在校生から受験生へ

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3年4組 生活科 雫石 麻梨愛(しずくいし まりあ)さん&吉田 彩華(よしだ あやか)さんに聞いてみた!

Q1:生活科はどんな学科ですか?
 生活科は女子の割合が8割と多いですが、小数の男子とも仲良くしています。生活科は3年間同じクラスなので、人との付き合い方が学べるっていうのも特徴ではないでしょうか。だから、チームの団結力は他の学科よりも強く、イベントや体育祭等の行事では結束して活躍しています。あと、負けず嫌いの人も多いのかもしれません(笑)。
 2年生になると選択科目があり、保育、福祉、調理に分かれて学びますよ。保育は主に保育師になるための資格の勉強が充実して、深く知識を学ぶことができます。福祉は介護師になるための技術を学び、実際にお年寄りを相手にするときスキルは将来使えますね。調理は食中毒についてや、学校のお米を使い料理を学びます。料理検定なども受検していますし、家庭を持ったときに役立つこと間違いなしです。意外と料理好き男子がいたりします。

 農業系ではサツマイモ等の野菜を育てます。この畑は秋になると4000人の幼稚園や保育所の児童が芋ほり体験に来てくれるので、私たちが説明や芋掘りを手伝うので子供好きはたまらない授業です。


 
Q2:二人が高校生活で頑張ったことは?
 同じ写真部に所属して彩華さんから麻梨愛さんに声をかけて仲良くなりました。偶然、二人とも写真部に入部したんです。初めは二人とも部活でやる気は無かったんですが、副顧問の先生がとても熱心に教えてくるんです。撮影した写真を褒めてもらうと嬉しく、どんどん一生懸命に取り組むようになりました。写真の3大大会の内、写真甲子園全国大会と全国高校総合文化祭にも出場することができました。コロナじゃなかったら、他の県にも沢山いけて写真の大会に参加したはずなにの、それが叶わなかったのがとても悔しいです。でも、写真部に入って色んな経験ができたことは私達二人の宝物だし最高の思い出ですね。

写真:写真甲子園に出した作品

 

Q3:中学生に向けてのアドバイスは?
 とりあえず夢を諦めないでください。宮農に入ったからといって農業だけをしないといけないというわけではありません。特に私は写真部を頑張っていたので。。。授業は日常のどんな生活にも役立てることが学べます。販売実習もしているので、お客様への対応や元気に挨拶するなど、当たり前のことですが、実際にやると難しいことも学べます。おかげさまで、接客力はめちゃくちゃつきましたね(笑)。
 受験では面接練習をしっかりしましょう!学校独自の寮生活のことも調べてみてください。意外とインターネットで検索すると面接の内容も出てくるので独自に調べてみてはどうでしょうか?私はテストに自信が無かったので面接で点数をとれるようにしっかり練習はしてきました。もちろん、5教科の勉強も出来るだけ頑張りましたよ(笑)。

写真:左が吉田彩華さん、真ん中が雫石麻梨愛さん

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3年2組 農業科 保坂 霞(ほさか かすみ)さんに聞いてみた!

Q1:何故、宮農に入ったの?
 普通高校に行くつもりは初めからありませんでした。何か特色ある学校に入りたいと思っていたんです。そんな理由から、中学3年生の時に宮農の1日体験入学を経験しました。授業では旋盤という機械を使用して鉄の駒を作ったんです。初めての体験で自分の手で作り上げることに感動して「この学校にしよう」と決意しました。
 元々、体を動かすのが好きだっんですが実習が多い方が自分に合っていると感じていました。また、小さいころから動物が大好きっていうのもあると思います。家でも犬を2匹飼っています。学校には牛、豚、鶏を飼育しているのでいつでも動物と触れ合いたいという考えもあったんですね。(笑)

 写真:直撒きの授業中

 

