寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 救急救命講習会

 自啓寮の研修、学習の一環として、今年度は名取市消防署の救命士や消防隊の方々から救急救命を教えていただきました。

 この日を迎える前に事前学習としてインターネットで一連を予習。


 いざというとき、人の命を救うことができるようにと、全員が真面目に真剣に、でも楽しく学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまでにも受講した経験がある寮生が多かったのか、全体的にとても上手でした。

 初めて受けたという生徒も、機会があって良かったという感想。

 

 受講した寮生、職員が、『普通救命講習修了証』をいただきました。

 「いざというとき、胸骨圧迫できそう??」

 「・・・はい、やります!!」

 

自啓寮 避難訓練を行いました

 先日,自啓寮では今年度第一回目の防災・避難訓練を行いました。

就寝時に厨房から火災が発生したという想定で,2階の生徒は外階段から,1階の生徒はテラスを通り野球練習場まで

避難しました。

 各居室では就寝時のように消灯して待機。暗闇の中,居室に鳴り響く警報は緊張感が走ります。

舎監の先生方は初期消火や通報,機器の操作などを確認しながら,避難の指示を出しました。

寮生はそれぞれ懐中電灯を片手に,日常では使用しない避難経路を慎重にかつ素早く移動し,野球練習場前まで避難し

ました。

 

 暗闇の中、テラスの方へ向かっています。


 非常時は冷静な対応と迅速な行動が求められますが,寮生は合格です。

 最後に教頭先生より講評をいただきました。

 夜間や就寝時の非常時を想定した避難訓練は,寮にとって欠かせない訓練です。

 懐中電灯の点検なども毎週行い、有事に備えたいと思います。

 

自啓寮での生活を通して

  秋が深まって、中庭の木々の葉もきれいに紅葉しています。

 

 今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「義務入寮」も中止となりました。仕方のないことですが、1年生のみなさんに寮生活を味わって欲しかったです。寮生活でしか感じることのできない大切なことがあるからです。

 

 昨年度の感想文より、実際に「感じたこと」をここでご紹介します。

 

 

「寮生活を通して僕はたくさんのことを学びました。一つ目は規則正しい生活の大切さです。普段僕は学校から帰ったらすぐにスマホやゲームをして寝る時や勉強の時間がなくなっていました。寮では、スマホもゲームも使えません。なので最初のころは不満がありました。でも寮で生活をしていくうちに何もない時間が生まれて、友達とコミュニケーションをしたり、読書をしたりして「良かったなぁ」と感じられるようになりました。寝る時間も早くなって次の日の授業により集中して取り組めるようになりました。なので家ではスマホやゲームの時間を減らしたいと思います。2つ目はコミュニケーションの大切さです。寮生活の前はあまりコミュニケーションを取らず寮での生活に不安を感じていました。でも居室のメンバーと話すようになってだんだん周りの人と話すことができるようになりました。今は、学校生活が前より楽しくなりました。寮生活が早く終わってほしいと思っていた僕が、今はもう少し続いてほしいなと感じていることに自分でも驚いています。寮生活で学んだことは他にもたくさんあります。学んだこと感じたことをこれからの生活に生かしていき今よりずっと充実した学校生活を送っていきたいです。寮で生活をして本当に良かったと思いました。」

 

「義務入寮を通して学んだことはたくさんありました。一つ目は気持ちのことです。入る前や入ってすぐの時は時間も全部決められているしスマホもいじれなくてつまらないと思っていましたが、何日も寮に帰るにつれて自由時間での友達との交流、話など楽しめることができました。今ではスマホを触らなくても友達と楽しく遊んで充実するまでにもなりました。2つ目は身の回りの整理や洗濯です。今までは洗濯物は親に任せていて楽をしていたけど、実際に自分でするとなった時にきちんと自分でもできたということがうれしかったです。荷物の整理もきれいにした方が気持ちが良いと気づきました。家に戻ったら身の回りをきれいにして洗濯もしてあげたいと思いました。寮生活に入って今までの家での生活と全然違ったけれど、少しずつ慣れていって今では学校だけでは見られない友達の新しい一面もれることができたりしてとてもいい期間だと思えるようになりました。この義務入寮期間を通して一番学んだことは、いやなことでも友達と助け合っていけば楽しいことになるんだと学びました。」

 

 

