書道部 活動報告
私たち書道部(毛筆)は、3年生一人、2年生四人、計五人で活動しています。設立して三年になります。放課後、講義室1に集まって机の上に書道道具を整前と並べて落ち着いた気持ちで書に励んでいます。各自で決めたお手本を真似して練習したり、好きな熟語を書いたりします。それぞれ、各文字は違っていますが、部員が一画、一画、丁寧に筆を進めていくことに相違ありません。初心者で慣れない筆づかいであっても、日々の熱心な取り組みによって技術が向上していきます。時には自分の思うように書くことが出来ず、苦難に直面してしまいますが、部員同士で細かな点までアドバイスし合い、諦めずに繰り返し書くことで上達していくことを実感しています。
そして、令和元年十月、仙南高校総合文化祭、宮城県高等学校書道展覧会に部員全員で出品しました。半切という長い紙に挑戦しましたが、文字のバランスをとるのが難しく、何度も書き直しました。結果は、二名が入賞となりました。しかし、作品を完成させるまでの過程で部員が大きく成長できたことこそが喜ばしいと思います。この経験を力にして次回のより良い作品づくりに努めたいです。
課題として、締切までの練習時間が少ないことが挙げられます。今回、慌ただしく仕上げる形になってしまったため、これからは早めに書くものを決めてその作品に集中できるようにしていきたいです。
今後の書道部は様々な書に積極的に挑戦したいです。古くからある漢詩に触れてみた李普段とは違った字体を使ってみたりしたいです。自分の書を表現するため、部員同士がお互いの個性を認め、助け合い、腕を上げたいと思います。また、一人ひとりが書道の魅力に気付いていくと共に文化祭などでは人に思いの伝わるような熱意のこもった作品を届けたいです。墨の匂いの広がる教室で、これからも筆を走らせ続けます。
令和元年度 仙南高総文祭
令和元年度 宮城県高校書道展