令和2年度に入学した食品化学科の40名の生徒達もR5年3月1日に全員が進路を決定し卒業しました。
「卒業おめでとうございます。」
3年間で何かしら食品化学科で学んだ事が今後の人生で生きると思います。頑張れ!!
さて、別れがあれば新しい出会いがある4月、新たに40名の新入生を迎え、授業が本格的にスタートしました。
その様子を一部ですが紹介させていただきます。
総合実習(イチゴジャム製造編)
春休みの実習にて調整したイチゴを一度冷凍し、解凍したものを使用します。
下の写真はイチゴから出た水分を蒸発させている様子です。これを濃縮と呼びます。
左下の写真は灰汁(あく)が出ている様子です。右下の写真は灰汁を取りながら濃縮を進めた写真です。
だいぶ水分が減っているのが確認できますね。
食品化学科は、「ガス」ではなく「ボイラー」(蒸気式)によって食品を製造しています。
ボイラーとは、温水や蒸気を作る機器です。給湯器を想像するとわかりやすいと思います。
さらに濃縮を進めるとこの位の量になります。
解凍時はイチゴ30kgありました。
大分、濃縮ができたので砂糖を添加します。
食品化学科のイチゴジャムは糖度60の中糖度
ジャムになります。
この器具は「屈折糖度計」と言います。糖度計に少量のジャムを乗せて、のぞき込むと現在の糖度が読み取れます。糖度60に達しているのかな?
1個1個、手作業にて殺菌した容器(ビン)に充填(読み方:じゅうてん、意味:詰めること)します。
容量は目標重量のプラスマイナス2g以内を目指します。これが中々大変です。
最後にフタを閉めて、殺菌し冷却し完成となります。
今年の食品化学科のホームページ目標は実験の内容や様子をUpしていくことです。
※更新は不定期です。