農業機械科では工業高校と同じように、進路や将来の仕事で役立つ多くの資格を取得することができます。
今回は実習や資格取得で使用する機械や教材を紹介していきます。
こちらは、ガス溶接作業をするためのボンベと圧力調整器です。
黒いボンベには酸素、茶色のボンベにはアセチレンが入っています。
2種類のガスを調整して点火し、炎で鉄を溶かしてつなぎ合わせたり、炎で鉄を切断することができます。
ご家庭でカップラーメンに入れるお湯の温度は約100℃ですが、鉄はその15倍の約1500℃で溶け始めます。
熱くて怖いなと思ってしまいますが、体を保護する革製の手袋・エプロン・脚カバー・保護メガネを着用しますので、安全に実習をおこなうことができます。
冬休みには2年生37名がガス溶接技能講習を受講し、資格を取得しました。
こちらは内燃機関(エンジン)実習用の自動車です。
高校生は自動車の免許を持っていないので、運転することはできませんが日常点検、電圧測定、などの軽整備を実習の中でおこなっています。
この自動車はトヨタ自動車東日本株式会社様より寄贈していただきました。
実習を通して自動車に興味を持ち、整備の学校へ進学して国家資格を取得し、自動車ディーラー・ロードサービス・検査の仕事で活躍する卒業生や、自動車の生産・関連部品の製造・修理をおこなう企業へ就職をする卒業生も数多くおります。
農業と工業の2つを学ぶことができ、安全に多くの資格を取得できる農業機械科の情報をたくさん発信していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。