本日、植物バイオ部門ではサツマイモを植えました。
生徒は3年生で、昨年度の経験もあります。そこで、今回の実習では、植え方については教員が細かく指示するのではなく、生徒に一任しました。また、使用する道具についても「自分が使いやすいと思うものを使ってよい」としたため、生徒たちはそれぞれの考えで道具を選び、苗を植えました。今回は、主に3種類の道具を用いて植え付けを行い、5分間で何本植えられるかを比較しました。
① マルチ穴あけ器・移植ごて
まずは、比較的一般的な方法として、マルチ穴あけ器と移植ごてを使って植えました。マルチに穴を開け、移植ごてで土を動かしながら苗を植え付ける方法で、丁寧に実習を進めることができます。
結果、5分間で13本の苗を植えられました。工程が多いため本数は少なめでしたが、植え付けの確実さや安定感を確認できる方法でもあります。
② イモ植え付け機
次に、イモ植え付け機を使って植えました。専用の道具であるため、苗を一定の深さに差し込みやすく、効率的に実習を進めることができます。
結果、5分間で27本を植えることができました。一般的な道具を使った方法よりも多く植えることができ、専用道具の作業性の高さがうかがえました。
③ カニスプーン
最後に使ったのは、なんとカニスプーンです。これは本来、カニの身をほぐして取り出すための道具ですが、生徒が100円ショップで購入し、「使えるのではないか」と考えて実際に試したものです。
先端が細く、マルチの穴から苗を差し込みやすかったため、効率よく作業を進めることができ、結果、5分間で47本で植えることができました。今回比較した中では最も多く、身近な道具でも工夫次第で農業に活用できることが分かりました。
生徒の発想を活かした実習今回の実習では、教員が一方的に方法を決めるのではなく、生徒自身が道具を選び、実際に試しながら作業を進めました。その中で、専用の農具だけでなく、身近な道具を農業に応用しようとする柔軟な発想も見られました。バイオ部門では、実習をこなすだけでなく、「どの方法がよいのか」「なぜその結果になったのか」を考える学びを大切にしています。
今後の評価について
今回は、まず5分間で何本植えられるかという効率を比較しました。しかし、サツマイモ栽培で重要なのは、植え付けの速さだけではありません。今後は、活着や生育の様子に加え、収穫時のイモの大きさ、形、数、重さなどについても評価していく予定です。今回の植え付け方法や使用した道具の違いが、最終的な収穫にどのような影響を与えるのかを継続して見ていきます。