寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 歓送会、卒寮式を終えて

  

 家族のように一緒に過ごした仲間。頼りにしていた先輩。かけがえのない存在。

 毎日ここで一緒に日々を送ってきた3年生13名が、巣立っていきました。

 

 残された1,2年生にはもちろん、私たち職員にとってもかわいい寮生との別れは堪えます。

 「おめでとう、頑張れ!」の気持ちもいっぱいなのですが。

 

 荷物のなくなった居室、帰寮時間になった頃、食堂の空いている席、居室の表札や動態盤の名札、3年生の好物メニューや、起床時の音楽。ムカデのいたずら(ゴム製が仕切りのビニールから落ちてきた・・・!)にびっくりしたとき、「実感」するのです。

 

 学校から帰ってきた1年生女子が、メッセージを読んでまた泣いていました。

 みんなしんみり、男子も寂しくて泣いていました。(心で)

 

 でも、積極的に友達の当番を手伝う、協力する姿。自分も一年後にはみんなと別れることを意識し始めた2年生の言葉も。「悲しいです」とコメントしていた生活厚生委員長ですが、「3年生がいなくなって一人での分担区もありますが、しっかり掃除をしてください」とリーダーシップも見せてくれました。

 

 別れはつらい。ですが、自分たちも先輩の後を引き継いで頑張る。元気に寮を盛り上げていこう。そんな在寮生の気持ちを感じました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 卒寮式では、3年間はあっと言う間だったこと、寮での出会い、繋がり、感謝の気持ちとこれからの志、そして家族への想いを聞かせてくれました。

 

 ありがとう、3年生。

 

未来に向かって飛び立った3年生を、これからもずっと応援しています。

 

自啓寮 寮行事の報告

 

本年もよろしくお願いいたします。

8日より新学期が始まり,通年寮生は12日より寮生活が始まります。

3年生は残すところあと13泊となりました。

今年度の寮生活は期間も短く,一人ないし二人居室という特別な寮生活でしたが,

3年生らしく濃い足跡を残していってほしいと思っています。

 

「クリスマス会行いました」

去る12月22日,クリスマス会を行いました。

夏の寮祭同様コロナ対策を行いながら,楽しむことができました。

まずはくじ引きスタイルでプレゼント交換!

 それぞれの思いが詰まったプレゼントは最高の贈り物になりました。

続きましてお楽しみの夕食です。

生徒たちの要望に応えていただいた,ボリューム満点のメニューでした。ありがとうございます。

何杯でもおかわりしたくなる相撲部三瓶先生のちゃんこ鍋。ごっつぁんです!

 

さて,次のお楽しみは有志発表です。

 それぞれが練習を重ねてきた素敵な歌声やダンスが響き渡りました。

どんなことがあったかはご想像にお任せし,とにかく楽しいクリスマス会でした。

ありがとうございました。

 

自啓寮 救急救命講習会

 自啓寮の研修、学習の一環として、今年度は名取市消防署の救命士や消防隊の方々から救急救命を教えていただきました。

 この日を迎える前に事前学習としてインターネットで一連を予習。


 いざというとき、人の命を救うことができるようにと、全員が真面目に真剣に、でも楽しく学びました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これまでにも受講した経験がある寮生が多かったのか、全体的にとても上手でした。

 初めて受けたという生徒も、機会があって良かったという感想。

 

 受講した寮生、職員が、『普通救命講習修了証』をいただきました。

 「いざというとき、胸骨圧迫できそう??」

 「・・・はい、やります!!」

 

自啓寮 避難訓練を行いました

 先日,自啓寮では今年度第一回目の防災・避難訓練を行いました。

就寝時に厨房から火災が発生したという想定で,2階の生徒は外階段から,1階の生徒はテラスを通り野球練習場まで

避難しました。

 各居室では就寝時のように消灯して待機。暗闇の中,居室に鳴り響く警報は緊張感が走ります。

舎監の先生方は初期消火や通報,機器の操作などを確認しながら,避難の指示を出しました。

寮生はそれぞれ懐中電灯を片手に,日常では使用しない避難経路を慎重にかつ素早く移動し,野球練習場前まで避難し

ました。

 

 暗闇の中、テラスの方へ向かっています。


 非常時は冷静な対応と迅速な行動が求められますが,寮生は合格です。

 最後に教頭先生より講評をいただきました。

 夜間や就寝時の非常時を想定した避難訓練は,寮にとって欠かせない訓練です。

 懐中電灯の点検なども毎週行い、有事に備えたいと思います。

 

