園芸科情報

【農業・園芸科】サツマイモの収穫を行いました【バイオ部門】

投稿日時: 10/13 hag-to

秋の実りの季節を迎え、バイオ部門ではサツマイモの収穫を行いました。今年は天候の影響で雨の日が続き、収穫時期の見極めが難しい状況でしたが、畑の状態を確認しながら慎重に実習を進めました。

サツマイモ栽培では、植物バイオテクノロジーを応用したウイルスフリー苗を使用しました。この苗は組織培養によってウイルス感染を取り除いたもので、健全で均一な生育が期待できるほか、収量や品質の向上にもつながります。生徒たちは、苗の増殖から圃場管理、収穫までを一貫して担当し、科学的な知識と実践的技術の両面から学びを深めました。

まずは、つるを丁寧に切り取り、株元を掘り起こすと、土の中から大きなサツマイモが次々と顔を出しました。生徒たちは、手で土をほぐしながら、イモを傷つけないよう注意深く掘り上げていきました。

収穫したサツマイモは、今後の校内販売に活用する予定です。また、一定期間貯蔵して糖化が進んだ後に、甘味の変化や品質の違いを分析する学習にも取り組みます。

生徒からは「雨が多くて心配だったけれど、大きなイモがたくさん採れてうれしい」「掘り上げるときに、土の感触で生育の違いがよくわかる」といった声も聞かれました。

このサツマイモは、11月1日(土)開催の「宮農祭」にて販売予定です。数量限定となりますので、ぜひお早めにお買い求めください!