「最初は、めんどくさいし気が張って疲れそうで嫌だという気持ちが大きかったです。やっと1日を締めくくる部活が終わって、帰るところが寮か・・・と憂鬱な気分になりました。同じ部屋の人と話せず悩んだりもしました。でも、割り切ることは大事だと思い、無駄なことは考えず寮生活に真剣になってみることにしました。2週目あたりで変化がありました。同じ部屋の人と話せるようになり、学校でもその人とたくさん話すようになりました。それから、規則正しい生活をしているので、目の下のクマが薄くなり、便通が良くて便秘が少し軽減されました。8時間も睡眠をとれて、気持ちが良くなりました。今までどれだけ家での生活がひどかったかとてもわかりました。集団生活は気を遣うし、考えて行動しなくてはいけません。自分の意見だけではやっていけません。なのでめんどくさいと思いがちですが、義務入寮のおかげでそういった精神面や周りと協力をする力が強くなったと思います。大変なこともあった反面、自分が向上できたので本当にとても良い機会でした。でも一番私が嬉しいのは規則正しい生活ができたことです。たくさん寝て食べて、清々しかったです。3週間ありがとうございました。(料理とてもおいしかったです。毎日完食してました!)」

 

まだまだたくさん載せたいところです。

多かったのは「親の大変さがよくわかった。ありがたみを感じた」「じっくり話をすることで相手を理解できた」「あいさつがこんなにいいものだとわかった」「朝ご飯を食べると一日が違う」「成長できた」

その他にも、言葉にはならなかったこともあったでしょう。

 

通年生も毎年の義務入寮を通して更に得るものがあります。

この状況が早く終息することを願ってやみません。

 

                  通年生3年生男子からの出題です。

            (彼は最近難しい漢字にはまってるようで次々問題を出されます。)   

         もうすぐ3期考査。面白クイズのようにテスト勉強もできたら楽しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自啓寮 寮生のいろいろな秋

 

 澄み渡る青空や朝晩の冷え込みにあの異常なほど蒸し暑かった夏を一気に忘れてしまいそうです。

稲刈りも徐々に進み,寮の食事にも宮農で育てられた新米が提供され始めております。 

 先日,文化委員会が中心となりスポーツレクリエーションが行われました。

今年度は新型コロナ感染拡大防止の影響で,例年行っていた親睦行事も減っている中で,

初めてのスポーツレクは大変盛り上がりました。

 

 

 

 

 

 

準備体操は入念に         シュート!!!         真剣勝負!バスケ部VS職員

 

 

 

 

 

 

バド部はマイラケット持参で    強いぞ!コマナツペア     ダブルス対決 1年生VS2年生

 

 みんなで体を動かし気分爽快リフレッシュ。疲れたかと思いきや笑顔が増え元気になった寮生でした。

そして楽しい行事の裏には素晴らしいチームワークの文化委員会あり。

文化委員長はじめみんなの協力で準備、進行、片付けがとてもスムーズでした。ありがとう!!

 

 寮生の秋はスポーツの秋だけではありません。食欲の秋でもあります。

十五夜の日には,栗ご飯,サンマの塩焼き,豚汁にお月見団子。

この盛り具合はなかなかの見物です!

 

 

 

 

 

 秋の味覚を思う存分味わいました。ごちそうさまでした。

 これからも寮生の秋はまだまだ続きます。

「今日も頑張る」寮生

 自啓寮の寮生は毎朝、掃除をします。起床し、朝礼に出て、その後割り当てられた箇所をそれぞれ清掃するのです。

登校までの時間に自分の居室も清掃していきます。その他、窓と出入り口の施錠、布団をきちんとたたむこと(掛け布団は4つ折り、敷き布団は3つ折り)、ゴミ箱を空にする、整理と整頓、電気、暖房やクーラーのスイッチを消す。
 この項目をしっかり確認してから登校することになっています。それを、寮生が登校後、私たちがまた鍵を開けて確認するのが「居室点検」。物が乱雑に置かれていたり、布団をたたんでいなかったりした場合は黄色い付箋に注意書きを貼ります。施錠されていない場合は鍵を預かり、帰寮したら舎監からのご指導をいただきます。


 私たちに「される点検」ではなく、寮生としてその項目内容に自主的に取り組んでほしいと思い、居室点検チェック表を作りました。自分たちで確認し、それを指導員も見る。感じたことやアドバイスを、コメント欄に書き合う。最近は点検内容はほぼできていて、コメント欄には体調や気持ちを書いてくれる生徒が多いようです。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 寮生は頑張っていると思います。家族以外の「いろいろな人」と一緒に生活をすることはそう簡単なことではありません。部活でクタクタに疲れて寮に帰っても、すぐに布団に横になることもできません。夜更かししたり、時間外にお風呂に入ることも朝からシャワーを浴びることもできません。夜の学習時間にはお茶か水しか飲めません(授業と同じように考えています)。それでも仲間と関わる楽しさで紛れ、おしゃべりで楽しくなる。トラブルがあっても学びとなり、成長していく自分、がんばっている自分を感じることができる。

 新型コロナウイルス感染防止のため、以前のようには仲間と関わり合うことができず寂しい面もあるでしょう。なんとか乗り切りながら、これからの自啓寮を創っていきましょう。

自啓寮 夏休み前の行事報告

 「寮祭2020」

 夏休みに入り梅雨も明け、早くも1週間が経とうとしています。

自啓寮では夏休み前の7月28日,恒例の「寮祭」が行われました。今年は開催も危ぶまれましたが,感染症予防対策を講じつつ,会食,豪華景品が当たるビンゴゲーム,有志による発表,肝試し,と五感のみならず六感をも研ぎ澄まされる素晴らしい内容の寮祭となりました。

<ビンゴゲーム>

 

 

 

 

 

 

いくつものリーチを乗り越え,ビンゴになってもすぐ商品はもらえません(泣)。

そこからくじ引きというさらなる試練が待っています。

 

 ビッグな商品をゲット!

