寄宿舎指導員のブログ

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自啓寮 義務入寮で感じたこと

 今回は、『義務入寮』へのみなさんの素直な気持ちを、

書いてくれた感想文をそのままに、ここに載せてみたいと思います。

一人に絞れず数人分を選んだので読むのが大変かもしれませんが、

言葉にした今の思いを、ぜひご一読いただけたらと思います。

 

「私は義務入寮を終えて成長したことがたくさんあります。まず、入寮する前はなんとなく自分の回りのことを自分でできていると思っていましたが、いざ寮生活を過ごすと、それはとても甘く理想とは全然違うことに気づきました。たとえば、時計を見ての行動や、あいさつ、整理整頓、清掃、洗濯を自分で行うことです。日常的に過ごす中、当たり前にされてあったことが、こんなにも大変なことに気づかされて義務入寮も悪くないなと思えました。
 次に、現在の社会でも私生活に欠かせないと話題であるスマートフォンの使用です。常に携帯をポケットや自分の近くに置いていた私でしたが、いざ置いておくとやはりスマホを探す動作があります。慣れるまで、一日半ほどかかり、改めて私は、ああ、スマホ中毒に近かったのか」と思いました。しかし、その生活にも慣れ学校でもあまりいじらず、友達と話す機会が増えたと感じています。私が一番この寮生活の中でいい思い出になっていることは、友達です。それは、ルームメイトだけではなく、義務寮生、通年生もです。通年生は優しく、時には正してくれてさすが先輩だなと思い、その規律ある生活はだいたい一人暮らしを始めてからわかることを高校生のうちにあたりまえのように行動できる、お手本となる人でした。本当に感謝してます。
 そして義務入寮のクラスメイトは、お風呂の順番や食事当番の声がけ、寮学習の知らせなど、様々な場面で自分のことだけでなく、他の私たちのことを気にかけながら、一緒に寮生活を過ごしました。一緒にご飯を食べた毎日や、勉強した日、お菓子を食べた日、さらには、きれいな月食の月をみんなで見たことなんかは、この寮生活だけでなく、私の高校生活でも良い思い出になったと思います。本当に楽しかったです。ルームメイトの○○は、この寮生活の中で一番一緒に生活した人で、とても充実した生活を送ることができた友達です。部屋に来て分からないことから、清掃、かぎ当番、学習時間まで、協力できたおかげで、私はこの寮生活を楽しく過ごせる土台になったんだと思いました。
 学習時間がとても印象的で、恋愛のことや学校、家族から習い事まですべて話した気がします。それは、とても面白く学習時間が終わっても話すくらいでした。こんな私とルームメイトになってくれて感謝しかないです。本当の最後に!寮の先生がた本当にありがとうございました。寮のごはんも健康的でおいしいごはんで、あいさつも学習時間も楽しかったです。この寮で学んだことを忘れずにこれからの生活に活かし続けたいと思いました。」

 

 

 「私は、この2週間という長くて短い時間を義務入寮で皆と生活し、一つ屋根の下で過ごすにあたり、たくさんのことを学ぶことや経験ができました。最初は「楽しみだけど少し嫌だな」と思っていたことが何度かありました。私は早起きが苦手なので6時頃に起きるということが不安でした。友達と協力し、少し早めに目覚ましを鳴らすことにし、予定通り起きることができました。やっぱり協力って大切だな~、とこのときにも感じました。普段からしない、慣れないことをすることで土日はずっしりと疲れがいつも以上にたまっていることが感じられました。ごはんを食べるときや、各自の分担の場所を先輩と掃除したりなど広い範囲で活動でき、分からないことなど素直に先輩に聞くなどその他にもコミュニケーションを取ることができました。また、学習(寮)でも、食事の時、食べ物への感謝、ルールや目標など当たり前だけど生き行く上で大切なことだったりすることを学ぶ事ができました。また、入学したばかり(半年以上一応たっているけれど)話したことがない先生方とも沢山お話ができてうれしかった。寮学習では(食堂)で友達に教えてもらったりとためになることが多くありテストに生かせるなと思いました。結果友達との友情、クラスメイトとの仲も深くでき、自分を成長させるとともに皆で成長できてよかったです。 」

 

 

「自分で身の回りの清掃、洗濯、食器洗いをしたり、時間が決められていてそれを守ったりなど、普段やらずにお母さんに任せていたものを自分でやるようになってすごく母はすごい人だと改めて思わせてくれる生活を送りました。寮の人たちは優しく、「今日のごはんおいしかった?」とか、裸足でスリッパを履いて歩いていると「寒くないの?」など話しかけてくれたりしてすごく楽しかったし、人とコミュニケーションをとるのは力がわいてくる、と思いました。学習Ⅰの時間も先生たちは面白く、しかも分かりやすく、勉強しているのに嫌にならず、普通に話を聞くこともメモをとることもできました。ルームメイトとこれから一緒に起きるのも、夜ちょっとだけ話をして寝るのも、もうないと思うとすごく家に帰って寂しくなると思います。
 私はこの寮に来て普通校では絶対に学べないことをたくさん学べた気がしますし、他では学べないこと、楽しい思い出をたくさんつくることができました。最初はちょっと嫌だなと思っていたけど、2日間過ごしてみたらすごく楽しくなりました。このような経験をさせていただき感謝です。」

 

 

