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今年の芸術鑑賞会のテーマは「イジメ」

「なんで死ぬんだよ。あいつ馬鹿なんだよ。ほんと馬鹿だよ。うわぁー」

そういって彼は膝を地につけて大声で泣き続けた。

芸術鑑賞会の印象的なシーンです。見た物を引きつけ、考えさせるものでした。

今年のテーマは「イジメ」です。ある高校生が自殺を図り遺書が見つかりました。そこには加害者の生徒の名前が書かれていたのです。


加害者の家には多くのメディアが押し寄せてきます。家の中では「なんでこんなことに・・・」とパニックに陥ります。

イジメられた側の目線ではなく、イジメた側がどのようになるのかリアルに表現しています。

追い詰められていく家族、友達を失った同級生。一人の死がどれだけ多くの人に悲しみに与えるのか考えさせられました。

 

鑑賞会終了後に生徒に感想を聞いてみました。

 

2年生女子:とても迫力があって、初めから最後まで見入ってしまいました。イジメは絶対にダメだけど、イジメられている友達を見ているときに私は助けてあげられるのか不安です。もし、誰かを助けたら今度は自分がイジメられてしまうのではないかって思ってしまうからです。だからこそ、はじめからイジメがなければこんなことも悩む必要がないと思いました。この内容は全ての生徒に該当するかもしれないことではないでしょうか。

とても良い感想を頂きました。いじめは誰にでも起こるかもしれないことです。そして、鑑賞会で見たように、イジメで毎年多くの人が自ら命を絶つことも事実。もし、死ななくてもイジメられた生徒は心に傷を持ち、青春の1ページを無駄にするのです。「そんなつもりじゃなかった」「あれは遊びだった」そんなことを言ってる人は、もしかしたらイジメの加害者になっているかもしれません。今一度、自分の言動に責任をもって行動してみましょう。