自啓寮での生活を通して

  秋が深まって、中庭の木々の葉もきれいに紅葉しています。

 

 今年度は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため「義務入寮」も中止となりました。仕方のないことですが、1年生のみなさんに寮生活を味わって欲しかったです。寮生活でしか感じることのできない大切なことがあるからです。

 

 昨年度の感想文より、実際に「感じたこと」をここでご紹介します。

 

 

「寮生活を通して僕はたくさんのことを学びました。一つ目は規則正しい生活の大切さです。普段僕は学校から帰ったらすぐにスマホやゲームをして寝る時や勉強の時間がなくなっていました。寮では、スマホもゲームも使えません。なので最初のころは不満がありました。でも寮で生活をしていくうちに何もない時間が生まれて、友達とコミュニケーションをしたり、読書をしたりして「良かったなぁ」と感じられるようになりました。寝る時間も早くなって次の日の授業により集中して取り組めるようになりました。なので家ではスマホやゲームの時間を減らしたいと思います。2つ目はコミュニケーションの大切さです。寮生活の前はあまりコミュニケーションを取らず寮での生活に不安を感じていました。でも居室のメンバーと話すようになってだんだん周りの人と話すことができるようになりました。今は、学校生活が前より楽しくなりました。寮生活が早く終わってほしいと思っていた僕が、今はもう少し続いてほしいなと感じていることに自分でも驚いています。寮生活で学んだことは他にもたくさんあります。学んだこと感じたことをこれからの生活に生かしていき今よりずっと充実した学校生活を送っていきたいです。寮で生活をして本当に良かったと思いました。」

 

「義務入寮を通して学んだことはたくさんありました。一つ目は気持ちのことです。入る前や入ってすぐの時は時間も全部決められているしスマホもいじれなくてつまらないと思っていましたが、何日も寮に帰るにつれて自由時間での友達との交流、話など楽しめることができました。今ではスマホを触らなくても友達と楽しく遊んで充実するまでにもなりました。2つ目は身の回りの整理や洗濯です。今までは洗濯物は親に任せていて楽をしていたけど、実際に自分でするとなった時にきちんと自分でもできたということがうれしかったです。荷物の整理もきれいにした方が気持ちが良いと気づきました。家に戻ったら身の回りをきれいにして洗濯もしてあげたいと思いました。寮生活に入って今までの家での生活と全然違ったけれど、少しずつ慣れていって今では学校だけでは見られない友達の新しい一面もれることができたりしてとてもいい期間だと思えるようになりました。この義務入寮期間を通して一番学んだことは、いやなことでも友達と助け合っていけば楽しいことになるんだと学びました。」

 

 

「最初は、めんどくさいし気が張って疲れそうで嫌だという気持ちが大きかったです。やっと1日を締めくくる部活が終わって、帰るところが寮か・・・と憂鬱な気分になりました。同じ部屋の人と話せず悩んだりもしました。でも、割り切ることは大事だと思い、無駄なことは考えず寮生活に真剣になってみることにしました。2週目あたりで変化がありました。同じ部屋の人と話せるようになり、学校でもその人とたくさん話すようになりました。それから、規則正しい生活をしているので、目の下のクマが薄くなり、便通が良くて便秘が少し軽減されました。8時間も睡眠をとれて、気持ちが良くなりました。今までどれだけ家での生活がひどかったかとてもわかりました。集団生活は気を遣うし、考えて行動しなくてはいけません。自分の意見だけではやっていけません。なのでめんどくさいと思いがちですが、義務入寮のおかげでそういった精神面や周りと協力をする力が強くなったと思います。大変なこともあった反面、自分が向上できたので本当にとても良い機会でした。でも一番私が嬉しいのは規則正しい生活ができたことです。たくさん寝て食べて、清々しかったです。3週間ありがとうございました。(料理とてもおいしかったです。毎日完食してました!)」

 

まだまだたくさん載せたいところです。

多かったのは「親の大変さがよくわかった。ありがたみを感じた」「じっくり話をすることで相手を理解できた」「あいさつがこんなにいいものだとわかった」「朝ご飯を食べると一日が違う」「成長できた」

その他にも、言葉にはならなかったこともあったでしょう。

 

通年生も毎年の義務入寮を通して更に得るものがあります。

この状況が早く終息することを願ってやみません。

 

                  通年生3年生男子からの出題です。

            (彼は最近難しい漢字にはまってるようで次々問題を出されます。)   

         もうすぐ3期考査。面白クイズのようにテスト勉強もできたら楽しいですね。