 

 企画司会進行は文化委員会。お疲れ様です。

 

 

<会食>

寮祭の大きな楽しみの一つ,特別メニュー。

 今年は寮生の希望をふんだんに取り入れた豪華なメニューに,みんな笑顔。栄養教諭の先生方はじめ調理員の方々ありがとうございました。ごちそうさまでした。

 

 

 

 

 

 

<有志発表>

生徒からは歌やダンス、オタ芸も♡ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

格付けチェックにGACKT様も!?

 

 

 

 

 

 

<恐怖!?肝だめし~>

 夜の校内を数名ずつ,お札をもらいに進みます。カメラのフラッシュでネタバラシ。

 

 

 

 

 

 

 

 今年もたくさん笑って,飲んで食べて,

 思い出に残る寮祭になりました。

 

 みなさんありがとうございました。

 

自啓寮 令和2年度、本格始動!

 7月13日(月)に通年寮生40名全員が揃い、例年入学式と同日に行っていた『入寮式』もこの日ようやく行うことができました。今年度の新入寮生は男子6名、女子7名の計13名です。2年生、3年生も表情がキリッとして見えます。自啓寮は新しい風が吹き始めています。

まだ任命されていなかった副棟長、副委員長が任命され、いよいよ自啓寮も本格始動です。寮祭について話し合う委員会活動

 

もうすぐ寮祭。コロナウイルス対策は万全に、思い切り楽しもう!

寮前の花壇のため花を植えています

自啓寮 生活の様子

「考査期間中です」

 学校生活が始まってから1か月が経ち,今週より1期考査が始まりました。自啓寮では,考査1週間前から,普段より長く,学習時間が決まっており,各々取り組むことになっています。この期間のみ食堂を開放しており,食堂か居室,自分に合った環境を選んで勉強をしています。

 

食堂での勉強風景。先輩や同級生に質問することもありますが,静かにお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

居室を暗くして,デスクだけ明るくすると集中できるとか。眠くならないのかなぁ。。。ナリマセン!(本人)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考査も後半戦です。最終日前日には毎年恒例となった差し入れがあるようです。

今年は何でしょうね。ささやかな楽しみを持ちながら,頑張るところでは力を発揮する寮生です!

一人の居室が寂しい寮生

6月1日から寮生が寮に戻ってきました。

息が吹き返ったかのようです。学校全体が生き生きしています。

私たち大人も活力を得たような気持ちです。

コロナウイルスはまだ消えたわけではなく注意が必要な生活ですが、

今までの懐かしい『普段』に、少しずつは近づいています。

 

一人一居室、一人部屋。寂しいという声が特に男子から聞こえてきます。

全員がそろっての寮生活が待ち遠しいですね。

 

開寮に向けて

 休校中の3か月の間に,窓から見える景色の緑がどんどん色濃くなり,春から初夏へと季節が移り変わりました。

6月1日,学校が再開されることになり,それに合わせて寮も開かれることになりました。

新型コロナウィルス対策のため,今までと同じような寮生活とはいかず,3~4人部屋だったところが1人部屋にな

り,食事も横並びでできるだけ会話をせずに摂るようになります。またこれまで以上に手洗いや手指消毒を心掛け,共

有して使用するものは消毒をしていくことになります。

 新しい生活様式にも慣れるまでは違和感があるかもしれませんが,また以前のような集団生活を送れるように,今は

生徒,職員ともに頑張る時ですね。

2階から見える田園風景

 

 「ムカデの忘れ物」

 宮農は田園地帯のど真ん中,たくさんの生き物たちに囲まれた場所にあるので,ある程度の覚悟はしていました。

6月の開寮に向けて,居室を清掃していた時のことです。ロフトベッドのすのこと壁の間に赤黒い物体を発見しまし

た! あーこれは、間違いない。大ムカデだ・・・と心の中で思いながら,恐る恐るほうきと塵取りで慎重に除去作業

に取り掛かりました。死んでいることがわかっていても、相手は6~7cmの大きいムカデ。生き返ることもあるかも

しれないと、心臓バクバク,意を決して塵取りでキャッチ。

 なんとそこにあったのは,おもちゃのムカデでした!忘れ物として職員室で預かっていますので引き取りに来てください(笑)。