8月25日(火)、植物バイオ部門の生徒11名が、宮城大学太白キャンパスを訪問し、食産業学群の鳥羽大陽先生、大学生の皆様のご指導のもと、イチゴのDNAマーカー解析実習を行いました。
晴天の中、大学の研究施設で専門的な実験に取り組むことへの期待を胸に、実習が始まりました。
本校では、耐塩性や四季成り性など、新たな性質を持つイチゴの研究に取り組んでいます。今回の実習では、エバーベリー、とちおとめ、その交配F1を材料に、イチゴの性質をDNAから調べるための実験を体験しました。
実験室では、はじめに鳥羽先生から本日の実習内容について説明を受けました。DNAマーカーとは、生物が持つ遺伝的な特徴を調べるための目印となるものです。生徒は、品種の違いや交配によって受け継がれる性質を、DNAの情報からどのように確認できるのかを学びました。
続いて、イチゴの葉を材料にDNA抽出を行いました。写真は、葉を細かくすりつぶし、DNAを取り出す準備をしている様子です。大学の先生や学生の皆様から操作の意味を教えていただきながら、慎重に実験を進めました。
実習では、液体窒素を用いた処理についても説明を受けました。普段の学校ではなかなか扱う機会のない実験器具や試薬を前に、安全に注意しながら、大学の研究施設ならではの実験を体験しました。
その後、抽出したDNAを用いてPCR実験を行いました。PCRは、調べたいDNAの一部分を増やす方法です。生徒は、ピペットを使って微量の溶液を扱いながら、正確な操作の大切さを学びました。
午後は、dCAPSマーカーやプライマー設計について説明を受けた後、電気泳動、染色、撮影実験を行いました。電気泳動はDNAの違いを目に見える形で確認するための重要な工程です。
今回の実習は、分子生物学の研究手法を実際に体験する貴重な機会となりました。また、大学の先生方や学生の皆様との交流を通して、研究への関心を高めるとともに、進路について考えるきっかけにもなりました。
お忙しい中、実習の準備から当日のご指導まで丁寧にご対応いただきました宮城大学食産業学群の鳥羽大陽先生、大学生の皆様に心より感謝申し上げます。
今後も、大学や地域の皆様との連携を大切にしながら、生徒の探究活動をさらに深めてまいります。