投稿日時: 2023/04/22
yam-ma
農業科作物部門では10品種のお米を作っています。ひとめぼれ、ササニシキ、まなむすめ、東北194号、だて正夢、金のいぶき、みやこがねもち、つきあかり、つや姫、ミルキークィーンです。お米の味や食感はもちろん、茎の長さ、太さ、つぶの大きさ、成長のしやすさ、倒伏しやすさ、病気の耐性にいたるまで、品種が違えば全部異なります。
そこで、作物部門では毎年お米の標本を作り品種ごとの特性をしっかり見定めています。
収穫する前から調査株を事前に取って、しっかり乾燥させます。株を5本並べて、綺麗な標本を作るのです。
皆さんは4つの株の違いがわかりますか?
よく見ると、長さ、太さ、籾の量、籾の大きさが全然違います。これは同じ品種ですが、試験肥料4つを比較した物です。つまり、肥料だけでも成長は変わりますし、味も変化します。
生徒は肥料が違うことだけを教えて、どちらの株の方が良いかを自ら考えます。
一言も発することなく、必死に見る生徒の姿がとてもいいですね。