在校生から受験生へ

2年3組 園芸科 三浦 光晴(みうら みつはる)さんに聞いてみた!

Q1:何故、宮農に入ったの?

 実家がセリの専業農家なんです。他にも古代米、大根やトマトを育てているので将来は大学に進学して、色々な世界の見分を広げて父のような農家になりたいと思い農業高校を選択しました。宮農は家からも近いし新校舎として出来たばかりなので、それも魅力でしたね(笑)。

 入学してから「農業と環境」の授業を受けた時は本当に基礎から教えてもらいました。私は家でも農業をやっているので大抵のことは知っているつもりでしたが、授業では知らないことが沢山あって面白かったです。また、学校では沢山の資格を受験出来るので積極的に受験しようと思っています。漢検や数検、英検の他にフォークリフト、玉掛け等の資格取得できることからキャリアップに繋がります。入学した時は知り合いが誰もいなかったのですが、先生方も相談にのってくれますし、問題が起きてもすぐに動いてくれるので頼りになって助かっています。

 写真:三浦光晴さん

 

Q2:園芸科の生物工学専攻を選んだ理由は?

 園芸科に入って生物工学を専攻しました。その理由は父が主に野菜作りをしていたので、「自分と同じ道を歩むのではなく、他の事を学んできなさい」と言われて生物工学を選びました。草花とかもあるのですが妹がやると思ったので、私は他の部門を専攻しました。

 1年生の時に様々な部門を経験するの機会があり、授業で培地を作り、それが楽しくて生物工学を選びました。元々、細かい作業が好きだったので自分にあっていたと思います。私は実習が遅いのですが、先生方がこまめに優しくサポートしてくれたので安心でした。

 2年生になって専門的に生物工学を学ぶようになってからは、桜とイチゴをメインに研究と授業を受けています。桜は低温処理をしてどれくらい生育が違うかを研究しています。イチゴは品種を掛け合わせて、耐塩性のある新品種のイチゴを作ろうと進めています。先生に質問しても自分が求めている以上の答えが返ってくるのでとても助かっています。

 生物工学というと白衣を着て実験室にいるイメージですが、ずっと部屋にこもるわけではないです。桜の土壌改良のために外で土を掘ったり、排水性を良くするために、石を入れて水の通り道を作っています。予想より外実習も多いですよ(笑)。あと、沿岸部に行って千年希望の丘で桜を植える活動もしていますよ。

 写真:土の中に石を入れて排水性を向上させた桜

 

Q3:受験生へアドバイス

 農業科や園芸科であれば農業に何かしら興味を持っている人が来た方がいいと思います。もちろん、生活科や食品化学科、農業機械化もあるので農業に興味が無くても学ぶことができますよ。

 1年生は基礎的なことを学びますが、2・3年生になると企業の方も来てくれて専門的なことが学べるようになります。だから、どんな人でも受け入れてくれると思います。

 昔はあまりいい噂がありませんでしたが、今の学校はとても生徒達が落ち着いていて良い学校だと思います。このままの方がいいので素行の悪い人は来て欲しくないですね(笑)。もし、化粧とか制服を着崩したい人がいるならば、勉強して私服の学校を選んでください。初めから校則を破る気のある人は宮農に入学しても、先生方に注意されるだけだと思いますよ。

 面接練習では自分が学校で何をやりたいかを明確にして言えるようにしてください。5教科の勉強は基礎勉強を重点的にやったほうがいいと思います。皆さん頑張ってください!応援しています。

写真:品種改良中のイチゴ