生活科情報

「認知症サポーター養成講座」受講しました!!

投稿日時: 2023/01/18 hor-chi

 1月16日(月)3・4時間目,3年生活科「生活と福祉」の授業で,名取西地域包括支援センターと名取市保健所から3名の方に来ていただき,「認知症サポーター養成講座」を開講していただきました。

 毎年実施している本講座は,地域包括支援センターの方複数人に来ていただき,ロールプレイングをしていただいたり,グループで話し合ったりして実施しておりましたが,今年も,新型コロナウィルス感染防止に配慮し,講話を中心に行われました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 認知症の方々がどんなことを考えているのか話し合っているDVD「本人座談会」を視聴しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 隣の席同士でDVDを見た感想を話し合い,その後,感想を発表してもらいました。 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「認知症」について,スクリーンを使って分かりやすく教えていただきました。認知症にもいくつかの種類があり,脳の場所によってあらわれる認知症の症状が異なることを教わりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 かごやボウルを使い,認知症の方とそうでない方の脳の記憶量の違いについて実演している様子です。

認知症が進行していくと,物忘れがはげしくなり,記憶を保持することが困難になっていくことがわかりました。

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  講座修了時に,受講証明として認知症サポーターボランティアのシンボルグッズである「オレンジリング」をいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 オレンジリングにプリントされているのは「ロバ」です。

「ロバのように急がず,しかし一歩一歩着実に,認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」を目指して,オレンジリングには,ロバがプリントされているそうです。

 

<参加した生徒の感想>

〇認知症という症状については少し知っている部分があったけど,認知症の方の気持ちなどは,あまり考えたことがなかったので,すごくいい経験になった。もし,自分の知り合いや家族が認知症になったら,生活は大分変わると思うけれど,できるだけいつもどおりの生活をさせてあげたいと思った。

〇認知サポーター養成講座を受けて始めて認知症の方の話を聞きました。聞いたときは,自分の思っていたことと違って,とても驚きました。認知症のことを知らない人が言っていることで,偏見が多く生まれているのではないかと思いました。そして,その偏見によって,認知症の方が生活しにくい社会になってしまっているのかなと思いました。

〇認知症の方々が,生活しやすい社会にしていくには,多くの人たちに認知症のことを知ってもらう必要があると思った。理解が多くなることで,対応も早くできると思います。今回の講座で,私は,他人の問題と思わず身近な問題として,自分がどうすればよいかを考えて対応していこうと思いました。

〇認知症の方も活躍できる世の中をつくるために,症状を理解することが大切だと感じました。また,病気のことを言い出しやすい環境作りが大切だと思いました。実際に認知症の人がいたら,全てのことを手伝うのではなく,その方が何ができるのかを様子を見ながら,関わっていこうと思いました。

〇もし,仮に自分が認知症になったとしても,いつもどおりに接してもらったり,ゆっくり話しを聞いてあいづちを打ってもらったりするのでも,少しは気持ちが楽になって,症状の悪化などを遅らせることができるんじゃないかと思いました。