Q2:農業科の作物専攻を選んだ理由は?
 動物が好きだったんで2年生からは畜産を選考しようと思っていましたが、「作物は楽しいよ」っていう先輩の勧めで作物部門を選択しました。
 授業では10品種のお米を作っているので、食べ比べで沢山のお米を食べました。お米の消費拡大の為に授業で「ほや丼」を作って地元企業に商品化したり、大企業の人が来て出前授業をしてくれたり、本当に授業の内容は沢山ありました。小学生と一緒にお米の商品開発もしたりして、自分が教えなきゃいけないんですけど、そんな経験は普通なら味わえなかっただろうなって思いますね。
 先日、私達が育てたお米が「日本一美味しいお米コンテスト」において最優秀賞を受賞したんです。普段、自分たちが取り組んで来たお米が日本1を取れて本当に嬉しかったですね。先生も大喜びでした。今では作物を選んで良かったと心から思っています。

 写真:日本一美味しいお米コンテスト受賞

 

Q3:授業の思い出を教えて?
 初めは重労働で農業をするイメージがありましたが、実際には座学も多くわかりやすかったです。今の農業は機械化が進んでいるので、重労働はなく体験したことの無い授業ばかりでした。
 そんな中で一番の思い出は1年生の時にタマネギを収穫した時のことです。先生に「甘いから生のまま食べてみろ」といわれて取れたてのタマネギを食べてみたけど、実際にはめちゃくちゃ辛かったんです。畑でそのまま野菜を食べることは初めての体験だったので一番の思い出です。(笑)
 農業は寒くても暑くても農作物に合わせて実習を行います。時には雨や雪でもカッパを着て実習することがありますが、そんな経験が今では活きていて、どんなことも諦めず最後まで取り組む力になったと思っています。

 写真:(株)KUBOTAの出前授業の実習

 

Q4:学校生活のことを教えて
 入学式当日にとても注意をしてくる先生もいましたが、時間の経過と共に家の事や悩みも聞いてくれるようになりました。今では怒っていたことも生徒の事を考えてくれているのかなって思えるようになりましたね(笑)。だからこそ、メリハリをつけて「真面目にやるときやる」と「楽しく明るく学ぶ」を徹底するようにしています。
 休み時間や放課後は友達が面白い人ばかりで毎日笑うことができています。それが卒業したら無くなると思うと今からさみしい気持ちでいっぱいです。

写真:高舘小学校へ友達と出前授業

 

Q5:受験を考える中学生へ
 自分の考えをしっかり持っていた方がいいと思います。「入学したらこうしたい」、「学校で何がしたい」とか持ってる人の方が面接は強いと思います。練習を繰り返せば明るく、自信もつくと思うので繰り返し行ってください。
 あと、5教科の勉強は苦手が無いようにしてください。苦手なものほど勉強すれば点数があがるので、好き嫌いをせずに勉強したほうがいいと思います。
 私が3年間ここにいて、宮農とは「楽しむためにはやるべき事を、最後までやり通すことができる人」が来るべきだと思います。何事にも中途半端では楽しむことが出来ません。皆さんが来るのを楽しみにしてます。頑張ってくださいね。

写真:「かのおが便利軒」の取材

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はじめに

中学生・保護者・学校関係の皆さん、こんにちは。

宮城県農業高等学校に興味を持っていただきありがとうございます。

このページは「受験を考えているけど、どんな高校か分からない」

そんな悩める中学生の皆さんのために開設いたしました。

 小学校・中学校の義務教育が終わり、皆さんは自分の意思で高校に進学するかを選ぶことができます。

高校の先生達は「皆さんに成長して欲しい」という強い想いで一生懸命に教育に取り組みますが、

皆さんが「入学して何かを学びたい」という意識を持たなければ、先生達の努力も半減してしまいます。

 入学後に「こんなはずじゃ無かった」と後悔しない為にも、どんな学校なのかしっかり知って受験に挑んで欲しいのです。

 ここでは現役の生徒や先生にインタービューして生の声を受験生の皆さんにお届けしたいと考えています。

皆さんがが安心して学校に通い、毎日を楽しみ、夢に向かって頑張る「一人ひとりが主役」の学生生活を一緒に実現するために、是非みてくださいね。

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