桜と推測。他にも付近に10m~15mの桜の木が三本、生えてあった。
それぞれの地域の土や石を採取し学校に持ち帰って対策を練ることにしました。
報告:安海央太
人工交配による桜の新品種認定
8月11日に「玉夢桜」、「あわ紅桜」、「小令和桜」の3品種が公益財団法人日本花の会から新品種の認定を受けました。なかでも「玉夢桜」(第025号)(http://www.hananokai.or.jp/sakura/sakura-system/)は塩害に強い品種を掛け合わせ開発に成功し、命名に当たっては集団移転先の岩沼市玉浦西地区から『玉』の1字を入れ、復興への願いを込めました。