「初日は、何で寮に入らないといけないのか分からなかったし、家に帰りたいって思うこともあったし、スマホ使えない生活が考えられなかったです。寮学習で宮農にはどうして寮に義務で入らないといけないのか理由を知ったり、友達と一日中一緒にいられる生活が楽しく感じられるようになってきてからは、スマホがいじれないことも、テレビも見れないことも、勉強時間が決められてあるのにも慣れてきていました。他の高校にいたら絶対に味わえない環境で、自分が2週間も頑張れたことが嬉しかったです。一週間目が終わったときの家に帰れたときはやっとだーと思ったし、家族といれる時間を大切にしたいなと更に思えることができました。家で洗濯もまわしたりするけど時々だったりで毎日するっていうことがまずなかったし、規則正しい朝昼晩のご飯を食べる生活はあまりなかったし、家とは全然違うような生活をした2週間でした。今も家に帰りたいなーと思うのは変わらないけど、2週間前の自分より楽しく過ごせているなと思います。もう、この経験はないし、もう終わってしまったけど、2週間お世話になって半分家のような寮が終わっちゃうなーと思いますが、2週間貴重な体験できたのは良かったです。」

 

 

「今回寮に入って、家と違って制限のある環境で生活して最初は朝礼に間に合わなかったり、時間通りに勉強やご飯に行くのが面倒くさかったりしたけれど、毎日生活していくにつれて、だんだん慣れていって今では苦もなく生活できています。1日の生活でやることを毎日同じ時間にすることで習慣がつき、「これをやらなきゃ」みたいなことがなく、心に苦がなく気持ちよく生活することができました。また、スマホのない環境での生活は最初は「絶対無理だ」と思っていたのですが、いざ寮に入ってみると意外と苦はなく友達と話したり、遊んだりしてとても楽しく、逆にスマホがなくて良かったなーとも思いました。今まで母親にやっていてもらったことを自分でやることが多く、寮での経験を活かし、家に帰ったら洗濯機を自分で回したり、自分の食器くらいは洗ったりしたいと思いました。」

 

2週間を終えたみなさんの表情は清々しく、何かを得ることができたように感じます。

義務入寮、もっと長い方が達成感も増すかな?(笑)

 

この先も、義務入寮のときのように、

素直な気持ちで多くを吸収していってください。

 

 

 

 

 

自啓寮 1年生の義務入寮

 1年生の農業・園芸科と生活科の生徒には義務入寮と呼ばれる寮生活体験があります。

今年度は1クラスを前半と後半に分けてそれぞれ2週間の義務入寮を行っています(食品化学科と農業機械科は

2泊3日の体験入寮)。

本校の義務入寮には50年余りの歴史があり、当初は1年生全員が1年間の寮生活を送っていたそうです。

その後さまざまな見直しや、新型コロナの影響もあって現在の形になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 義務入寮生へ生活のオリエンテーションをするのは通年入寮生です。

通年入寮生にとっても、ルールや決まりを再確認することも多いのでは。

 1年生の義務入寮前の気持ちはと言うと、「義務入寮なんて知らなかった」、「嫌で嫌で仕方なかった」、

「楽しみにしていた」などさまざまです。

 決められた日課や決まりに従い、みんなで同じ食事同じ時間を共有し、自分のことは自分でする生活。

それは窮屈な集団生活と思われるかもしれません。しかし2週間後には達成感と少しの寂しさ、そして家族への感謝と

自分の成長を実感している生徒がほとんどです。

 スマートフォンを通したコミュニケーションに慣れてしまった友達との交流ですが、

自啓寮には人と人が顔を合わせ、じっくり向き合う時間が流れています。

自啓寮 秋模様

2期考査終了日。

午後は思い思いに過ごします。

ようやくテストから解放されたことと、いいお天気が、外出を誘います。

 

3年生からは「就職の内定をもらった!」と喜びの報告をもらう今日この頃。

 

                気づけばもう10月になるのですね。

                空も秋模様です。

                

 

 

こちらは考査中の、自由時間。

 

「メリハリ」をつけて、

学習時間は黙々とテスト勉強に取り組んだ通年生。

 

 

 

 

 

こちらは朝の清掃タイム。

毎日、寮内の分担区をきれいにする通年生。

 

寮だからこその日課ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男女とも、トイレのスリッパが気持ちよく

きれいに並べてありました。

 

次の人が、気持ちがいいように。

寮生活では、毎日の生活の中で多くの学びがあるな、と思います。

ちいさな気遣いの大切さ。お互い様、の精神。

               私も寮生にいつもあたたかいものをもらえています。

                

 

自啓寮 夏の寮生活

 夏休みが明け,自啓寮では8月24日より寮生活がスタートしました。

今回は初日から体験入寮,義務入寮と続いており,夏休みモードから一気に寮モードに転換しています。

皆さんはどんな夏を過ごしましたか?自啓寮での夏はこのような感じでした。


夏といえば筋トレ!

夏といえば草むしり!

 

 夏といえばとうもろこし!寮前の花壇で育てました。 

自啓寮での夏はまだ終わりません、これから夏期研修が始まります。

自啓寮 寮祭

自啓寮の寮祭が、7月20日に行われました。

 

寮祭を盛り上げよう、みんなで楽しい時間を過ごそうと、それぞれの力が集結。

 

 



ビンゴ大会、演芸、

真っ暗な校内での肝試し、花火。

 

夕食はピザや焼き鳥、焼き肉、サラダやフルーツ、

メロンソーダ、ケーキなどなど盛りだくさんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

花火とかき氷。

 

よし、暑い夏を満喫!

夏休み明けからも、また頑張っていこう!