農業科情報

令和2年度産米稲刈り

投稿日時: 2020/10/19 yam-ma

 今年も無事に稲刈りが終了しました。秋雨前線の影響でぐずついた天候続き,時折強い雨が降る影響で一部の水田で倒伏が見られました。稲刈り適期を始めに迎えた品種は「つきあかり」です。名取市内でもいち早く収穫の時期を迎え,9月15日から稲刈りがスタートしました。コンバインを使用した稲刈りのため,長雨の影響による水田の表面がぬかるみが心配されましたが順調に作業が行われました。最後に収穫した品種が「つや姫」です。今年も10品種を無事に収穫できました。収量・食味とも良好です。

収穫が早い「つきあかり」
学校で栽培している品種で一番早く収穫できます。短稈で倒伏抵抗性が強い特徴をもっています。炊飯米の外観,うま味の評価に優れた極良食味です。日本穀物検定協会の食味官能試験では「コシヒカリ」より高く評価されている品種です。

収穫が遅い「つや姫」
山形県の試験場で生まれた品種ですが、宮城県でも奨励品種として登録されました。収穫は遅いため毎年10月上旬から中旬にかけて行います。やはり、見た目の艶とモチモチ食感は一度食べたらやみつきです。

コンバインでは 刈り取り→脱穀→籾の選別→グレンタンク(籾貯蔵)
稲わらについて,刈り取りと同時にカッターによって切断さ排出されます。
これらの行程を刈り取りと同時に行われる。
もみ満量→トラックもみコンテナへ移送→トラックで運搬され、乾燥機に投入されます。