本校では毎年、10月から芋掘り遠足の受け入れを行っています。恒例行事となり、たくさんの幼稚園児に芋畑に来ていただいています。
3年生の選択科目「グリーンライフ」の授業では、農業体験を提供するという授業に取り組んでおり、昨年に引き続き本校生徒達が幼稚園児の芋掘りの先生役として参加しました。
生徒達は幼稚園児にケガをさせないように注意しながら、スコップで大事に芋掘りの手伝いを行っていました。
授業の一環ですので、「どのようにすれば楽しく芋掘り体験をしてもらえるのか。」「学んでいってほしいことは何か。」
「農業の魅力を伝えたい!」など事前に学んでから行いました。
子ども達も土の中から出てくるサツマイモに大喜びで興奮状態。生徒は「ここを掘って!」とせがまれたり「芋どこにあるの」と一緒に探したりと大忙し。元気な幼稚園児に圧倒されっぱなしでした。中には土で泥団子を作って遊んだり、土の中から出てくる虫と遊んだり、芋以外に興味を持つ子ども達もたくさんいました。自然の中での体験っていいですよね。
せっかく持参したスコップを土の中に埋もれさせてしまうハプニングもありましたが、無事芋掘り体験を終えました。
幼稚園児は、袋やかごにいっぱいの芋を持ち帰りました。生徒達もふかした芋を味見。甘くてとてもおいしかったです。
園児の皆さんはどうでしょうか。おいしく食べることができましたか?
さて、生徒の学習の成果はというと。
「子どもが苦手だったけど、園児が積極的に話しかけてくれて、最後には打ち解けることができました。子どもが好きになりました。」や「芋掘りを指導するはずだったけど、自分も芋掘りを楽しめました。」「子ども達に農業の楽しさを教えることができて良かったです。」「スコップで芋を掘るときに園児が手を出してきて危ない場面がありました。注意しなければなりません。」などの感想や反省が聞かれました。
農業体験を提供することの難しさややり甲斐などを学んでくれた他にも、想定外の大きな収穫がたくさんあったようです。
協力してくれた幼稚園の皆さんありがとうございました。
また来年お待ちしています。